「生」を間近に感じる場所でしかできない思考

Epoch代表の川端航平です。

本稿は三部で構成されるフィリピン回顧録の第二部となりますので、第一部をまだお読みになっていない方は先にこちらをどうぞ
(第1部)フィリピンで垣間見た、「幸せの形」

フィリピンで垣間見た、「幸せの形」

川端 航平
学生団体Epoch

第一部では、日本では気付くことのできなかった幸せの形人々の生き生きとした姿について触れましたが、第二部では「」をテーマに書いていこうと思います。

スアルにある村まで首都マニラから車で約6時間。途中いわゆるスラムやダンプサイトと呼ばれるようなところも目にします。

写真でしか見たことのなかったこれらの景色を実際目にしたとき、「怖い」という感情がまず自分の中に入ってきました。

これって小さなことの様に思えますが自分の中では大きな衝撃でした。日本にいるときそんな風に感じたことが無かったからです。

明日消えゆくかもしれない命というのを間近に感じたとき人は「怖い」という感情を持つものなのでしょうか。

何が言いたいかというと、フィリピンでは「生」というものを間近に感じるのです。

今回のキャンプでは、夜に現地キャンパー(共にワークボランティアに参加しているフィリピン人)と共に「命」について考えるセミナーの時間がありました。

そこでは、
「もし自分がスラム街の子供だったら何を与えてほしい?」
「30日後死ぬと分かったら自分はどう過ごす?」
などについて、深く考えました。

さて、一つ目の質問今この記事を読んでいるあなたはどう答えますか?
ぜひ一緒に考えてみてください。

僕が日本でスマホを見ながらこの問いを見たら「教育を与えてほしい」とか意識高そうな返事をするでしょうね。
けれど、フィリピンという「生」を間近に感じる場所では「食べ物、お金」これ意外出てきませんでした。

“一人ひとり当事者意識を持って~”なんてよく言いますが当事者意識を持つということは実はすごく難しいことなんだなと気付かされました。

では、2つ目の質問には皆さんどう答えますか?
「家族と過ごす」「お世話になった人達に感謝を伝えに会いに行く」「おいしいものを食べる」色々あると思います。当然、正解なんてものはないんですけど。

ここで大切なのは、皆さんの考えた残り30日で何をしたいか?ということが、本当に人生で何をしたいか?の答えだということです。

残り30日の人生でやりたい事を「仕事」とは答えないですよね?(笑)
もしいつも通り仕事に打ち込みたいという人が居たなら、その人は本当に今の仕事が好きなんだと思います(笑)

もう気付いてる方もいるかと思いますが、

「死ぬ意味を考える」ということは、同時に「生きる意味を考える

ということなんですね。

僕自身この問いには「大好きな人達と楽しい日々を過ごす」という答えがでました。

こういった人生について考える機会をたまに持つことはとても良いことだなと思います。
皆さんも、「自分の人生で何が本当に大切なのか?」難しいとは思いますが一度考えてみてはどうでしょうか?
あなたにとっての“理想の人生”が見えてくるかもしれませんよ。
(第三部学生時代に〇〇〇を積み重ねていく大切さへ続く)

学生時代に〇〇〇を積み重ねていく大切さ

川端 航平
学生団体Epoch

学生団体Epoch代表 川端航平