みなさんそろそろオンラインでの授業が始まるころだと思います。
「ずっと家にいてやることがない…」
「モチベーションを失っている…」
という人も多いのではないでしょうか。
そんな中、今回インタビューした高堀さんは、オンラインの中でも多くの活動をし、毎日を充実させています。
そんな彼女を動かす原動力は何なのでしょうか。
日々を充実させたい!
新しく何かを始めたい!
と思っている方にぜひ読んでいただきたい記事となっています!
Q1.自己紹介をお願いします!
慶應義塾大学看護医療学部2年高堀香菜です。
キャンパスは、1.2年生は湘南藤沢キャンパスで、3年生からは慶應病院のあるキャンパスに移ります。学科が決まるのは3.4年生からになるので、現在はまだ学科はありません。1.2年生は基礎看護学という、国試に出題される基礎部分を学びます。
3年以降は、より詳しく学んでいきます。成人看護、小児看護、訪問看護、看護倫理、傾聴などの心理学、医学部も学ぶような病態学など、幅広く学んでいきます。
趣味は最近youtubeにはまっています(笑)特にQuizKnockが好きで、めっちゃ面白いです。賢い人ってほんとに頭の回転が早いなと思います。レポートに全然身が入らない時とか、一緒に勉強する動画をすごく活用していました。ぜひ見てみてください!
Q1-1.将来的には、どのような道を考えていますか?
もともと国際連合の職員になりたいという夢がありました。そのためにはただ英語ができるだけではだめだと思い、世界に通用するような専門性を身に付けたいと思っています。母が薬剤師なこともあり、保健や医療に馴染みがあって、看護の道を目指しました。将来は看護師になりたいというより、看護の資格を取って、それを応用していきたいと考えています。
Q2.このコロナ影響で大変なことはありましたか?
コロナの影響でというか、コロナの状況下で始めたことなんですけど。今は研究室で新型コロナウイルス対策を市民がどのように行っているのか、アンケートを取るという活動をしています。ですが、この状況下では自分の身内にアンケートを流すしかないので、集めるのが大変でした。もっと幅広い人たちにアンケートを取りたかったですが、関東の大学生に対象を絞らざるをえませんでした。
いずれ回答していただいたアンケートを活用して、実際に感染対策に楽しく取り組むことができるような仕組みを開発していきます。
学問的には、1年生は基礎、2年生は自分の興味をより深く追求していきたいと思っていました。それが今の状況だとあまりできていないっていうのがありますね。
あとは、個人的なところで言うと、被災地のボランティアに大学生のうちに行きたいと思っていたので、それがいけなくなってしまったのは残念です。
ですが、全体的に自分の中では、今の状況の中でできることに早めにシフトチェンジ出来たと感じています。
Q2-1.コロナの影響で良かったことはありますか?
良かったと思うことは、オンライン勉強会とか、WEBセミナーがとても増えたことです。対面での講演会だとすごく大きな会場で、距離もすごく遠くて、あまり一緒の空間だと感じられないことが多かったんですけど。
Zoomの方が、参加者が皆平等に扱ってもらえるし、相手に顔を見てもらえるのですごく良いと思います。それで、遠くの県の方と関われたりすると、なんて素敵な時代なんだろうと思います。
Q3.オンライン授業になったことで生活はどのように変わりましたか?
ちょうどこの前、2週間病院実習があって、初めて慶應病院に入ることができました。キャンパスには変わらず入れてないですね。
普通の座学に関しては、そこまで問題はないです。ですが、2年生の春学期から演習が始まるはずで、その中で血圧を測る練習とか、採血とかする予定でした。対面でないとそれができないので、本来は春学期のみの科目だったのが、通年の科目になりました。カリキュラム的に大きく変わったりしましたね。
あとは、看護の課題は手書きでないといけないものもあって。手書きで書いたものを郵送したりしていました。知り合いに聞いた話だと、郵送だと間に合わなくて、教授に直接渡しに行った人もいたとか(笑)
あとは、yogibo maxを買いました!ずっとパソコンの前にいると、腰が痛くなりませんか?(笑)それが耐えられなくて購入しました。
Q3-1.コロナ禍で健康は大きなテーマだと感じますが、その点どう思いますか?
そう思います。今ベンチャー企業でインターンをしていて、その会社が予防医療に重点を当てています。若者はこれまであまり予防医療に危機意識を持っていなかったけど、この状況だからこそ予防意識を持てるようになっているみたいです。健康への意識も上がっていると思います。
Q3-2.インターンには何か影響が出ていますか?
インターンは学部のOBの方が起業した会社です。予防医療事業部の営業課として、インターンシップの運営などを行っています。このインターンを始めたのが2月くらいなので、いきなりコロナに入ってしまった感じでした。
初めの頃は本当に厳しくて、インターン生も休業せざるを得ない状況でした。直接出向いて心拍数を測ったりしていたのが、そういうイベントが全て潰れてしまいましたね。ずっと在宅ワークで仕事をしています。
Q.4 サークルはどうしていますか?
国際協力NGO風の会というカンボジアに教育支援している団体に、1年の1番初めに入りました。他には、慶應の国際協力研究会のPEACEにも所属しています。また、社会人のNPOのボランティアに参加したりもしたことあります。インターンもしているので、正直かなり忙しいです(笑)
PEACEの方の活動の話をしたいと思います。このコロナの状況って、家に閉じ込められている状況だと思います。それって、病院や高齢者施設の患者さんが置かれている状況に似ていると思うんです。外に出ることができるのが日常だったからこそ、すごくストレスを感じると思います。その気持ちがわかってあげることが看護をするべきことだと思っていて。
なので、病院の患者さんや、高齢者施設の方とzoomで交流するという活動をしてしようと同級生と現在企画しています。私たちは患者さんたちと交流する場を設けることができるし、患者さんたちも若い子と話すことができて、良いと思います。
新歓も行って、PEACEは新入生が12人入ってくれました。とても多くの子が入ってくれて、意外だったけど嬉しかったです。
コロナがあった分、人の質が上がっている感じはしますね。上級生でも、これまでなんとなく参加していた人がいなくなって、やる気のある人だけが参加していると思います。これから就活する上でも行動力がある人が求められると思うし、このコロナの状況下では、そういった力が養えると思います。
Q.5 友人関係や家族関係、恋人関係などどのような変化がありましたか?
意外だと言われるんですけど、人と関わることが面倒くさいと思ってしまうタイプなんです。すごく気にしいで、他人のちょっとした仕草とかをすごく気にしてしまいます。それが逆に面倒くさくなって自分から関係を断ち切ってしまったりもありました。
オンラインになって人間関係における精神状態は良くなりましたね。独りにはなりたくないけど、1人にはなりたいと思っていて、それがかなり可能になったと思います。画面上にはみんながいるけど、自分1人で活動ができるし、関わりたい人としか関わらなくていいですよね。自分のペースで生きられるようになりました。
今は実家に住んでいます。ですが、本当に毎日朝昼晩でmtgが入っていて、1つのmtgに1時間半~3時間くらいかかることが多いです。
なので、ご飯を食べる時間とか毎日確認されます。家にいるのに、ご飯の時間を合わせてもらったり、一緒にご飯を食べられなかったりするので、とても申し訳ないです。
Q.6 大学費用に関して、何か影響を受けましたか
親に払ってもらっているため、大きく影響はありません。定期がとても高く、それがなくなったので、むしろ自分の手元のお金は多くなったかもしれないです。
Q.7 コロナ禍が収束した後はどんなことをしたいですか?
元に戻りたいという感覚はあまりないです。コロナを踏まえた上で行っている活動が多いからですかね。
オンラインで得られているものと、得られないものがあると思います。実際に会って関わることによってその人の深い部分、心情とか愛情に触れることができます。オンラインにおいては、そういったぬくもりの欠如などがデメリットだし、遠距離の人と関われるのはメリットだと思います。オンラインの良さを生かして、今後も活用していきたいです。
個人的に、心の健康、どういうところに人は幸せを感じるのかに興味があります。逆にどういった部分で不安やストレスを感じるのか。それが、コロナの状況を経て、どういった変化があったのか。また、コロナによって情報格差や、健康格差などさまざまな格差が生まれていると思います。そういったところにも目を向けていきたいです。
Q.8 最後に一言!
私が所属している、慶應義塾大学看護医療学部生のみで構成されている国際協力PEACEでは、現在高齢者施設や病院の高齢者を対象にオンラインで繋がろうという企画を実施しようとしています!
Twitter(@peace_sfc)にて活動の詳細を掲載しております!是非閲覧・共有をお願いします!
高堀さん、素敵なインタビューをありがとうございました!
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