こんにちは! 正二角形の三浦輝です。
この記事では、先週月曜(1/6)に投稿した
【No.18】古典
の問題を解説していきたいと思います!問題はこちら↓↓↓
それでは、解説を始めたいと思います。
[解説]
まず、左側の 「徒」、「貴」、「忠実」 の3つは、それぞれ形容動詞の語幹を表しています。読み方が少し難しいのですが、それぞれに「なり」をくっつけてみます。
こんな感じです。
よって、
①=「あ」
③=「め」
であることが分かります。
ここで皆さん。古典の形容動詞の活用はしっかり覚えていますでしょうか。
出典:百人一首で始める古文書講座【歌舞伎好きが変体仮名を解読する】、古文の形容動詞の活用の基本、https://honda-n2.com/kobun-keiyoudoushi 、2020.1.13
上図を確認してください。
今回の問題では、形容動詞が動詞「成る」に接続しています。ということは、使用するべき活用形は「連用形」になります。
ナリ活用形容動詞の連用形は、「なり」「に」の2つがありますが、使い分けは
形容動詞の後ろに助動詞 → 「なり」
それ以外 → 「に」
です。
今回の場合、動詞「なる」が接続しているので、「に」に活用するのが適切ですね。
あてはめると、
徒なり + 成るなり = 徒「に」 + 成るなり
貴 + 成るなり = 貴「に」 + 成るなり
忠実 + 成るなり = 忠実「に」 + 成るなり
よって②にはいるのは、「に」です!
最終的な答えはこうなります。
答えは
「あにめ」
でした!
答えまでたどり着けたでしょうか…?
正二角形では毎週月曜日と金曜日に問題を、解説を問題投稿から一週間後に投稿しています。
ぜひ、他の問題もチェックしてみてください!
閲覧ありがとうございました!