国連憲章を考える

皆さんこんにちは持田です。ということで、普段は石川さんが書いてる『考える』記事を今日は僕が書くことになりました。
皆さん、明日6/26は何の日か知っていますか?...そう、国連憲章調印記念日です!模擬国連好きな人って国連も好きになりがちですよね笑。ということで、今回は国連憲章について考えてみましょう!

国連憲章って何?

国連憲章とは、簡単に言えば国連の憲法のようなものです。国連に関する様々な理念や規則が詰め込まれた、まさに国連の土台となる文書なのです。
国連憲章は、前文と19章111章からなる文章です。そのすべてを取り上げると僕がパンクしちゃうので(笑)今回は一部抜粋になりますが、全文を読みたい!という方はこちらから読むことができます。
国連憲章は第二次世界大戦中の1945年6月26日まで開かれたサンフランシスコ会議で採択され、その後1945年10月24日に発効し、同時に国際連合が発足しました。そのため、10月24日は国連デーとして知られています。

国連憲章の内容?

まず最初に記載されているのは前文です。前文には、国連が発足したきっかけである二度の世界大戦を止められなかったことや、国連の理念である戦争根絶、基本的人権の尊重、人民の同権、国際協力、生活水準の向上などが記されています。これらの理念は1945年当時の連合国側の理念を引き継いでいます。連合国というのは、アメリカ・イギリス・フランス・ソ連(現在のロシア)・中国など、要はドイツや日本を相手取って第二次世界大戦に勝利した国々のことです。この5つの国は安全保障理事会の常任理事国となるのですが、要はこれらの大国が3度目の世界大戦を防ぐため、国連を設立して紛争鎮圧にあたるというのが当初の目的だったのです。皮肉にもアメリカ・イギリス・フランスら資本主義国と、ソ連・中国ら共産主義国との間で冷戦が勃発するのですが...

第1章には加盟国の行動理念が記されています。加盟国の主権は平等である、紛争を平和的に解決する、武力の使用や威嚇を行わない、などなど、前文に記された理念を達成する鍵となる目的が列挙されています。

その後、第4章からは国連付属機関の役割が記されています。国連総会や安全保障理事会など、国連の柱となる組織に関する規定がなされています。詳細はこちらの記事をご覧ください!

国連を知ろう! 〜下部組織編〜

りょん
Let's MUN!

国連憲章最後の条文には、国連で使用される公用語が記されています。ここでは中国語、フランス語、ロシア語、英語、スペイン語が公用語とされていますが、アラブ諸国が国連に加盟したのち、アラビア語も公用語として認められています。


ということで、今回は国連憲章について解説しました。また次回もお楽しみに〜