2回目の渡航スタツアを終えて、


こんにちは!12期渉外局の杏樹と申します!
今回は、3/7から3/14にかけて行った春スタツアについて、書きたいと思います🌼

もはやカンボジアの感想ではなくなってしまいましたが…
よかったら最後まで、読んでいただけるとうれしいです!



私は意外かもしれませんが、読書が好きで本をよく読みます。


久しぶりに本棚を整理していたところ、
旺文社の国語の参考書『中学総合的研究 国語』の冒頭に、「なぜ国語を学ぶのか」という文章がありました。


以下引用

「『飢えた子どもに文学は有効か』という問いに対して、安易に答えを出すことは出来ないだろう。」

  「確かに、文学は、命を助けられない。けれど、朽ちていく魂を、文学は、救うことができるかもしれない。」

「ただ、一つだけ言えることは、『飢えた子どもに文学は有効か』と問いを生む力も、『文学は有効だ』と論ずる力も、『文学は有効ではない』と反論する力も、すべて言葉の力・国語の力だということだ。」

 「 言葉によって考え、鍛えられた力だけが、大切な問いを掴むことができる。そしてその問いに、誠実に立ち向かうことができる。」

「流石、国語の教科書って感じの凄く良い文章だな」
と思う傍ら、
私はこの文章を読んだ時、これは『支援』に置き換えても通ずるものがあると感じました。

私達、学生の支援はいつだって完璧ではありません。

NPO法人や国連、ユニセフの大きな支援の方が、
確実に多くの人に役立つ支援であり、
物的にも人的にも支援として敵うものではないと
個人的には感じています。
(支援に優劣はありませんが…)


ですが、自分がそれでも団体に残るのは、
学生にしかできない支援もあると信じているからです。
春スタツアではそれを再認識することができました。


スタツアには
グラフィスの子供達、社会、そして自分たちに

「なぜ自分たち(この人たち)は日本からカンボジアに行くのか(来るのか)」

という問いを生み出す効果があると思います。


そして、
「その支援(アクト)で本当に良かったのか?」とか
「学生団体って本当に活動しているのか?(by父)」とか、
「日本ってどんな国なのか」とか
「楽しい気持ちだけで帰国して、何も考えてねえや」とか「てか、まじでお金ない」など…
様々な課題を、グラフィスの子供達、社会、
そして自分たちにぶち当ててくるわけです。


でも、これらの問いに対して誠実に立ち向かうことができるのは、実際に支援というアクションをとった私たちだけだと思います。


学生でありながら、
自分が如何に恵まれているのか感じられたこと、
自分はなぜ支援をしたいのか考えられる時間を持てたこと、さまざまな経験…
すべてこのスタツアのおかげだと感じています。

(当たり前ですがスタツアにいくことが全てではないです。ただ私はやっぱりたくさんの人にカンボジアに行ってもらいたいので、ここではスタツアのおかげと書いてみます、一応🙏)
(スタツアにいけなかったメンバーにはまた違うタイプの特別なリスペクトがあります。)


今、私が抱いている課題の1番はミチ(近年)の支援実績の無さです。
この課題に付属する問題に、誠実に対応できるだけのエネルギーをグラフィスの子供達から貰いました。


自分が団体でやりたいことを実現するために、
信念をもって最後まで活動をやり遂げたいです。




おーわーーりーですー🇰🇭🇰🇭🇰🇭🇰🇭💕💕💕
2023/03/16

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