フィリピンで垣間見た、「幸せの形」

Epoch代表の川端航平です。

先日2月10日〜21日までフィリピンのスアル地方にあるパギワン村というところでワークボランティアに参加してきました。
コロナウイルスによる日本人の敷地外への外出禁止、現地の村訪問中止等キャンプ自体の成立が危ぶまれた歴史に残る119期でしたが、僕自身にとってはかけがえのない物を得ることができた最高のキャンプでした。

この経験は僕の今後の活動方針や人生に対する価値観に大きな影響を与えてくれたものであり、まさに“学生時代のやりたい事”に繋がる原点とも言えるものです。

最後まで読む人は少ないと思うので最初に結論を書きますが、
残りの人生でもっともっと世界の国々を見て回り、目には見えない価値に触れたいと思いました。

そう、「人々の生き生きとした姿」です。

では人々の生き生きとした姿とはどんなものか、この3部にわたる記事の中で書いていこうと思います。


と、その前に1人の旅行好きな男としてこれだけは言わせてください。

「日本人のパスポート取得率は23%と先進国の中でも低い数値で、これは非常にもったいないということ」

いきなりフィリピンの話から逸れて申し訳ないのですが、僕自身の経験を先に語ります。

僕は大学に入り身の周りの限られた世界から、外の世界にも目を向けるようになりました。

まだ1年も経っていませんが、それでも多く刺激をもらうことができました。

少しでも今の生活に物足りなさを感じている人は特に途上国と言われるところに旅をしてみてはどうでしょうか?

ガヤガヤとした騒がしい街並みの中で、普段の日常生活では知り得ないことを見聞きする良い機会に恵まれると思います。
そして、その未知の体験はあなたの人生を変える原体験になり得るものです。


そろそろ本題に戻りますね(笑)

僕は12日間のフィリピンでのワークキャンプを通して一つの「幸せの形」を知ることができました。
それは日本で普段通り生活をしているだけでは決して気づくことのできなかったものだと思います。

朝はニワトリの鳴き声で起き、みんなで協力し何も無かった所に道を作る感動を共有し、おやつの時間を楽しみ、夕方のバスケ、夜のディナー、セミナー、そして就寝。
他に考えることは何もない。これがどれだけ精神的に良いものなのか。こんなところにいたら就活、学歴やガクチカの話は心底どうでもよく感じられました(笑)

この平穏の極みとも言えるような穏やかな時間は日本で日々何かタスクを抱えている僕にとって信じられなく居心地の良いものでした。

ワーク内容は主に地面にセメントを敷いて道を整備することと、児童養護施設で生活する子供達との触れ合いです。

作業工程において重機は一切使わず、地面を掘削するところから全て手作業でやるワークは体験したことのない重労働で、日々疲労が体に蓄積されていくのを感じながらも、不思議と毎日が楽しく充実していたんです。


理由は考えるまでもなく分かりました

−One team−

40kgのセメントを担いで山道を歩いている時のキャンパーからの「がんばってー!」という暖かい声援、皆でバケツリレーをする時のコールが生む一体感。食事の準備で一緒に皿や机を並べる時に交わされる「ありがとうという言葉。

あらゆる所作に互いに協力しあい、感謝するというプロセスがあったんです

当たり前のようで日本では気付けなかったこのプロセスこそ生きていくうえで最も大切で、僕自身が探し求めていた幸せの形であり、そこに人々の生き生きとした姿があると気付かされました。
(第二部「生」を間近に感じる場所でしかできない思考へ続く)

「生」を間近に感じる場所でしかできない思考

川端 航平
学生団体Epoch

ここまでお読みいただきありがとうございました。

学生団体Epoch 川端航平