Epoch代表の川端航平です。
本稿は、3部作で綴っているフィリピン回顧録の第三部(総括)となりますので
まだ第一部、第二部をご覧になっていない方は先にこちらをどうぞ
(第一部フィリピンで垣間見た、幸せの形)
(第二部「生」を間近に感じる場所でしかできない思考)
フィリピンで垣間見た、「幸せの形」
「生」を間近に感じる場所でしかできない思考
さぁ、第一部、第二部で様々な気付きや学びに触れてきました。
第三部では、それらを通して僕が一番伝えたいなと思ったことを書いていきます。
それはタイトルにもある通り、
学生時代に原体験をたくさん積み重ねよう
ということです。
僕はこのフィリピンだけでなく、ベトナムインターンや企業主催ビジネスコンテスト、マイナビの社員を招いたキャリアイベント主催とあらゆる経験を1回生の間に積んできました。
それらすべてが今の僕を形成しています。
大学生という自由に使える時間がたっぷりある時期にネットを通して世界を観るだけでなく、実際に自分の眼で世界を観にいきましょう。未知の体験はあなたに大きな衝動を与え、そしてそれが一生忘れられない原体験となり、ワクワクする人生を形成していくんじゃないかなと思います。
ビジコンで連続優勝をしても「人生ずっとビジネスをして終わってしまうの?」と、どこか自分の中で引っかかっていました。
そんな時、東南アジアという未知の世界に海外インターンで飛び込み、そして今回のフィリピンボランティアと繋がって、人生に一筋の光が今見えてきたんです。
漠然とした話ばかりしていても皆さんピンとこないと思うので具体的な話を少しすると、僕はフィリピンで鳥の屠殺をしました。もちろん人生初体験です。
生きている鶏を押さえつけ、首の羽をむしり動脈に刃を入れる。
「首の血管を切った瞬間に溢れ出たあの暖かい血が手の甲を流れた感触は決して忘れていいものではない。生態系に組み込まれている以上命を奪われるのは仕方のないことかもしれない。だからこそ、いただきますとごちそうさまでしたを忘れてはいけないのだと。
必死に生きようと最後までもがく姿。それまで元気に走り回っていた鳥達が首をだらんとしている姿を忘れることなく【命】に真剣に向き合う必要を学びました。 」
これは僕が屠殺直後にスマホにメモしていた文です。
自分の中でやっと心から「いただきます。」の意味を理解した気がしました。
これも立派な原体験だと思います。
そして今僕がこれまでの全ての原体験を振り返って思うのは、生き生きとした姿の人が一番幸せそうということです。
現在急速に発展を遂げている国の人たちの顔はみな、生き生きとしていました。
そして何事にも楽観的で、いい意味で肩の力が抜けている。そんな感じがしました。
日本のオフィス街なんかを歩いていても見ることのない、人々の晴れやかな顔がとても印象的で、将来の日本もあんな風になれば良いなと思いました。
その時、社会にそういった人を一人でも増やしたいと思ったんです。
過去に自分で学生団体を立ち上げチャリティイベントを企画し、ラオスに学校を建てた人がいるという話を耳にしました。
その話に可能性を感じ取り、去年の年末あたりから行動を起こしました。
ただチャリティイベントをやるだけでなく、関西に大きな縁の繋がりを作ろうと、今回京都大学・立命館・大阪府立大学に声をかけました。
僕の思いに賛同し、協力してくれた方々に本当に感謝しています。
こうして今やっと、この学生団体Epochであの時の想いが叶いそうです。いや、叶えて見せます。
来月開催するチャリティフェスは初開催にも関わらず既に100名以上の動員が見込まれており、その収益金は企業が行うような数百万単位の寄付からしたら僅かなものかもしれませんが、
その少しでもあったほうが絶対に良いんです!
単発で終わってしまおうと、その一回でも無いよりはあったほうが良いんです。
人々が生き生きと暮らせる世界にするため、自分がすべきと思ったことを成し遂げていきます。
最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。
学生団体Epoch代表 川端航平