カンボジア体験

2019年の夏、私は初めての海外、カンボジアで一軒の家を建てました。

今回はそこで経験したことを書こうと思います。


偶然とあるイベントで知り合った人に海外建築ボランティアの運営をしている話を聞きました。海外で家を建てるために全国から人が集まり、夏の2週間最高に充実した時間を過ごせるという話を聞いた私は次の日に参加確定のお金を振り込んでいました。


カンボジアでの2週間は話に聞いていた以上に充実していて、見たことのない景色を見せてくれました。

なぜ大学生が約25万のも大金を払ってまで海外で家を建てるのか、本当の支援とは何か、ボランティアの意義など多くのことを考えました。

初の海外だったため、街の光景も私にとっては驚きだらけで、生活・文化の違いを学ぶこともできました。

そんな中でも特に印象に残っている出来事があります。

うまくまとめる自信はないですが、読んでもらえると嬉しいです。


ボランティアといっても家を建てる期間は2週間の中でもたった5日間しかありません。その5日間で、現地のワーカーさん(大工さん)と一緒に作業するのですが、私たちは初心者なので、釘打ちや色ぬりなど誰にでもできるような作業をします。5日間の中で、私たちが建てた家に住む家族とも交流する機会があり、子供と折り紙をしたりもしました。

5日間は私にとって子供達と遊んだりする楽しい時間だけだったわけではなく、悩み、苦しい時間もありました。5日目にしてやっと家が完成し、そこで建て終えたことをお祝いするパーティーで、リボンカットをする家族の姿を見て、私が5日間やってきたことは意味があったのだと、カンボジアの貧困は全く解決していないけれど、家のない人が多くいる中の一家族に一軒の家を建てることができたのだと思うと涙が止まりませんでした。私たちが一生懸命建てた家に住んでもらえる喜び、家族がこれから安全に住める場所ができたのだと思うと嬉しさは人生で一番大きなものでした。


この経験は一生の宝物だと胸を張っていえます。

今年も全国の大学生と海外に家を建てたいと心から思い、活動しています。


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