とまり木で定期的に行われてきた勉強会ですが、なかなかアーカイブスを見る時間も無い人もいると思います!
そこで今回から、とまり木バズセッションの過去回をテーマごとにピックアップしプレイバックします!
最初となる今回は「フェミニスト」にまつわる発表を振り返ります。
「We should all be feministus - How?」
昨今のフェミニズム運動に関して、具体的にどのような理念をもって、どのような活動がお粉wれ亭るのかを解説しました!
フェミニストというと過激なイメージを持たれがちですが、真の理想は「ハッピーフェミニスト」と呼ばれる、穏健なフェミニストになることにあります。
基本的に、女性の権利拡張といっても、それは男性を嫌悪するということとイコールではなく、あくまで「女性に対して不当な態度、対応をとる人や制度」を改革していこうということであり、○○は××であるというような固定観念を崩すことに狙いがあります。
決して過激派が多数派ということはなく、多くのフェミニストは自分たちの主張をアグレッシブに押し通して男性の座に女性が取って代わろうとしているわけではないのです。
確かに、フェミニズムの出発点に性差別を通してのの疑心暗鬼がある人が多く、怒りや憎悪などの感情を動機付けにしやすい部分はあります。しかし、フェミニズムが目指すところは、どこまでも女性ももっと「自由」にというところなのです。
White washing
差別は何も男尊女卑だけではありません。この発表では、とりわけアメリカの映画業界において、白人が支配的地位をしめていることに対する問題提起として作出された「White washing」という概念を紹介しました。
ディズニープリンセスが近年まで白人ばかりであったこと、また一部の映画で原作では黒人やアジア人だった登場人物が白人に置き換えられるなどの事例が紹介され、①本当にWhite washingなる事態は存在するのか? ②存在するとして、どのような点が問題となるか?、③どのような姿が理想か(どのような事態であればWhite washingが消滅したといっていいのか)というトピックが中心となって議論が行われました。
愛について(リバイバル含む)
愛とは何か。その疑問に対する明確な答えは恐らく存在しません。しかし、時代ごとに、あるいは国ごとに、その時の人々を取り巻く文化によって、愛の形は大きな制約を受けます。ある時代、ある国にとってのタブーが、別の場所では正当な行為とみなされることがあるのです。
この発表では、古今東西の制度としえの愛の形をたくさん紹介して、愛についての価値観を相対化する試みが行われました。また、社会学的な観点から、愛というのは双方向ではなく、相手に対する「一方通行の行為」が双方向にやりとりされているに過ぎないという構造を示し、報われる、報われないということを越えた「信頼」を持つ力の重要性を説きました。
さて、いかがだったでしょうか!
とまり木では本当に多岐にわたるテーマで勉強会を行っています。ご興味の湧いた方は、他のコンテンツも是非参照してみてください✨