アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)

こんにちは。明日から8月ということで、本格的に夏が始まりますね。今回は近年、世界的に注目されている、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)について記事を書こうと思います。

アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)とは自分自身が気づかずに持つ偏った見方・考え方のことです。近年の目まぐるしい脳科学の進展により、人間はみな気づかないうちに偏見を持っていることがわかってきました。

偏見自体は悪くないのですが十分な根拠がないため、正しくないことが多々あります。そのため、偏見はさまざま場面での意思決定にゆがみを与え、誤った判断に導いてしまうのです。アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)の例として、

  • 「シニアは頭が固い」

  • 「男性は理系が得意」

  • 「最近の若者は根性がない」

  • 「女性は管理職に向いていない」

  • 「長時間労働する人は仕事熱心だ」

  • 「短時間社員は仕事より家庭が大切」

などがあります。このように文章で見てみると偏見だとわかりますが、なかなか自分の隠れた偏見というものは気づかないものです。では、どのようにすれば、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)の影響を抑えることができるのでしょうか。

 まず、人間はみな偏見を持っていることを理解すること。

そして、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)が、様々な場面で意思決定や評価にゆがみを与えていることを常に意識することが大事になってきます。

 ここで、私の好きなドキュメンタリーをご紹介したいと思います。The School That Tried to End Racism(2019、イギリス)です。無意識の偏見について考えを深めることができ、人種差別の実態も把握できるとても良い作品です。

 NHK ドキュランドより、あらすじについて引用します。「『自分は差別主義者ではない』と胸を張る生徒たちが3週間の実験的授業で『無意識の偏見』に気づいていく。多様な人種の生徒が通うロンドン南部の中学校が舞台。白人とそれ以外の生徒に分けられ不満を口にする生徒たち。しかしさまざまな授業を経て社会の中にある不条理やそれに直面するクラスメートがいることに気づいていく。」

 このような授業がここ日本でも行われることを切に願っています。無意識の偏見について理解を深め、よりよい社会を築いていきましょう!

 最後までお読みいただきありがとうございました。

 参考文献

https://worklifebalance.co.jp/diversity/about-unconscious-bias/


https://www.nhk.jp/p/docland/ts/KZGVPVRXZN/episode/te/387W28JZZL/

作成: 50cm.メンバー


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