【体育会学生必見!】自分を探究する① 〜足跡を振り返る〜

昨日、NBAの元スーパースターであるコビー・ブライアンが事故死しました。若干41年の人生です。私が米国に留学している頃、マイケル・ジョーダンが引退し、コビー・ブライアンがその後のバスケ界を牽引していました。マイケル・ジョーダンと同様、まさに超人でした。私にとっては、アメリカンドリームを象徴する一人として、強く心に刻まれています。心からご冥福をお祈りいたします。

さて、コビーの訃報に接し、「人の命が有限である」ことを改めて痛感しました。いつ、どこで人生に終止符が打たれるかは、誰にも分からない。終わりを決めるのは、本人の意志とは無関係であるかもしれない。だからこそ、限られた時間を有意義に使わなければならないし、その意義に対しては意志を持って臨みたい(意義ある人生は自分の意志で決める)と考えるのは至極当然なはずです。

翻って、スポーツシーンや部活動を考えてみてください。あなたの選手としての現役期間はどれくらいありますか?競技にもよりますが、長くても20年くらい?20年も現役を続けられる選手なんて極めて稀で、殆どが大学の4年間か、卒業後に続けたとしてもせいぜい7~8年ってところでしょうか…。極めて有限です。しかも、怪我をしてプレーできなくなったり、チーム事情で引退を余儀なくされたり、自分の意志とは関係のないところで選手としてのキャリアを終えなければならないことも多々あります。まさに人生と同じですね。

「あなたはそんな希少な時間をどう過ごしますか?」

「あなたは選手としてのキャリアをどう生きますか?」

「あなたはプレーを通じて、あなた自身をどう表現しますか?」

同じ競技をやっていたとしても、同じチームでプレーしていたとしても、選手としてのビジョンも、マインドも、表現したいことも、他の誰とも異なる唯一無二なはずです。「プレーを通じて何を伝えるか」こそが自分自身であり、スポーツはそれを伝えるコミュニケーションツールです。不器用でも、下手くそでも、見ている者を惹きつけるプレーや選手っていますよね。それは、この「何を」をしっかり持っているからです。この「何を」を見つけるためには、自分自身を識ることです。つまり、自己探求です。

自己探究の方法はいくつかありますが、その一つとして「足跡を振り返る」ことが有用です。Pandoの機能として備わっている「ヒストリー」がこれに相当します。幼い頃から現在に至るまでの体験や経験、その時に感じたことや考えたことなどを振り返ってみてください。「自分はこんな人間だ。」「こんなふうになりたい。」何かしら、"筋"のようなものが見えてくるはずです。まだしっかりと通ってなくても良いのです。"筋"が見えれば、通す作業をすれば良いだけなので…。

まずは、ストーリーを書きながら、自身の足跡を振り返ってみてください。ビジョンやマインドも見えてくるかもしれません。次回も引き続き、自己探究の別の方法をご紹介します。


※「足跡の振り返り」は私も学生時代にやったことですが、こうやって紹介していると、改めて私自身にとっての意義を見つめ直す良い機会となりました。今一度、初心に帰り、有意義な時間を重ねていきたいですね。

松下 耕三
2020.01.28

自己探求というのは大切なことですが、なかなかのお題なので、目をそらして生きてしまいがちですよね。大切なことは妥協せず考え抜いて、自分とは何者か?という問いに答えを持つことだと思います。

山羽 教文
2020.01.28

コメントありがとうございます。そうですね、妥協せず考え抜いて行動することを、絶えず追求しないといけないですね。日々の雑用にかまけて、ついつい疎かになってしまいますが…。気を引き締めて。

仰るとおり、そもそも自己探究という言葉そのものが、取っ付きにくいかもしれませんね。タイトルも考えた方が良いかもしれませんね。ありがとうございます。

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