【ゼロ活動報告】 2月1日『日本とドイツ 二つの戦後』

Hallo! Pando!!!

皆さんお久しぶりです! 

ゼロ会員の細野です!

本日は、今年最初の定例ディスカッションとなった2月1日開催の

『日本とドイツ・二つの戦後 ドイツの強制労働者補償問題を事例として』

の活動報告をします。


・今回のテーマを選んだ背景

皆さま知っての通り、(最近では知らない人も多いようですが)日本とドイツは第二次世界大戦を引き起こして敗れ、敗戦国となりました。

両国は戦後、戦中に行った行為への対処を求められ、今でもそれは続いています。そこで、両国が問われているものの共通点と相違点を認識したうえで、政治的・外交的観点から、ドイツの事例から日本が学べることは何か、考察したいと思い、このテーマを選択しました。

・ドイツの戦後補償問題

まず、日本とドイツでは問われている過去の行為の性質が異なるということを確認し、ドイツがどのように補償を行ってきたか、当時の背景も踏まえてレクチャーしました。

その上で、賠償問題はもはや解決したとしているドイツが冷戦終結後にどのような問題に直面し、対処を求められたかをディスカッションしました。

冷戦後という事もあり、経済難に陥った東欧諸国から賠償を求められたという意見や、謝罪が謝罪とみなされない状況が発生したという意見が多く出ました。

実際、ドイツは冷戦後にアメリカで相次いだ訴訟への対応を迫られます。


・ドイツの強制労働者補償問題

ナチスが行った強制労働の被害者に対する補償問題に直面したドイツ政府は、新たに基金の設立を決めます。

しかし多額の金額に上ったことや、蒸し返されることへの不満、金額の配分等を巡って被害者や企業となかなか折り合えず、またアメリカ政府との折衝も難航を極めました。

それでもドイツは補償を完遂させ、これはドイツの国際的イメージの向上に繋がります。しかしその裏で、賠償問題の根本的解決は先送りにされました。

こうした例から、慰安婦問題などを抱える日本は何を学べるのか。二回目のディスカッションに臨みました。

法的な解決をしているという点では日本はドイツより安定性がありますが、同時に国際的イメージへの関心が薄いという問題も指摘されました。


・おわりに

今回のディスカッションテーマはかなり難解なものでしたが、もっと緩いテーマの時も、もっと難しいテーマの時もあります。

関心を少しでも持っていただけた方は、是非見学にいらしてください!!


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Yuhsei
2021.02.09

実に面白いですね!

細野 裕輝
2021.02.09

ありがとうございます!

Yuhsei
2021.02.09

いえいえ

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