私が所属している栗田ゼミでは、ゼミに入ると最初に国内活動の班を選びます。その時私は「農業班」という言葉を聞き、「きっと農業の手伝いをするんだろうなあ〜」という安易な考えで農業班を選びました。
しかし、実際に入ってから初めて行ったのは、論文の調査でした。想像もしていなかった活動に私はびっくりしました。なんのために論文の調査を行ったのかというと、私たちが活動している限界集落の地域活性化に貢献するためでした。
つまり「農業班」は農業をする班ではなく、限界集落の地域活性化に向けて活動している班でした。
私たち農業班は、兵庫県丹波篠山市にある後川地区というところで活動しています。
後川地区とは、全世帯約160世帯のいわゆる限界集落です。年々高齢化が進み、村の行事の存続や後継者不足に悩まされています。そこで、村人の方は「このままではいけない。何かしなければ…。」と悩まれてはいるものの、何をどうしたらいいのかわからないため、一歩を踏み出せないという状況にいます。
当初私が想像していた活動とは全く違ったものの、今では後川のことが大好きになっています。私が後川のことを好きになった理由には、人の温かさや後川地区に対する情熱に触れたことが大きく関わっていると考えます。
寂れていく村の中には、「後川に魅力なんてないんだ。このまま廃れていくのは仕方ない」という人もいれば、「なんとかして後川を元の姿に戻したい。村に貢献したい」という人もいます。
私はそのような熱い情熱を持った方々に初めて関わった時、どうにかして村の発展に何か寄与できないかと考えました。それはすごく大変なことだけれど、とても意味のあることだと思っています。
現在私たちは住民の方と共に地域の課題解決に向けてワークショップを行ったり、地域にある施設の有効活用に向けて活動したりしています。応援よろしくお願いします。
農業と論文。それは容易に想像できない関係。でも学生が限界集落の方々に貢献できることってなに?という視点に立てば、それは学術的な貢献と切手は切り離せないですよね。
そうですね、、、!
コメントありがとうございます。