第29弾 とりバズ 「応用数学概論」 まとめ報告

1.発表の内容の要旨

 皆さんお疲れさまです!10月30日に第29弾とまり木バズセッションが開催されました!今回は東京理科大学3年生の飯島さんによる「応用数学概論」の発表でした。

 「なぜ数学を学ぶのか」という質問から始まったこの発表、参加者からは「お金の計算をするため」「受験勉強のため」など様々な意見が出ましたが、発表者の飯島さんは「身の回りの学問に使用したり、様々な機械を動かしたりするのに必要だから」と考えているそうです。

 今回はその中でも、数学が様々な機械を動かすためどのように使われているのか、について扱いました。数学は機械の「システム制御」、つまり機械を人間の思い通りに動かすための仕組みの中で、とても大きな役割を担っています。機械を最小のエネルギーで効率良く動かすためにはどうしたらよいか、また機械が最大限の働きをするためにはどうしたらよいか、そのようなことを考えるのに数学は欠かせません。

 そのことを、水槽を例に取り上げて分かりやすく解説していただき、参加者の数学についての価値観を変えてくれるような発表になりました。


2.議論の内容

 議題は①この発表で数学の印象がどのように変わったか、②生活の中で数学が使われていそうな場面はあるか、の2つでした。主に、「数学は哲学みたいなもので、人間が作り出したものだと思う」、「数学は世の中の全てを数式にするわけではなく、世の中をより認識しやすいよう、複雑なことを簡単に表してくれるものだ」などの意見が出ました。

 数学は意外にも言語と似ていて、知らず知らずのうちに人間の認識や思考の中に入り込んでいるのかもしれませんね!