たった一言の気づき

先日、お客様と喫茶店で打ち合わせをしていた時のこと、お会計の時に店員さんから一言、「ご苦労様でした」と言われました。

「ありがとうございました」ではなく「ご苦労様でした」と。その方は私が打ち合わせをしている姿を見ていたので、その言葉を選んだのです。

向こうからすれば、私は沢山のお客の1人に過ぎませんが、きっとあの店員さんは一人一人のお客さんに適切な言葉をかけるのでしょう。

たった一言の違いで、受け手に与える印象は大きく違います。きっと私は近くに寄ったら、またこの喫茶店に入るでしょう。

この行動の違いは何か。

それは「自分の目的(=ビジョン)が明確か」という違いだと思います。なりたいものが明確であれば、「どうすればそうなれるか」を逆算して考えていきますので、自分の役割を把握し、どう行動すべきか理解できるのです。

ファミリーレストランやコンビニに入って言われる「いらっしゃいませ」という言葉も、マニュアルに書かれていたからやっているのと、なぜ自分が「いらっしゃいませ」と言うのか、という役割を分かっているのとでは大分違う気がします。

皆さんも、やたらと感じが良く、いつも笑顔の店員さんにどこかで遭遇したことがあると思います。その店員さんはその日たまたま気分が良いから元気なのではなく、自分の役割が何かを知っているのでそれを実践しているのだと私は思います。

自分の想いを相手に伝えることは大変難しいことです。相手がどう思っているかレスポンスを返してくれることの方が珍しいくらいです。

しかし、伝えるための行動は決して難しいことではなく、日々のたった一言を変えるだけでも伝わることがあるのです。

どうすれば伝わるか、思考を重ねて行動し続けることがプロ意識であり、伝えられてこそプロフェッショナルだと認知してもらえる、そういうものだと思います。

偉そうなことを書いている私自身、全然出来ていませんが、こうした気づきを感じた時に記事を残して未来の自分が迷った時の戒めにしていければと思います。


考え方が変われば行動が変わる。

行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。

人格が変われば人生が変わる。


Qwintet life
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