いつもPandoをご利用いただきありがとうございます。Pando運営事務局です。
昨年10月25日(日)に本戦が行われた「第1回ビジョナリーコンテストproduced by Pando」。
3月より応募を開始してから、オンラインでの熾烈な戦いを潜り抜け、エントリー132団体の中から選ばれた24団体が本戦への出場を果たしました。
本戦の様子はこちらをチェック!
思いを言葉に、夢をカタチに。ビジョン繋ぐ「ビジョナリーコンテスト」開催レポート
今回Pando運営事務局では、本戦にて見事受賞された8団体にインタビューを実施!!
受賞団体の皆さんがどのようにコンテストに挑んだか、どんな風にPandoを活用しているかが明らかになります!
受賞の秘訣を見付けられるかも😳
今回は、見事第1位に輝いた……
TABLE FOR TWO-University Associationさんです!!
TABLE FOR TWO-University Association
TFT-UAでは、約80の大学から成り、大学ごとに学食や文化祭、地元のレストラン等でヘルシーメニューを考案し、アフリカ・アジアの子どもたちへ1食につき1食分の給食寄付を行っています。幹部メンバーは各大学・TFT-UA全体の活動を更に盛り上げるべく、スタディーツアーをはじめとする、大学間を超えたイベント・勉強会・MTGの主催、TFT事務局、企業様との連携を図っています。
今回は関東コア(TABLE FOR TWO-University Association所属の関東の大学を統括する役職)に所属をし、コンテスト本戦でプレゼンを行ったT中さんにお話しを伺いました。
T中
TABLE FOR TWO-University Association 12代目関東コアそれでは早速見ていきましょう!
ビジョナリーコンテスト優勝団体!TFT-UAとは?
ーー団体のビジョンについて教えてください。
TABLE FOR TWO-University Association(以下TFT-UA)のビジョンは、「学生に変革を・途上国に給食を・先進国に健康を」の3つです。
TFT-UAは、TABLE FOR TWOというNPO団体から派生をした学生団体です。もちろんNPO団体としても大きいイベントなどは開催可能です。しかし、大学生主体で取り組むことによって、多くの学生が支援先の子供たちについて考えるきっかけとなって欲しいという願いを込めて「学生に変革を」というビジョンを掲げています。
そして、残り2つの「途上国に給食を」「先進国に健康を」については、どちらか一方も欠けてはならないものだと考えています。
もし「途上国に給食を」だけだったとすると、先進国にいる自分たちのことは考えていないことになってしまって、理想的な支援の形とは言えないと思うんです。ただ、そこに「先進国に健康を」という自分たちに身近な問題も提起することによって、そこから飢餓で苦しんでいる子供たちのことも考えるきっかけになると考えています。
理想的で継続できる支援を実現するために2つのビジョンを掲げているんです。
ーーマインドについても教えてください。
私たちが所属する関東コアでは「縁」というマインドを掲げています。
※マインドの「縁」について詳しく説明されている記事はこちら!
12代目関東コアのスローガン
実は私たち関東コアの活動は食数に直接関わるわけではないんです。TFT-UAに所属している各大学の団体が、より活動しやすくなるような環境づくりがメインの活動となっています。
その他にも、企業さまや母体であるNPO団体のTFT事務局と繋がっていくことも活動内容です。
このようにたくさんの人と繋がるのが私たちの活動なので、こうした様々な方々を繋げる存在でありたいという想いがあり、「縁」を掲げています。
ーー具体的にはどのような活動を行っているのでしょうか?
TFT-UA全体で行っている活動は、各大学の学食や地元のレストランなどで提供をする独自のメニューを開発し、それを共同で提供するというものです。そのメニュー1食につき支援先への給食1食に必要な20円が寄付されるため、私たちが1食とるごとに支援先にも1食が贈られるという仕組みです。
画像提供:TABLE FOR TWO
これに対して私たち関東コアが行っている活動は、先ほどお話ししたように、TFT-UA全体の活動のサポート・環境づくりになっています。
例えば、新しくTFTの取り組みを始める大学や学生さんに、学食や地元のレストランとの交渉をどのように行っているのかをお話ししたりですとか。
また、大学内のみでの活動だと、他大学のメンバーや支援先のことが見えにくくなりモチベーションが低下してしまうので、各大学の交流会やスタディツアーなどのイベントも企画しています。2020年度は、オンラインでのイベントだけでなく、SNSで手料理を投稿すると途上国に給食が届く「#おうちTFTプロジェクト」を立ち上げ、様々な大学が活動できる場も提供しています。
メンバーの想いを乗せたビジョナリーコンテスト
ーーどのような理由からビジョナリーコンテストに参加しましたか?
実は、すでに抱えている仕事が多く、関東コアの負担が大きいのでは、と言う理由でビジョナリーコンテストのお誘いを1度お断りしているんです。
その後、コンテストがきっかけとなり、Pandoを利用する中で自分たちの活動や意義について深く考えられるのでは、と思い直し、エントリーをしました。
ーーエントリー後は、どのようにPandoを活用しましたか?
元々MTGでも個人のビジョンや過去、いわゆるビジョン・マインドのような話はしていたんです。ただそれだけではなくて、例えば、「学生団体って偽善団体なんですか?」といったようなぱっと喋ることが難しいテーマをメンバー全員で考えながら記事にしていきました。
学生団体って偽善団体なんですか?【田中翔子編】
そのため、コンテストに向けてたくさんの記事を出そうという意識はありませんでした。それよりも自分たちの想いを整理して、そしてメンバーのことをより知っていくことに重点を置いていましたね。
ーーそんな中で、最も頑張ったメンバーはいらっしゃいますか?
スギマイです。スギマイは途中から関東コアに入ってくれたメンバーで、すでにその時は活動もオンラインに移行していました。なので、対面で会ったことはまだ1度も無いんです。
スギマイ
TABLE FOR TWO-University Association 12代目関東コアそのような状況もありPandoの使い方をしっかり伝えることはできなかったのですが、皆と同じようなコンセプトで記事を書いてくれたんです。4人でやっていた中に1人で飛び込んで来てくれたスギマイがすごく積極的に取り組んでくれたので、残りの4人も頑張ろうという気持ちになれました。
メンバー全員で直接会ったことが1回も無い状態にもかかわらず、お互いのことを信頼し合えるのはPandoのおかげだと感じています。スギマイがPandoをうまく使いこなしてくれたからこそ、全員のTFT-UAに対する気持ちがより深いものになりました。
ーー本戦の感想を教えてください。
決勝用の5分間のプレゼンにはメンバー5人全員のPandoで投稿した記事の言葉を入れたいという想いがあり、全員の想いをのせたプレゼンができたと感じています。
また、各メンバー間ですれ違いのようなものが生まれてしまう瞬間もあったのですが、記事を読み返す中で、メンバーの考えを再認識することもできました。そういった観点からも決勝でプレゼンできたことはとても良かったと感じています。
ーー受賞した要因もメンバー全員の想いを載せたことが大きいと感じていらっしゃいますか?
そうですね。メンバーの記事の紹介を通して、組織に所属している1人1人のTFT-UAに対する姿勢を代弁させてもらいました。そうすることで、「ビジョンは〇〇で、マインドは〇〇です。」のように形式的にビジョンやマインドをプレゼンするよりも、メンバーの多様な視点で団体のビジョンやマインドを皆様にお伝えできたからだと思います。
ーーでは、ビジョナリーコンテスト全体を通じて得られたものを教えてください。
まさしくマインドの“縁”ですね。ビジョナリーコンテストを通じて知り合った団体さんや、企業さんもいらっしゃいますし、記事はTFT-UA内部の人も読んでくださっています。コロナの影響で直接会うことは難しくても、Pandoを使って自分の想いを発信することで、色んな人に出会い、知ることができたと感じています。
1人1人の想いを伝え合うためのPando
ーー今後どのようにPandoを活用していきたいですか?
ビジョナリーコンテストに参加して自分たちに足りないものにも気づかされたんです。それはTFT-UAに所属している学生さんたちに想いを伝えきれていないということ。
私たちはTFT-UAが活発に動いていけるような環境づくりをしているので、やはりそこのメンバーに自分たちの想いを知って欲しいなと思っています。
またそれだけではなくて、大学単位で活動しているメンバー同士が想いやビジョンを話し合って欲しいとも感じているのでTFT-UA内でビジョナリーコンテストのような、団体を一人一人がどう捉えているのか共有し合う場も作っていきたいとも考えています。
ーーPandoにこういう機能やイベントあればいいな!というものがあれば教えてください。
団体の代表者の意見だけでは、団体としてのビジョンは伝わってもメンバー1人1人のビジョンは汲み取れないと思うんです。なので、1人1人がビジョンやマインドを言える場所やイベントがあると嬉しいなと感じています。
例えば、自分たちの想いを伝え合う交流会とか。それを通してもっと自分のビジョンやマインドを作りたいと感じる人は増えると思うんです。そしてそれがきっかけとなって記事やPandoのページ内容が充実し、結果的に自分たちの気持ちや団体の活動も充実していくのが理想的な形だなと。
なので、「こういう風に使うといいよ」というイベントよりは、参加者がPandoも活用しながら想いを伝え、自分の気持ちを高めることのできる場があると嬉しいです。
T中さんのビジョン
ーーT中さん個人の目標を教えてください。
先ほどお話ししたようにTFT-UA内部に自分の想いを届けていくことはもちろんやっていきたいです。また、逆に他のメンバーからの話も聞くことで、自分の考えも深まると思っています。なのでその人たちの想いも乗せて、外部にも発信していきたいですね。
ーーでは最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いいたします!
ビジョナリーコンテストをきっかけに、熱い思いを持って取り組まれている団体さんをたくさん知りました。活動内容やビジョン、マインドが同じでは無くとも、ビジョナリーコンテストのプレゼンやこの記事を読んでくださった方と、一緒にPandoを通じて成長できればと思っています!
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ご購入していただくと、開発途上国に給食費が寄付される仕組みで、TFT-UAに所属していない方でも、お気軽に国際協力に参加していただけます!
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