情けは人の為ならず : 情けを人にかけておけば、めぐりめぐって自分によい報いが来ること。ボランティア団体で活動する以上、何かしらの形で、人のためになりたい、と考えるメンバーが多数いる。
逆に、他者へ貢献を実感できないと、ボランティア活動は続けられない。
団体内での活動は、必ず誰かのためになっているはずである。それを実感するために、必要なこととはなんなのだろうか?
やりたいことをやればいい←に対して
メンバーの皆さんに対して、活動の中でやりたいことってあったりする?、楽しいと思うことってなにがある?、という声をかけることがある。かつて先輩がこんなことを言っていた。
「『やりたいことをやってほしい』という言葉を通じて伝えたいことと、実際にみんなが受け取っていることにギャップがある」
学生なんだから、やりたいことをやってほしい。
ボランティアなんだから、やりたくないことはやらなくていい。
これらの言葉に潜む、ちょっとした「違和感」のようなものはどこからきているのだろうか。
なにをやりたいかより「誰のためになりたいか」
なにをやりたいかを考えたときに思い浮かぶものは、大抵、手段である。その先に到達したい理想があって、その達成のためにやりたいことが思い浮かぶ。何事も、手段から考えるとうまくいかない。その手段が理想の達成につながるというのは、希望的観測でしかない。(とりあえず行動してみることも大切ではあるが)
表題にもあるが、「誰のためになりたいか」を考えることができれば、その思い浮かぶ人が目的となり、その達成のためにやることがやりたいこと、という流れが出来上がる。
誰かのために自分ができることがある。
自分の活動は誰かのためになっている。
なにをやりたいかという問いを、誰のためになりたいかという問いに置き換えることで、自分ができること、達成したい未来が少し、明確になる。
感謝が人を動かす
STUDY FOR TWOには、誰のためになりたいか、の「誰」がたくさんいる。それはともに活動するメンバーかもしれないし、自支部の大学生かもしれないし、途上国の子どもたちかもしれない。
自分が、誰かのために活動できることに感謝し、想いを行動に移し続ける。
自分のためにしたことが、誰かのためになっている。
誰かのためにしたことが、自分のためになっている。
それがSTUDY FOR TWOの活動が残す、軌跡である。
※内部向け
こちらの資料とこちらの資料を参考にしました。
ぜひご覧ください。