チームメイトのことを知っていますか?【チーム・組織づくり】

時間が空いてしまいましたが、前回の話「新チーム始動にあたって!」は覚えていますか? 強いチーム・組織をつくるためには、「メンバーの強みを最大限に活かす」ことが大切で、そのためにチームを構成する3つの要素(「人材力」「組織力」「関係力」)を強化していきましょうという話をしました。そもそもチームとは、「❶共通の目的・目標」と「❷共有されたルール」があり、かつ「❸個々の力を合わせた総和以上の成果をあげる」集団のことを言います。❶❷が「組織力」であり、❸が「人材力」と「関係力」に関わってきます。この3つの特性が、チームとグループの大きな違いです。

新チーム始動にあたって!【チーム・組織づくり】

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それでは、新チーム始動にあたって、何から着手すればよいのでしょう? おそらくメンバーは、そのチームが部活動であれ、会社であれ、何をやっていて、どこを目指しているのかは、なんとなくは分かって集まってきているはずです。勿論、理解の差はマチマチなので、ゆくゆくは「組織力」を強化していかなければなりませんが、まずはじめにやるべきことは、「お互いを知ること」です。これが「人材力」強化の最初です。個性的で多様な人材がいれば最高です。

「お互いを知る」観点は、部活動であれば運動能力や競技スキル、体格など、会社であれば専門スキルなどが挙げられますが、このあたりはどこでもやっていると思います。もっと大事な観点は、「思考特性」や「行動特性」を知っておくことです。「思考特性」とは「考え方の個性」で「論理・理性的」「堅実・計画的」「感覚・友好的」「冒険・創造的」の4つに分類されます。この思考特性の違いが、コミュニケーションのギャップを生んだり、理解を妨げたりします。「行動特性」は自己表現性、自己主張性、柔軟性の3つの視点からなり、それぞれの強弱によって言動が異なってきます。この「思考特性」や「行動特性」こそが、その人の強みに繋がる部分です。

チームメイトの「思考特性」や「行動特性」をお互いが相互に理解しておくことにより、コミュニケーションの取り方が変わったり、ストレスが軽減されたり、チームメイトの強みの活かし方が分かったり、…、まさに「人材力」→「組織力」→「関係力」の循環が始まっていきます。人は自分を中心に考えてしまいがちですが、「思考特性」や「行動特性」は個性であり、違っていて当然であり、また違うことこそが価値であるということが分かれば、「メンバーの強みを最大限に活かす」にも繋がっていくはずです。

(※「思考特性」や「行動特性」の簡易調査もできるので、興味があればお声かけください。上図はフォルティナ社のHPより引用。)

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