わたしたちの暮らしをつくるもの

私たちの暮らしを形づくるたくさんのもの。

食べ物。服。化粧品。薬。電気。ガス。

あ、マスクも。


彼らは、長い旅路を経て、私たちの元にやってくる。


私が今勉強しているのは、その長い旅路の一部分。

“化学工学”という分野だ。


簡単に言うと、「どうすればものをコストやエネルギーの観点から、効率良く作れるか?」という学問だ。

フラスコを振って全く新しい物質を作ったりはしないけれど、そうしてできたものを大量生産するのが私たちの仕事だ。




4回前期にやったことは、“1つの工場を設計すること”。

2人ペアで1つテーマを決めて、設計をする。

私たちは、発泡スチロールの一個手前の物質を生産する工場を設計した。

その工場の装置を作るとき、1本の大きい土管だったのを細いのを1000本に変えると、コストが下がったりする。ちょっとしたことで、1000万円コストが変わったりするのだ。

そんなことを1000回くらい繰り返し、1年に10億円儲けられる工場ができた。10億円くれ。


ちょっとした工夫が反映されるのが結構面白くて、勉強モチベが上がった。

今までは勉強していても机の上で「こんなん何に使うんや意味わからん」やったのが、今勉強すると「まあ、あそこ作るために要るな」となる。


そして今は研究室にいるので、色んな研究をしている人がいる。

例えば、光を使って物の乾燥度合いを調べる技術の開発。

今でも乾燥度合いというのは一回止めないと分からないらしい。

しかし、それを光でリアルタイムで測ることができれば、1番美味しいドライマンゴーをより作りやすくなる!!


こういうたくさんの人手を経て作られたものが、私たちのもとにやってくる。

食べ物。服。化粧品。薬。電気。ガス。マスク。

そのたくさんの人の中に友達誰かのお父さんくらいは含まれてそう。

そう考えるとちょっと愛着が湧く。





読んでくださってありがとうございました☺︎

明日もいい日になりますように!



“ワクワクで、出逢うみんなをhappyに。”

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