ルンニー・スリチャンさん × STUDY FOR TWO 交流会 @渋谷

こんばんは!支援先調査チームです!
10/25(水)にルーム・トゥ・リード 女子教育プログラム卒業生であるルンニ―・スリチャンさんとSTUDY FOR TWOメンバーで対面での交流会を実施しました🙌
STUDY FOR TWOからは、関東地区メンバー8人が参加しました!

遅くなりましたが、今回はその様子をボリュームたっぷりでお届けしたいと思います😊
≪当日のスケジュール≫
18:00~19:00 渋谷のレンタルスペースでルンニーさんにインタビュー
19:30~21:30 ご飯会
≪目次
➊ルンニ―・スリチャンさんとは?
➋インタビュー内容
➌ご飯会でのこぼれ話

①ルンニ―・スリチャンさんとは?
STUDY FOR TWOが支援を行っている、ルーム・トゥ・リード・ラオス女子教育プログラム卒業生。ウドムサイ県の少数民族出身。小学校5年生から女子教育プログラムに参加。野口英世の伝記に感銘を受け、女性の大学進学率がわずか15%のラオスにおいてラオス国立大学文学部日本語学科へ進学。日本語教師を志し東京外国語大学の留学枠を勝ち取るも2020年コロナ禍で渡航停止、その後も最愛の家族を亡くすなど多くの試練が。それでも諦めることなく勉強を続け2022年国際交流基金が提供する海外日本語教師基礎研修生に合格、2022年9月から翌年2月まで念願の日本留学を果たした。

◯参照:ルーム・トゥ・リード・ジャパン 「私にとって教育とは、『新しい人生』です。ルンニーの物語(ラオス女子教育プログラム卒業生)」, http://roomtoreadjapan.org/2023/02/lounny.html

②インタビュー内容

1.ルンニーさん × 日本語教師
2.ルンニーさん × ラオスでの教育
3.ルンニーさん × 日本
4.STUDY FOR TWOメンバー × ラオス
5.事前質問に答えてみた!


以下、会話表記

・ルンニーさん▷ル
・どいまん▷ど(埼玉大学支部4年、学生代表)
・さえ▷さ(日本女子大学支部3年、支援先調査チーム)
・ナガぽ▷ナ(茨城大学支部2年、支援先調査チーム)
・ざきまな▷ざ(東京女子大学支部3年、日本語教師を目指して奮闘中)


こんな感じの雰囲気でインタビューを行いました!
(一番最初には、動画を通じてSTUDY FOR TWOの活動を紹介しました!
その動画はこちら▷ 教育で人生が、世界が、未来が変わる【STUDY FOR TWO】 )

1.ルンニーさん × 日本語教師
さ:日本語習得の時、敬語が難しいとよく聞くんですが、ルンニーさんが日本語を学ぶ中で難しかったことってありますか?
ル:漢字ですかね。ラオス語では漢字使わないので…。あとは発音(箸と端というようなアクセントの違い)も難しかったです。

ど:今はラオスの方に日本語を教えているんですか?
ル:そうですね。
ど: 何人くらいの人に教えてますか?
ル:1クラス30人くらい。
ど:30人くらい。結構いる。
ど:何歳くらいの人?
ル:18~23歳の大学生ですね。でも一から、あいうえおから教えています。
ど:僕らがタイ語を勉強するみたいなもんよね。
ざ:日本の大学では第二外国語として、英語以外の言語を勉強してます。私は中国語を勉強しています。あとはフランス語とかもある。

ざ:日本語を教えるときは全部日本語で?それともラオ語で?
ル:ラオ語と日本語を混ぜて簡単な日本語で、ゆっくり話して説明しています。
ど:受けてみたい~!
(一同同意)
ざ:ね~!受けたい私も!

ざ:え、教科書は何を使ってますか?
ル:「みんなの日本語」を使ってます。
ど:あ~あるわ。大学に。留学生みんな使ってる。
ざ:ですよね。
ど:N1(日本語能力試験で一番難しいレベル)向かってみんな頑張るやつね。
ざ:N1はむずかしい。
ど:ね。難しい。

ナ:N1…?
ど:なんか、英検1級みたいな。N1持っている人は大体もうぺらぺら。
ナ:へえ~~~~~~~~
ざ:ルンニーさんペラペラですよね。N1もってるんですか?
ル:今年、試験受けます。頑張ります。
(応援しています🔥)

2.ルンニーさん × ラオスでの教育
ナ:前、ルーム・トゥ・リードのインタビューを受けてた動画を見たときに、学校教育では公用語ではない言語で教育を受けたと紹介されてたんですけど、そうすると、大学とか行くときはまた違った言語になるんですか?
ル:そうですね…ラオスには公用語がたくさんあって、私の家族も少数民族の言語を話しています。でも学校では、ラオ語を話しています。
ざ:そのラオ語はいつ勉強しますか?小学校…?
ル:小学校からですね。
ざ:それまでは、自分の場所とか家族の言葉を話して、小学校に入ったらラオスの公用語を話すという感じになるんですね。
ど:へえ~~~~~~~

ざ:小学校では、テストもラオ語ですよね?中学高校でもラオ語…?英語はしないんですか?
ル:英語は、授業という形でしてますね。
ど:なるほどねえ

3.ルンニーさん × 日本
ど:ルンニーさんが、日本に興味を持ったきっかけはあるんですか?
ル:最初は日本のことは全然分からなかったです。日本語を勉強し始めて、日本文化を知ってから、興味深いと感じました。
ど:日本の好きなところは何かありますか?
ル:そうですね…日本は規則が…
ど:時間とか?
ル:そうそう!時間とか守ってて、あと行列を見たときにすごい感動しました。
一同:(笑)
ど:みんな並ぶから?
ル:そうですね。

ナ:ラオスでは(行列とかは)ない…?
ル:ラオスはね、うん、ない(笑)。
ど:そっかそっか。

ど:嫌いなところはありますか?苦手なところとか。
ル:苦手なところ…は……
ど:ない?(笑)
ル:うん、たぶんないです(笑)

4.STUDY FOR TWOメンバー × ラオス
ど:みなさんラオスについて知ってます?あんまり知らない?
(中の人の心の中:地理的位置とフォー、あと教育事情しか知らん…)
ざ:カオニャオ(もち米)とか?がおいしい。
ど:HAHAHAHAHA

5.事前質問に答えてみた!
今回の交流会にあたり、STUDY FOR TWO内で質問内容を募集したため、そちらの質問にも答えていただきました。

Q.
教育プログラムを受けてから「日本」や「STUDY FOR TWO」に関してどのような印象を持ちましたか?
また現在はこれらに関してどのような思いを持たれていらっしゃいますか?

A.
教育プログラムを受けてから、人生は大きく変わりました。
まず、日本語の知識や日本文化を知るようになり、特に日本語教育についてもっと学びたいと思うようになりました。
また、今年10月の来日時にルーム・トゥ・リードの支援者の皆様やSTUDY FOR TWOの方と会うことができました。STUDY FOR TWOの方とは、色々な話ができて楽しくて、活動についても詳しく知ることが出来ました。大学生の力で色々な活動をしているところに感動しました。

来年には、大使館の奨学金の試験を受け、大学院に進学したいと考えています。
もし日本に留学できたら、STUDY FOR TWOの活動に参加したいと思っています。
いつもありがとうございます。

③ご飯会でのこぼれ話

今回は、刺身などの日本料理やお鍋のコースを堪能しました🥢
※20歳以上のメンバーのみ飲酒をしております。

🍶ルンニーさん初日本酒🍶
ご飯会では日本酒が注文できたので、ルンニーさんは日本酒にトライしていました!
お二人ともいい笑顔ですね🥰

🔥ラオス料理はタイ料理よりも辛い!?🔥
…だそうです。食べ続ければ慣れるそうです。
<ざきまなの補足>
タイの東北部はとても辛いです。ラオスはそのさらに東北なので、とても辛いです。でも、慣れると辛いだけじゃなくて、甘いと酸っぱいもあって複雑な味でとても美味しいです♡


❓SFTメンバーに突撃!今回参加した理由は❓
今回参加した、支援先調査チーム以外のSFTメンバーに参加理由を聞いてみました!
💬「実際に支援を受けた人に話を聞けるのが貴重で、興味深かったから」
💬「自分たちが普段行っている活動がどう結びついているのかを感じたかったから」
💬「自分も日本語教師を目指しているから、ルンニーさんと話してみたかった」
などなど、様々な理由がありました!


🍪ルンニーさんからのお土産🍪
私たちからも和菓子の詰め合わせをお渡ししましたが、なんとルンニーさんからもお土産をいただきました…!ありがとうございます!
ラオス語で書いてあったので翻訳しました。(文明の利器がありがたいですね)
バター+焼きバナナの優しい味でした🍌

余談:こちらのクッキーは2ついただいたので、ざきまな+支援先調査チームメンバーでじゃんけんをした結果、なんと3年生ズ(ざきまな、さえ)が勝利しました。
ちなみに私は家族とおいしくいただきました☺️

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また、終了後はルンニーさんより、
今日はお世話になりました。本当にありがとうございました。
実際に会えてすごく嬉しいです。そして、色々話しができてとても楽しかったです。料理も美味しくてお店も最高です。また、今度会いましょう。
ラオスにも行ってみてくださいね。案内は私に任せてください。(原文ママ)
とメッセージもいただきました!
短い間でしたが、充実した時間を過ごすことが出来ましたね✨


いかがでしたか?
少しでも、当日の雰囲気を味わっていただけたら幸いです(^^)


今回、お忙しい中時間を割いてくださったルンニー・スリチャンさんをはじめ、
このような素敵な機会を提案してくださったルーム・トゥ・リード・ジャパンの皆様に厚く御礼申し上げます。
この度は、貴重な機会をいただき誠にありがとうございました。

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