和食

 皆さんこんにちは。
 Vent arrière月曜担当の白川です。

 今回は「和食」について書いていこうと思います。そこで皆さんに質問です。朝食は洋食派、和食派、どちらですか?私はどちらかといえば和食派です。白米に味噌汁、それにおかずが何品かというようなTHE・和食が理想の朝食です。

 日本で生活していれば和食はとても身近に感じると思いますが、和食の特徴とはどんなものなのでしょうか?そもそも和食とは豊かな自然に恵まれた日本で、自然を敬い、感謝する心から生まれたものです。海や山、四季などの気候に恵まれ、日本各地で多様な食材が用いられており、その中には昔から作り続けられている伝統野菜などもあります。そして、それらの食材を余すことなく食べ、さらには素材の味を感じるための調理方法が確立しました。素材の味を大切にするという和食の大きな特徴は調味料にも表れています。味噌や醤油などといった発酵調味料は素材の味を引き立たせる「うま味」として世界でも認められています。
 また、私が最初に書いた理想の朝食も和食の特徴の一つです。「一汁三菜」という言葉があるとおり、ごはんと汁、香の物(漬物)、それにいくつかのおかずというのが和食の基本形です。この形は栄養面でもバランスが良く、低カロリーで満足感を得ることができます。

 自然を敬い、感謝するという心は和食の作法にも表れています。「いただきます」と「ごちそうさま」がそうです。小さい頃から親にちゃんと言いなさいと、口を酸っぱくして言われたと思います。子どもの頃はなんでと思っていても、大人になってその大切さがわかってきたと思います。

 和食はユネスコの無形文化遺産に登録され、日本文化として世界に誇れるものです。素晴らしい物が身近にあることを再認識し、和食に限らず日本文化について考えてみてはいかがでしょうか?
 ではまた来週✋

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