中国若者の春節のお過ごし方

北京支部のポンポンです!もうすぐ日本では新年を迎えますね。でも、旧暦の新年をメインに祝う中国では今年のお正月は2月1日になります。
伝統的な春節の過ごし方は外国人にとって、すごく中国っぽくて面白いですが、
時代の進歩、特にインターネットの発展に伴い、中国では新たな春節行事が生み出されたのです。
 
旧年度から新年度へ跨いでいく中、
五つの行事は現代の若者にとって、定番になっています。

争って帰省のチケットを買う
日本の皆さんは年始年末帰省の時に、チケットを買う問題で困ったことがありますか?
実家と離れて大都市で働いてる中国の若者たちは、毎年帰省のチケットで困ります。
高い飛行機より、コスパのいい列車を利用する人が非常に多いので、
席の限られているチケットをいかに手に入れるのが肝心です。
中国鉄道局の公式アプリでチケットを買うこともできますが、
なかなか争いで勝たないので、サードパーティーのアプリを利用してチケットを購入する人が多いです。
チケットが一時的に売り切れてもそうしてもその時間のチケットが欲しいなら、
お金を先にアプリに預けて、
プラットフォームがその後独自のアルゴリズムで、
返却された・補充されたチケットを早く注文できるプロセスに入ります。
そしてこのような、QRコードが発行されます。
これをWeChatのモーメンツに投稿して、友達に読み取ってもらうと、
一人ずつの応援からランダムに加速のポイントが得られます。
この仕組みにより、ここのバーが満たしていくほど、購入の成功率が高くなります。
 
②ネットショッピング
中国ではお正月の準備として、正月用品を買いそろえる風習があります。
春節の前、各ECプラットフォームではセールイベントが開かれます。 
春節のECセールはW11のパターンと似ています。

③福集め

春節が近づくと、アリペイを始めとした各アプリでカートを集めて、
お金がもらえるイベントが近年の定番になっています。
アリペイの福集めで、「愛国福」「富強福」「和谐福 」「友善福」「敬業福」、
この五種類の福カードを集まったら、五億元のお金を分ける資格が得られます。
福カードを得る手段として、ARで福の字をスキャンしたり、
アリペイで福の字を書いたり、友達の森で福の風船を収穫したり、
ババ農園で木に肥料を与えたりすると、高確率で福カードが得られます。
 ここで、友達と贈りあうのが、一番早く集まると思いますし、
カードを通して絆が深まりますのので、おすすめします。

④春晩
春晚はCCTVが毎年行っている年越しカウントダウンイベント番組です。
歌、ダンス、ショートコント、中国漫才…様々なパフォーマンスが見られます。
しかし、「内容がつまらなすぎ!」「別にテレビ見なくてもやることあるから」
という理由で、「春晩」を見ない若者が増えてきました。
この問題を解決するために、春晩は様々な工夫をしました。
2015年、ウェチャットとの連携を始め、
その後毎年の春晩は必ず大手インターネット企業とコラボします。
生放送の特定時間帯に、司会者の指示に従って、スマホアプリで操作すると、
クーポン券からお金、カートにあるすべての商品を払ってくれるまで、
素敵な景品に当たる可能性があります。
このようなコラボのお陰で、春晩の視聴率が上がる一方、スマホアプリの登録者数も急上昇できます。
 
⑤友達と遊ぶ
やっぱり、旧正月だと、親戚への挨拶回りでお年玉をもらう以外、
普段違うところで勉強か仕事しているクラスメイトや友達に会えるのが一番楽しみです。
中国の若者たちは旧正月にとこに遊びにいくのでしょうか? 
一番人気な選択は、映画を見に行くことです。
毎年の正月の最初の日に、素敵な作品がたくさん上映されます。
2021年の正月上映された人気映画『你好李焕英』は、2022年1月7日に、日本に上映される予定です。
日本に来たことで観られなかったので、ぜひ行ってみたいと思います。


そして、最近の若者の中で、ブームになっているゲームはマーダーミステリーです。
殺人などの事件が起きたシナリオが用意され、
各参加者は自分の分のシナリオをよく読んだ上で、
登場人物となって犯人を探し出す(犯人役の人は逃げ切る)事を目的として会話をしながら進んでいくゲームです。
アプリをで遊ぶこともできます。
頭の体操にもなりますし、他の参加者との会話も楽しめるゲームなので、
社交好きな若者ではすごく人気です。 


以上~

中国・日本に対する想い
6件
山本 一樹
2021.12.24

中国ならではの文化ですね!
日本ではあまりそういうものがないので、触れてみたいです!!

ハヤシ ハルト
2021.12.24

2年前中国に行き、様々な中国の文化に触れましたが、やはりまだまだ知らない文化がたくさんありますね!!今後ももっと知りたいので、また投稿していただけると嬉しいです!!

大久保裕貴
2021.12.20

ポンポンさん、素敵な記事拝見しました!こういった国の違いを知れるのはとても学びになります!また楽しみにしています!

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