こんにちは。今日は、私が一番関心を持っているジェンダー問題についてお話させていただきたいと思います。
私がジェンダー問題について関心を持ったのは、「13歳で結婚。14歳で出産。恋は、まだ知らない。」というキャッチコピーを見た時です。このコピーを考案し、多くの人に「早すぎる結婚」の事実を伝えたのはこやま淳子さんという方です。実際、こやまさんはネパールのある一人の少女からインスピレーションを得て作ったそうです。
実際、途上国では、こういった望まない結婚、早すぎる結婚をさせらている幼い少女がたくさんいます。私たちが支援しているラオスでも様々なジェンダー問題が起こっています。特にラオスの北部では男の子を優遇する風潮が今でも根強く残っています。具体例をあげると、男子生徒が女子生徒の胸を触るや男子生徒が携帯電話で女子生徒のスカートの中を撮影するなどといったことが日常的に起こっています。
こういったことは現在の日本では考えられないことだと思います。ですが、同じ地球の別の国では実際に起こっていることです。私は、こういった問題の中でもやはり、先ほども述べた「早すぎる結婚」の問題は一刻も早くなくなってほしいと思います。私たちにとっては、自由恋愛が当たり前です。突然言い渡され結婚、なんの前触れもなく告げられる結婚、幼い少女がこういったことを体験するのは私たちの想像を遥かに超えて不安で心配でとても怖いことです。そういった少女が少しでも減り、安心して暮らせる日が世界中の多くの少女に訪れてほしいと思います。