こんにちは。
今回は、前回の予告通り私のヒストリーのbehind the scenes #2 留学 を書いていきたいと思います。
留学(と呼べないくらいに短い海外研修)は私の中での大きなターニングポイントとなりました。
history ~behind the scenes~ #1 障がい
私が初めて短期留学を経験したのは中学2年生の夏でした。
小学生の時にちょっと英会話をかじっていたからか、学校内では英語ができる方だった私は、「自分は英語が得意かもしれない」という思い込みを抱えたまま、「海外=キラキラ」という期待に胸を膨らませ、3週間のsummer schoolに参加しました。
現地についてみると、同じプログラムに参加する日本人の子が複数人いました。
1つ下で留学が2回目の子、1つ上でスイスの現地校に通っている子、たくさんの高校生。
こんな子たちの中で私が「できない」に分類されるのは当たり前なのに、自分の無力さ、英語力の無さに愕然とし、悔しくて、2日目に親に泣きながら電話しました。
「途中で帰るとかは絶対に無理だからね」
当たり前のように思い、流していたその言葉が重くのしかかりましたが、「来たからには頑張ろう」と再び前を向くことができました。
私が挫折した理由の1つ目は「プライドの高さ」。もともと負けず嫌いで英語が「得意」だった私は、自分のできないところを見れなくて、辛くて、潰れてしまいました。そして2つ目は、「人に頼るということを知らなかった」。プライドの高さゆえに、褒められて育ってきたがゆえに、潰れるまで自分の中にため込むことしかできませんでした。
だからそれからはたくさん人に頼って、聞いて、友達を作り、楽しい日々を過ごせました。
帰国後は英語の勉強に火が付き、オンライン英会話やYouTubeの動画、英語での国内プログラムに参加するようになり、再び中学3年生の夏に少しだけカナダに行きました。
シャイで、つつかれないと行動しない小学生だった私は、この留学を機に何度も「英語という環境」に身を置くようになり、考え方や行動が変わっていきました。
まず、「英語で何かをディスカッションする」場面において、その「何か」は常に貧富の差やテロリズム、環境問題など国際的な話題でした。その中で、英語が「言語」としてしか見えていなかったところから、英語を通して「世界」を見るようになり、国際協力に興味を持つようになりました。
次に、「英語という環境」が個人の意見を求める場であったことから、徐々に自分の考えを言うことに抵抗がなくなってきました。小学校の授業参観が嫌いで、自分から手を挙げたことなんて数えるほどしかなかったのに、「英語という環境では」積極的に発言できるようになりました。
そして高校1年生では学内選抜を経て3か月間NZへ留学に行きました。
そして突然の挫折、「ホストファミリーと合わない」。つたない英語で、それでも頑張って伝えようを努力をするのに、マザーは言いたいことをくみ取ってくれないどころかその伝わらなさにイライラして怒り出してしまう、という毎日。だんだんコミュニケーションを取れなくなり、部屋にいる時間が多くなっていました。勇気を出してカレーをふるまった時には美味しいと喜んでくれましたが、結局最後まで打ち解けることはできず、ホストチェンジ。その後のホストファミリーはとてもフレンドリーで、前のファミリーに申し訳ないくらい、毎日がうって変わって楽しかったです。大きな壁にぶち当たったときにどう行動するのか、結局私は壁を越えられなかったですが、困難に立ち向かってこそ自分を見つめ直し成長する、と実感した大事な局面でした。
でも、もちろんその経験も自分が成長する大きな要素で抜けないものなのですが、それ以上に大きかったのは留学仲間との出会いでした。実はこの代表のEllenと知り合ったのはこの時。留学中は何度も相談して、何度も助けられて、彼女の行動力や芯の強さに驚かされるばかりでした。
留学仲間と「自分が選抜された理由」を考えていても、自分には「成績の良さ」以外思いつかなくて、でも日本での成績の良さなど留学中には何の価値にもならなくて。そんな時に出会った彼女は、自分がやりたいことが見えていて、それにただただまっすぐで、努力家で。とてもかっこよくて、まぶしすぎるくらいでした。
それから私は色々なことに積極的に取り組むように変わったし、自分は何がしたいのか、自分は結局何なのか、少しずつ考えるようになりました。
それが、今、こうしてウェルネスを考えることにつながったのかもしれない。
人との出会いを大切に。自分を見ることも大切に。
人間、どこでどう変わるかなんてわからないからこそ、その時の想いを大切に。
これが留学で得たことで、今の行動のもとにある考えです。
今回はここまで!
そしてこのシリーズもここまで!本当は3つくらい書こうと思ったけどやめました…。
またね!