こんにちは。
WiZの増田です。
今回の記事は、
コロナにおける社会全体のテンションの低下、
通称”コロナ鬱”に対抗するためのハビタットの企画がきっかけで、
僕は、このサイトで、
主な活動のGVについて書いていこうと思います。
【ハビタットの企画とは?】
全国のハビタットの学生支部が、毎日交代でSNSにハビタットの活動について投稿するという企画です。
インスタグラム・ツイッター・フェイスブックで
#ハビ前線
#HabitatYLB
#MyBuilDiary
で調べてみてください。おもしろい投稿があるかもしれません。
GVとは簡単に言うと、
海外建築ボランティアです。
僕たちは、東南アジアの貧困地域に家を建てに行きます。
詳しくはHP→ https://habitatjp.org/join/gv
タイトルに書いている通り、
僕はGVに総額約70万使いました。(笑)
派遣に参加した回数で言うと3回です。(インドネシア・カンボジア2回)
一つずつ振り返ると膨大な量になるし、GVの概要や魅力を書くと少し説明チックになってしまうので、
僕個人の感想にフォーカスして書いてていきます。
一番、自分のなかで大きな存在が3回目のGV、二度目のカンボジアに行った時のことです。
現状、最後に行ったGVになります。
そして僕が自分を変えようと思えたきっかけになりました。
当時つけていた日記を参考にしながら書いていきます。(ほぼ原文のままです)
ひどい文章ですが、よかったら読んでみてください。
(最後の日の日記から)
GVが終わって、自分が人間として貧しいことを痛感してしまった。
2週間、本当に充実していた。
家を建てる作業は、いろいろなことをさせてもらって、新鮮な経験で、すごく集中できたし、
音楽をスピーカーでかけながらノリノリで作業して、楽しくて一日が一瞬で終わっていった。
毎日完成に近づいていく家を見るのは嬉しかった。
完成した時は、なんとも複雑な気持ちだったけど、これから住む家族が僕たちにありがとうって言ってくれたり笑いかけてくれたり、幸せな気持ちになった。
誰かのためにってすごく素敵なことだなって思った。
ワークをしながら、現地の大工さんや、近所の人や、僕たちが支援する家族の人と、
言葉はつうじないけど、なんとか一生懸命コミュニケーションをとろうとして、
何言ってるかわかんないけど、とあえずジェスチャーと表情だけで会話して、
毎日少しずつ仲良くなって。
なんであんなに仲良くなることが嬉しかったんだろう。
今日は目を見て笑ってくれたって、片思いの乙女みたいに心から喜んだ。
他にもマーケットのお店で出会った女性と、つたない英語で立ち話を長時間していて、
世間話から始まって何しに来たのかとか、日本に行ったことがあるみたいな話から、
お互いの人生についてや、夢についてまで話が盛り上がって、
最後には冗談交じりではあるけどプロポーズまでされた。
別れ際は、涙をながしたし、またいつか会おうねって約束もした。
普段からこういうことをするタイプの人間じゃないから、本当にこういう繋がりが自分にできて嬉しかった。
けどこういう経験が出来て、いろいろ感じれたのは、カンボジアっていう環境と、
Habitatが用意してくれたプログラムのおかげ。
経験を与えられているだけだと思った。
家を建てる作業は、夢中になることの大切さを一番強く感じた。
集中して作業して、新しい経験が楽しくて、一瞬で日が沈んでいった。
けど、こんなにも楽しくて集中して一日を終わることが、カンボジアよりはるかに恵まれている日本で、できないのはなんでだろうか。
日本で、毎日をなんとなく生きている自分がすごく情けない。
人との交流だってそうだ。
日本でもたくさんの知らない人と日々話したり、仲良くなったりしているけど、嬉しいとか、あんまり感じない。
そんなに特別だと思ってない証拠だと思う。
言葉の壁がないと、人との交流にたいして嬉しさとか喜びとか感じられない自分は、きっと、寂しい人なんだろう。
カンボジアで自分の心の貧しさをずっと感じていた。
毎日が本当に充実していたからこそ感じていたんだと思う。
日本に帰っても、毎日が楽しくて一瞬で終わってしまうような人生にしたい。
いい思い出だけで終わらせてはいけない。これからが本当の勝負だと思う。
人生で一番いい2週間でした。
以上が最終日の日記になります
70万かけて分かったことは、すごく単純な事でした。
大切なのは何かを感じたり、思ったりした後に、行動すること。
3回目じゃなくても、なんならGVじゃなくても気付けるようなことだと
僕は思いました。
計6週間(準備などと合わせると合計9カ月くらい?)と、約70万かけてようやく分かりました。
情けないです。
GVはたしかに素敵な活動だと思います。僕は好きです。
GVを通して、
自分の頭で考えたり、
自分の目で見て、
自分の耳で聞いて、
自分の身体で行動して、
色々なことを経験すると思います。
しかし、帰ってきてから何かを変えなければ、
きっと、あなたの人生にとって、
意味のあるものにはならないような気がします。
GVという活動が、世界で苦しんでいる誰かを豊かにし、
参加する人の人生がさらに豊かなになるような活動になれば
もっと素敵だなと思います。
それでは。