【No.44】古典の問題の解説

こんにちはー。三浦ひかるです。

この記事では、【No.44】古典の問題の解説をしていきたいと思います。

まだ解いていないーという方はぜひ一度考えてみてから解説を読んでみてください!
古典をがっつり勉強してるーという方でなくとも聞いたことはあるような知識で解けますよ…?

「だ」 とは何を表しているのか…。








それでは、解説を始めていきます。

解答につながることを先に行ってしまうと、この図は

平安京の「大内裏」

を表したものです。「大内裏(だいだいり)」とは、平安京の北中央に位置する平安時代日本の中枢機能が集まったところです。こんな感じ…。
南には、小説「羅生門」のモデルとなったともいわれる「羅城門」が建っています。

(wikipediaより)


そして、大内裏の中には、右寄りの中央に「内裏(だいり)」と呼ばれる区間がありました。

(wikipediaより)


さらに、「内裏」の中はこんな感じでした。

(wikipediaより)

内裏のほぼ中央にある「紫宸殿(南殿)」は、天皇の即位などの儀式を行う場所で、南向きに建っていたため、「南殿(なでん)」とも呼ばれました。そして、「紫宸殿」の前には、「右近の橘」「左近の桜」が植えられています。ここで、この右・左は紫宸殿の入り口から見た方向であり、西が「右近」、東が「左近」となっていることに注意です。

また、補足情報ですが、内裏のなかにある「清涼殿」には「殿上の間」があり、これも古文では頻出なので覚えておきたいです!



ここまでの説明で解答にたどり着くための知識はそろいました。まとめて問題の図に当てはめると、このようになります。


ここで、

「大内裏(だいだいり)」 → 「だ」
「内裏(だいり)」    → 「だ」

と表現していたので、答えは

「紫宸殿(ししんでん)」 → 「し」

となります。

答えは、「し」でした!




古文の読解では古文常識も必要になってくるので細かいところも覚えておくとテストでは有利にたてそうですね!単純に知ってると京都観光がもっと楽しくなるかも…?




※「紫宸殿」は、「南殿(なでん)」とも呼ばれるので「な」でも正解です。
※この記事では「内裏」を「だいり」と呼びましたが、「うち」「ここのえ」等と呼ばれることもあります。



この記事の内容な以上です。読んでくださりありがとうございました。

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