「あじみ教室」の魅力

LearnBoのの活動の中で、私が特に好きなのが「あじみ教室」です。
あじみ教室は、大人や大学生が学ぶような事を子供たちにわかりやすく簡単に授業し、その魅力を知ってもらうという活動です。今日は私が考える、あじみ教室の魅力をお伝えできればと思います。

私の高校時代


突然ですが、私の高校時代のお話を一つ。
私は数学が大嫌いで、英語が好きな、いわゆる「ド文系」の高校生でした。

数学の授業にはついていけず、理解が追い付かないから眠くなってしまい、余計に授業が分からなくなり、しまいには数学のテキストを開くと途端にまぶたが重くなるという始末。

理科も同様に、
理解できない→勉強が楽しくない→授業に集中できない→余計に理解できない
という負のサイクル。

一方、幼いころから好きだった英語は、授業がどんなに大変でも続けることができました。
それは、私が英語の楽しさを知っていたからです。

英語は常に私の身近にありました。3歳から英会話を習い始め、クラスで習った英語の歌を歌うのが好きでした。小学校、中学校では月に数回のALTの先生が担当する授業が楽しくて仕方ありませんでした。ALTに自分の英語が通じた時にはウキウキが止まりませんでした。
そんな私は、高校の国際科に進学しました。周りの英語のレベルに圧倒され、一度は英語が嫌いになりかけましたが、「私もみんなみたいに英語が使いこなせる人になりたい!」という想いから、授業に食らいついていくことができました。


この経験から私は、楽しさ・魅力を知っている学問は、折れることなく自ら意欲的に学んでいくことができるのだという考えを持つようになりました。


負のサイクルを断ち切る


勉強の“負のサイクル”を断ち切る一つのきっかけが、「その勉強が、将来どんな学問や場面で活きるのかを知ること」だと思います。


今自分が勉強していることの「その先」に興味を持つことができれば、今は嫌いで苦しんでいる勉強が、少し好きになるかもしれない。
今つまらないと感じている授業への見方が変わるかもしれない。

あじみ教室は、まだ見ぬ学問の世界を子供たちに紹介できる絶好の機会です。
あじみ教室に来てくれた子供たちが、苦手だった勉強に興味を持つきっかけになってくれたら。

そんな思いで、私はこれからもあじみ教室に取り組んでいきたいなと思っています。

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