STUDY FOR TWOにおける「成長」

「成長」 :育って大きくなること。育って成熟すること。 ー広辞苑
成長という言葉は、辞書的な意味と、日常生活での意味が異なる。異なる、というよりも定義が「追加される」に近い。

STUDY FOR TWOの中でも、成長という言葉は多くの場面で使われる。ここでは、STUDY FOR TWOにおける「成長」という言葉に注目したい。
STUDY FOR TWOが提供できる2種類の成長
大きく分けて2種類ある。ひとつは「技術的な成長」、もうひとつは「精神的な成長」である。

技術的な成長とは、能力の向上を意味する。活動する上で必要な能力、自分が欲しいと思う能力が身に着くということである。毎週のミーティングを円滑に進めるための対人能力、人を動かすためのマネジメント能力、ファシリテーション能力、営業力、広報力、PCやソフトを使いこなす能力も含まれるかもしれない。

精神的な成長とは、行動に意味を見出せるようになることを指す。普段の自分の行動が何に繋がるのか、誰のためになるのか、それにより、自分や周りのメンバー、団体、ひいては社会全体にどのようなインパクトを残せるか、自覚できるようになることが精神的な成長である。

技術的な成長は、どうやってなりたい自分を実現するか。
精神的な成長は、なぜその自分になりたいか。

それぞれを明確にできるようになること。それがSTUDY FOR TWOが提供できる成長だと思う。
メンバーの成長と団体の成長
STUDY FOR TWOという団体は、設立から13年間存続し、成果をあげ続け、多くのメンバーを惹きつけてきた。

それはなぜか?なぜこの団体はここまで成長を続けてきたのだろうか。
その答えは、「精神的な成長を問い続けることで、技術的な成長を促してきた」からだ。

SFTの事業は、ボランティアで行われている。 僕たちは、大学生に教科書を寄付していただき、それを半額以下で再販し、その利益を寄付している。ただ、ボランティアでありながらも、事業に求められる思考は、論理的思考、ゴール思考などビジネス的なものが多くなる。

ボランティアを、なぜやるのか?その目的をどう達成するのか?
目的である「Why」を問い続けることで、思考法・手段である「How」を洗練してきたからこそ、メンバーと団体が成長を続けてきた。
これからもメンバーと団体が成長を続けるために
これまでのSTUDY FOR TWOは、3000人以上のメンバーにより、成長を続けてきた。これからのメンバー、団体の成長に必要なことは「自らの総力を発揮する決心を持つこと」だと思う。固い表現ではあるけど、要するに自分のできることを探してやる、ってことが必要だと思う。

できることを探して実際にそれをやるためにはまず、その行動に対する誇りと自信が必要になる。

誇りや自信を持つために必要なこと。それは、個人に任される作業が、自分や団体、社会全体にどれだけの影響を与えることができるか想像し続けることだ。

「人」を理由に活動に臨むメンバーで絶えなかったからこそ、いまのSTUDY FOR TWOがある。周囲のメンバーのために活動すること。それを活動への自信や誇りにつなげ、総力を発揮する覚悟をもち、精神的な成長と技術的な成長を追い求める。

そんな文化をこの団体に残し続けたい。

関連記事