広報のチカラ、オンラインのチカラ

コロナウイルスによるここ一か月の自粛期間で、忙しさを言い訳にして向き合えていなかったことや自分自身について、他者との関係性について、見つめ直す機会が一気に増えました。

その中で気づかされたことの一つが、 「広報のチカラ」 です。

私が数ある部署の中で広報部を選んだ理由は、私と「めぐこ」を引き合わせてくれたきっかけが、他でもない 「めぐこ」のTwitter であったからです。実際にサークルの勧誘期間にチラシをもらったり、メンバーの方から話を聞いたりということもありますが、そこで得られる情報はどうしても限られてしまいます。そこで、Twitterで「上智大学 国際協力」と検索するだけで、さまざまな団体のアカウントが出てきて、普段の活動でのサークルの雰囲気や理念を知ることができます。投稿が少ない団体だと、活発に活動していないのかな?なんて思うこともあります。たくさんの団体を比較し、私の中の漠然とした国際協力やインドへの興味がマッチした結果がこの「めぐこ」だったのです。

そして今年度、まさかの「フレッシュマンウィーク(サークルが勧誘などを行う期間)の中止」。新入生は、ネットの情報だけを頼りにサークル選びをしなければいけません。今年の1月には、こんなことになると思いもしませんでした…突然広報の担う役割が大きくなりました。自分が今年度の新入生だったら…と考えると、いかに分かりやすく正確な情報を得られるかどうかが何よりも大切です。私のように、「めぐこ」の媒体をきっかけに入部した!という新入生が一人でも増えてくれたら、とても嬉しいです^^

そしてもう一つ気づかされたことがあります。

それは、 「オンライン支援の強み」 です。

最近はコロナウイルスの感染拡大で、医療現場がひっ迫していること、飲食業をはじめとした各種業界が倒産の危機にあることなど苦しいニュースがたくさん耳に入ってきます。そこで、大学生の微力でも助けになれないだろうか、という思いで、今まで「オンラインだし、目に見えないカタチでお金が渡るのかあ」となんとなく躊躇していたクラウドファンディングをのぞいてみることにしました。そこでは、自分自身も経営が危ういにもかかわらず、少しでも医療現場の方々の助けになれば、と無償で弁当を届けようと支援を募る飲食店など、さまざまな個人・団体が動き出していました。コメント欄には、たくさんの温かな応援メッセージが。支援したいという思いはあっても、実行に移すのがなかなか難しいという人でもスマホひとつで手軽に支援に協力できる、素敵な世の中だなあ…と思いました。オンラインの不可視性はもちろん欠点も伴いますが、この状況のなかでオンラインの良さが最大限発揮されているのではないかと思います。

私たち「めぐこ」も、支援の可能性についてさらに考えていかなけばならないなと、思い知らされました。