元号とは

 こんばんは、vent arrièreの竹花悠太朗です。

 令和ももう3年目になりました。早いですね。そこで今回は日本の元号について書いていこうと思います。


 元号のはじまり

 7世紀、日本は遣唐使を中国に送っていました。彼らが唐から暦を持ち帰り、それを真似て元号を使い始めました。日本での最初の元号は「大化」で、西暦645年にできました。この「大化」は西暦645年7月17日から650年3月22日まで続きました。令和を含め248個もの元号が使われてきました。天皇家が248代も続いたのか!というとそうではありません。


 元号の変わり方

 それではなぜ248個も元号があるのでしょうか。昔は元号を変えるルールが現在とは違ったのがその理由です。昔は天災や地震などの悪いことが起こった時、珍しいことや良いことが起こった時、さまざまなタイミングで変えていました。


 1番短い元号

 「暦仁(りゃくにん)」

 たった2カ月14日間!

 鎌倉時代に存在したこの元号がすぐ変わってしまった理由は2パターン存在します。
 1.天災がひどかったから。
 2.「りゃくにん」が「略人(世から人が略される)」を連想させるため、不吉だということ。


 天皇一代につき1つの元号

 1868年に「一世一元の制」というものができました。これは天皇1代につき1つの元号にしようという決まりです。

 その原文がこちらです↓

今般 御即位御大礼被為済先例之通被為改年号候、就テハ是迄吉凶之象兆ニ随ヒ屡改号有之候得共自今 御一代一号ニ被定候、依之改慶応四年可為明治元年旨被 仰出候事

(今般、新天皇の即位の大礼を済まされたので、先例の通り年号を改める、ついてはこれまで吉凶の兆候に従い、しばしば改元してきたが、今後は天皇一代に一年号と定めた、これにより慶応四年を明治元年とする旨を仰せいだされた。)


 江戸時代まで元号は存在したものの、干支で年を数えるのが一般的でした。12年周期で同じ表記になってしまうため、それが何年前のことかわからないということが起こってしまっていました。元号が一般的な年の数え方になったおかげで、今ではそのようなことはこと起こらなくなりました。


 最後にこれまでの元号全てを載せておきます。
 とてつもなく長いのですが、見たい方はどうぞ!

大化 たいか 645年~649年

白雉 はくち 650年~654年

朱鳥 しゅちょう 686年

大宝 たいほう 701年~703年

慶雲 けいうん 704年~707年

和銅 わどう 708年~714年

霊亀 れいき 715年~716年

養老 ようろう 717年~723年

神亀 じんき 724年~728年

天平 てんぴょう 729年~748年

天平感宝 てんぴょうかんぽう 749年~

天平勝宝 てんぴょうしょうほう 749年~756年

天平宝字 てんぴょうほうじ 757年~764年

天平神護 てんぴょうじんご 765年~766年

神護景雲 じんご けいうん 767年~769年

宝亀 ほうき 770年~780年

天応 てんのう 781年

延暦 えんりゃく 782年~805年

大同 だいどう 806年~809年

弘仁 こうにん 810年~823年

天長 てんちょう 824年~833年

承和 じょうわ 834年~847年

嘉祥 かしょう 848年~850年

仁寿 にんじゅ 851年~853年

斉衡 さいこう 854年~856年

天安 てんあん 857年~858年

貞観 じょうがん 859年~876年

元慶 がんぎょう 877年~884年

仁和 にんな 885年~888年

寛平 かんぴょう 889年~897年

昌泰 しょうたい 898年~900年

延喜 えんぎ 901年~922年

延長 えんちょう 923年~930年

承平 じょうへい 931年~937年

天慶 てんぎょう 938年~946年

天暦 てんりゃく 947年~956年

天徳 てんとく 957年~960年

応和 おうわ 961年~963年

康保 こうほう 964年~967年

安和 あんな 968年~969年

天禄 てんろく 970年~972年

天延 てんえん 973年~975年

貞元 じょうげん 976年~977年

天元 てんげん 978年~982年

永観 えいかん 983年~984年

寛和 かんな 985年~986年

永延 えいえん 987年~988年

永祚 えいそ 989年

正暦 しょうりゃく 990年~994年

長徳 ちょうとく 995年~998年

長保 ちょうほ 999年~1003年

寛弘 かんこう 1004年~1011年

長和 ちょうわ 1012年~1016年

寛仁 かんにん 1017年~1020年

治安 じあん 1021年~1023年

万寿 まんじゅ 1024年~1027年

長元 ちょうげん 1028年~1036年

長暦 ちょうりゃく 1037年~1039年

長久 ちょうきゅう 1040年~1043年

寛徳 かんとく 1044年~1045年

永承 えいしょう 1046年~1052年

天喜 てんぎ 1053年~1057年

康平 こうへい 1058年~1064年

治暦 じりゃく 1065年~1068年

延久 えんきゅう 1069年~1073年

承保 しょうほう 1074年~1076年

承暦 しょうりゃく 1077年~1080年

永保 えいほ 1081年~1083年

応徳 おうとく 1084年~1086年

寛治 かんじ 1087年~1093年

嘉保 かほう 1094年~1095年

永長 えいちょう 1096年

承徳 しょうとく 1097年~1098年

康和 こうわ 1099年~1103年

長治 ちょうじ 1104年~1105年

嘉承 かじょう 1106年~1107年

天仁 てんにん 1108年~1109年

天永 てんえい 1110年~1112年

永久 えいきゅう 1113年~1117年

元永 げんえい 1118年~1119年

保安 ほうあん 1120年~1123年

天治 てんじ 1124年~1125年

大治 たいじ 1126年~1130年

天承 てんしょう 1131年

長承 ちょうしょう 1132年~1134年

保延 ほうえん 1135年~1140年

永治 えいじ 1141年

康治 こうじ 1142年~1143年

天養 てんよう 1144年

久安 きゅうあん 1145年~1150年

仁平 にんぴょう 1151年~1153年

久寿 きゅうじゅ 1154年~1155年

保元 ほうげん 1156年~1158年

平治 へいじ 1159年

永暦 えいりゃく 1160年

応保 おうほ 1161年~1162年

長寛 ちょうかん 1163年~1164年

永万 えいまん 1165年

仁安 にんあん 1166年~1168年

嘉応 かおう 1169年~1170年

承安 じょうあん 1171年~1174年

安元 あんげん 1175年~1176年

治承 じしょう 1177年~1180年

養和 ようわ 1181年

寿永 じゅえい 1182年~1184年

元暦 げんりゃく 1184年

文治 ぶんじ 1185年~1189年

建久 けんきゅう 1190年~1198年

正治 しょうじ 1199年~1200年

建仁 けんにん 1201年~1203年

元久 げんきゅう 1204年~1205年

建永 けんえい 1206年

承元 しょうげん 1207年~1210年

建暦 けんりゃく 1211年~1212年

健保 けんぽ 1213年~1218年

承久 じょうきゅう 1219年~1221年

貞応 じょうおう 1222年~1223年

元仁 げんにん 1224年

嘉禄 かろく 1225年~1226年

安貞 あんてい 1227年~1228年

寛喜 かんぎ 1229年~1231年

貞永 じょうえい 1232年

天福 てんぷく 1233年

文暦 ぶんりゃく 1234年

嘉禎 かてい 1235年~1237年

暦仁 りゃくにん 1238年

延応 えんのう 1239年

仁治 にんじ 1240年~1242年

寛元 かんげん 1243年~1246年

宝治 ほうじ 1247年~1248年

建長 けんちょう 1249年~1255年

康元 こうげん 1256年

正嘉 しょうか 1257年~1258年

正元 しょうげん 1259年

文応 ぶんおう 1260年

弘長 こうちょう 1261年~1263年

文永 ぶんえい 1264年~1274年

建治 けんじ 1275年~1277年

弘安 こうあん 1278年~1287年

正応 しょうおう 1288年~1292年

永仁 えいにん 1293年~1298年

正安 しょうあん 1299年~1301年

乾元 けんげん 1302年

嘉元 かげん 1303年~1305年

徳治 とくじ 1306年~1307年

延慶 えんきょう 1308年~1310年

応長 おうちょう 1311年

正和 しょうわ 1312年~1316年

文保 ぶんぽ 1317年~1318年

元応 げんおう 1319年~1320年

元亨 げんこう 1321年~1323年

正中 しょうちゅう 1324年~1325年

嘉暦 かりゃく 1326年~1328年

元徳 げんとく 1329年~1330年

元弘 げんこう 1331年~1333年

建武 けんむ 1334年~1335年

延元 えんげん 1336年~1339年

興国 こうこく 1340年~1345年

正平 しょうへい 1346年~1369年

建徳 けんとく 1370年~1371年

文中 ぶんちゅう 1372年~1374年

天授 てんじゅ 1375年~1380年

弘和 こうわ 1381年~1383年

元中 げんちゅう 1384年~1392年

元徳 げんとく 1329年~1331年

正慶 しょうきょう 1332年~1333年

建武 けんむ 1334年~1337年

暦応 りゃくおう 1338年~1341年

康永 こうえい 1342年~1344年

貞和 じょうわ 1345年~1349年

観応 かんのう 1350年~1351年

文和 ぶんな 1352年~1355年

延文 えんぶん 1356年~1360年

康安 こうあん 1361年

貞治 じょうじ 1362年~1367年

応安 おうあん 1368年~1374年

永和 えいわ 1375年~1378年

康暦 こうりゃく 1379年~1380年

永徳 えいとく 1381年~1383年

至徳 しとく 1384年~1386年

嘉慶 かきょう 1387年~1388年

康応 こうおう 1389年

明徳 めいとく 1390年~1393年

応永 おうえい 1394年~1427年

正長 しょうちょう 1428年

永享 えいきょう 1429年~1440年

嘉吉 かきつ 1441年~1443年

文安 ぶんあん 1444年~1448年

宝徳 ほうとく 1449年~1451年

亨徳 きょうとく 1452年~1454年

康正 こうしょう 1455年~1456年

長禄 ちょうろく 1457年~1459年

寛正 かんしょう 1460年~1465年

文正 ぶんしょう 1466年

応仁 おうにん 1467年~1468年

文明 ぶんめい 1469年~1486年

長享 ちょうきょう 1487年~1488年

延徳 えんとく 1489年~1491年

明応 めいおう 1492年~1500年

文亀 ぶんき 1501年~1503年

永正 えいしょう 1504年~1520年

大永 たいえい 1521年~1527年

享禄 きょうろく 1528年~1531年

天文 てんぶん 1532年~1554年

弘治 こうじ 1555年~1557年

永禄 えいろく 1558年~1569年

元亀 げんき 1570年~1572年

天正 てんしょう 1573年~1591年

文禄 ぶんろく 1592年~1595年

慶長 けいちょう 1596年~1614年

元和 げんな 1615年~1623年

寛永 かんえい 1624年~1643年

正保 しょうほ 1644年~1647年

慶安 けいあん 1648年~1651年

承応 じょうおう 1652年~1654年

明暦 めいれき 1655年~1657年

万治 まんじ 1658年~1660年

寛文 かんぶん 1661年~1672年

延宝 えんぽう 1673年~1680年

天和 てんな 1681年~1683年

貞享 じょうきょう 1684年~1687年

元禄 げんろく 1688年~1703年

宝永 ほうえい 1704年~1710年

正徳 しょうとく 1711年~1715年

享保 きょうほう 1816年~1735年

元文 げんぶん 1736年~1740年

寛保 かんぽう 1741年~1743年

延享 えんきょう 1744年~1747年

寛延 かんえん 1748年~1750年

宝暦 ほうれき 1751年~1763年

明和 めいわ 1764年~1771年

安永 あんえい 1772年~1780年

天明 てんめい 1781年~1788年

寛政 かんせい 1789年~1800年

享和 きょうわ 1801年~1803年

文化 ぶんか 1804年~1817年

文政 ぶんせい 1818年~1829年

天保 てんぽう 1830年~1843年

弘化 こうか 1844年~1847年

嘉永 かえい 1848年~1853年

安政 あんせい 1854年~1859年

万延 まんえん 1860年

文久 ぶんきゅう 1861年~1863年

元治 げんじ 1864年

慶応 けいおう 1865年~1867年

明治 めいじ 1868年~1912年

大正 たいしょう 1912年~1926年

昭和 しょうわ 1926年~1989年

平成 へいせい 1989年~2019年

令和 れいわ 2019年〜

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