こんにちは!正二角形の三浦輝です。
この記事では、こないだの金曜日(3/6)に投稿した、「【No.35】漢文の問題」の解説をしたいと思います。
まだ解いていない人は、一度考えてみてから、解説を読んでくださると幸いです。
それでは、解説を始めていきたいと思います。
この問題では、AグループとBグループがそれぞれ何を意味しているかを見極められるかが重要になってきます。
まず、Aグループですが、これは、「仮定形」を作り出すグループです。それぞれの読み方と意味は以下の通りです。
漢字 | 読み(カタカナは送り仮名) | 意味 |
若、誠 | もシ~バ | もし~ならば |
苟 | いやしクモ~(ト)モ いやしクモ~バ | もし~としても もし~ならば |
縦 | たとイ~(ト)モ | たとえ~としても もし~としても |
雖 | ~トいへドモ | ~であるとしても ~であるけれども |
微 | ~なカリセバ…セン | もし~がなかったなら…だろう |
次に、Bグループですが、これらは、「限定」の句法を作り出すグループです。それぞれの読み方と意味は次の通りです。
漢字 | 読み(カタカナは送り仮名) | 意味 |
惟、特 | たダ~(ノミ) | ただ~だけだ |
纔 | わづカニ~ノミ | ただ~だけ(だ) |
爾、而已矣 | のみ | ただ~だけだ |
なかなか覚えるのは大変ですが、受験生必修の単語ですね。ぜひ覚えましょう!
ここで、問題となっている
「設」
ですが、これが「仮定形」か「限定」かがわかればよいですね。
言ってしまうと、これは、「仮定形」を作り出します。
読み方は、「もし」、つまり、若や誠と同じ用法で使われます。
また、「設令」と書いて「たとひ」と読み、縦と同じ使われ方をすることもあります。
ということで、答えは
A
でした。
この記事の内容は以上です。読んでくださりありがとうございました!
三浦