「教える」に携わる
元々学校の先生になりたかったので、大学に入学してからも教えることに携わりたいと思っていました。2年生になるぐらいには、ご縁があって2ケ所で教える経験をさせてもらうことになりました。
- 学習塾で指導
- バスケットボールクラブでの指導
自分が教える側になるワクワク感があった半面、上手くいくのかという不安がありました。それでも、どうにかなると思っていた自分がいました。教えるイメージはあったので。教えることの難しさを微塵も知らずに。
理想とのギャップ
塾で教える時も、バスケを教えている時も、何か上手く教えられていないな、と気づくのにあまり時間はかかりませんでした。
「教えている」というより、「一方的に説明する」かのような時間。
そんなモヤモヤした思いを持ちながら教えていると、自分が楽しめなくなったわけです。バスケに関わったことをしているのに、楽しくできない。英語は好きだったのに、教えている自分が話す英語は楽しめるものではない。自分の教えるイメージと現実の違いに気付かされ、自分の教える力を思い知らされました。
気付けば、話を聞くことの大切さを話すことが多くなったりしていました(まあそれも大事なんですけどね)。
これが教えることの難しさなのか、と気づいた瞬間でした。
上手くいかない理由
なぜこんなにも上手くいかないのかと考え抜いた結果、 ある結論に至りました。
それは、「信頼関係」が築けていないということです。
信頼がなかったら、「教える」は成り立たないと思います。熱意を持って教えてくれるという信頼であったり、話している時は聞いてくれるという信頼。これに関しては言うまでもないと思います。
学校で起こったこと、最近はハマっていること、ムカついたこと。こんなことも相談すれば聞いてくれる、という信頼があれば、教える、教えられるという関係をこえて仲の良い友達のような関係が築けると思います。そんな関係になれたら、週1回のバスケの練習、塾での授業がもっともっと楽しめるんじゃないかと感じました。
気付けたから楽しめた
自分なりに何がうまくいっていなかったかを考えると、少し気持ちが落ち着き始めました。毎週のバスケの練習、塾での指導も精神的な負担ではなくなっていました。
何より教える側がとても楽しむことができました。 自分が教えたことで、教えた側の理解が深まり、できることが増えていくことを見るのが非常にうれしいです。
現在、そしてこれら
現在でも塾での指導は続けていて、今年度から中学1年生になった子たちを見ることになりました。彼らは塾に来てすぐ学校の話をしてくれます。気付いたらため息ついちゃうことからツッコんで話してみたりもします。
そうやって話していることも信頼関係を築く一歩になります。
もちろん、勉強する時は勉強しますよ?それがメインですから(笑)
こうして「教える」を通して得た経験を、「勉強は、楽しめる。」をコンセプトにした僕たちLearnboのイベントで、たくさんの子どもたちに提供したいと思っています。これだけ楽しむことができるように意識してるのに、さらに勉強を楽しみながらできるんですって。
考えただけでワクワクしません?