大学の学費高くね❓

馳浩さんとのトークセッションに参加して。


冒頭

昨年は、ほとんど大学に行けなかった。
会ったことのない教授が出してくる
課題を提出するため、
無機質なパソコンに向かい続けた。

つまらない日常をなんとか耐えられたのは、
「来年こそはキャンパスに通えるだろう」という
淡い期待があったからだ。

そして現在。
私の大学は、学生に感染症流行以前の日常を提供しようと
ハイブリッド型の講義を選択してくれている。
隔週に一度の対面授業。
友人と一緒に受ける講義は、やはり楽しい。
心なしか、教壇に上がる教授の声にも
力強さを感じる。

今日は7月4日。
もうすぐ前期の講義も終わる。
4か月間のハイブリッド型講義を受けて感じたことがある。


大学の学費高くね?

オンライン授業が始まった昨年から、
各方面で疑問視されてきた大学の学費問題。
一時は、学生による抗議運動も起こっていたが
今となっては音沙汰ない。

オンライン授業になっても、大学の維持費は変わらない。
だからこそ学費を返還、もしくは減額することが難しいのは
分かる。
しかし、
大学側からのサービスが低下しているのに
満額の学費を払う理由は
分からない。

このような疑問を持っていた時に、
こんなイベントにご招待いただいた。

https://pando.life/hase-hiroshi

衆議院議員 馳浩 日本の若者に明日への希望をもたらす取り組み

衆議院議員 はせ浩と大学生のオンライン・トークセッションを開催します。オンライン・トークセッションでは、コロナの影響により激変する学生生活での悩みや不安、そして、将来のキャリア形成などを意見交換する場として実施いたします。

自民党 馳浩議員とのトークイベント。
「Withコロナにおけるこれからの日本の大学教育は、どのように変化するのか?」
馳議員は、2015年に文部科学大臣、2017年には教育再生実行本部長に就任されている。
まさに、日本の教育の当事者である。

現在の大学教育に疑問を抱える私にとっては、
最高の機会であった。
すぐさま参加を志望し、期待を膨らませながら当日を迎えた。


6月30日18:00~ 参加レポート
いよいよ馳さんと、Zoom上で対面。

司会のPando手島さんが、進行を始めようとすると
進行を無視し、馳さんからたくさんの質問が飛びました。笑
「大学では何を学んだの?」
「なんでクインテットに入社したの?」
「また転職は考えていないの?」などなど。

一体何個の質問が出たでしょう。
そしてこの瞬間、参加学生に緊張が走りました。

「馳さん、やばい」

学生が質問し、馳さんが答える。一門一答形式のイベントだと推測していた私は、逆に質問されることなど想定しておりませんでした。
そしてやはり、怒涛の質問の矛先は
私たち学生へと移りました。

馳さんの質問の内容は、参加学生の興味関心ごとから
パートナーの有無まで多岐にわたりました。
振り返れば馳さんは、参加学生と本質的な対話をするため、
参加学生の普段の様子を引き出そうとしていたように感じます。

5番目ごろに、私の名前が呼ばれました。
馳さんの第一声は、
「男前じゃないか! モテるだろ!」

私はこの瞬間、馳さんを好きになりました。
「よく言われます」と答えると、
「いつか後ろから刺されるぞ」とグサリ。

これからは謙虚に生きようと心に決め、
用意した質問をぶつけてみました。

質問はもちろん、
「大学の学費は高すぎるのではないか?」
以下、この質問に対する馳さんの回答の要約です。

「高い。高等教育を受けたいものが受けられるよう、政府としても援助が必要である。具体的な施策として、日本型Hecsや奨学金制度の見直しを図っていく。」

「また、1992年では日本の大学の総数は384校だった。それが2018年には777校まで増えた。政府の出せる大学への補助金にも限りがある。必要に応じて、定員割れを起こしている大学などから淘汰し、大学の総数を減らしていくことも必要である。」


馳さんの答弁を聞いて

馳さんの答弁を聞いて感じたのは、
これからの高等教育の行方は、良くも悪くも私たち次第」
ということだ。

感染症の影響で、大学をはじめ高等教育の在り方が問われている。
高等教育は、もっと専門的であるべきだという意見もある。
オンラインが主流になったことで、高等教育の専門化はますます進んでいくだろう。

私たちは、その変革の過渡期に、大学生として生きている。
当事者にこそ、見える問題があるはずだ。
だからこそ、もっと若者は声を上げるべきだ。
「見えない問題」は問題として扱われない。
声を上げて、形にしてやっと「問題」になっていく。

その問題を解決していくのが「議員」の役目だ。
私たちの声が、馳さんのような行動力のある「議員」に届き、
誰もが住みよい日本社会へと近づいていくことを願っている。

今回のイベントは、声を挙げる重要性を再認識する機会となった。



「言うは易く行うは難し」

口だけで終わらぬよう、
まずは、東京都議会選挙へ一票を投じよう。

      2021年7月4日1時37分

手島智美
2021.07.05

永澤さん
素晴らしい記事投稿ありがとうございます。
臨場感溢れる文章に感心しました!馳さんの歯に衣着せぬ言葉はストレートに心に響きましたね!
私たち自身が当事者意識を持ち、声を上げることが重要ですね。違和感に感じたことを流さない。誰かがやってくれるだろうと責任転嫁しない。そういう人間性を私自身養っていこうと永澤さんの記事を読んで再決意しました!

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