こんにちは。日和のhinakoです。
11月になると、朝夕に吐く息が白くなってきましたね。帰宅後に食べる温かい食事はほっこりして、1日の疲れが癒されます。この時期になると、お野菜をたくさん食べられるお鍋が恋しくなりませんか?「鍋」といっても、日本国内外にいろいろな種類のお鍋があります。今回は海外で人気のある日本の美味しいお鍋を紹介したいと思います。
日本の鍋の歴史
近代以前の日本の住居は囲炉裏が用意されることが多く、そこで調理された料理を配膳せず共食していました。それが現代見られる「鍋料理」へ発達していったのは、囲炉裏端の鍋から、座敷に七輪や鍋を持ち出して食べるようになった江戸時代後期です。囲炉裏にかける大鍋に対して、食卓に持ちだす鍋を「小鍋立て」といいます。「小鍋膳立て」の略で、これが今にいう「鍋」です。この頃、おでんのルーツである田楽が煮込まれ、今のおでんの形に近くなりました。湯どうふ店、あんこう鍋の店など、現在も残る鍋料理屋が創業しています。そして鍋がいっそう盛んになった理由は、牛鍋の流行です。日本は仏教伝来以来、肉食が禁止されてきましたが、明治時代になると文明開化が叫ばれ、富国強兵のために肉を食べることが奨励されました。庶民にとって一番身近な文明開化の象徴が牛鍋だったのではないでしょうか?
鍋の分類
- 水鍋 だしを用いずに真水で炊くもの。水炊き等、具から出るおいしいだしでいただき、各人が薬味や調味料で好みの味にして食べる。
- 煮汁鍋 味つけした汁で作る鍋。おでんや寄せ鍋等、多くの種類の鍋がある。
- すき鍋 鉄鍋を用いて濃い味に作った割り下や味噌だれで煮る。
だいたい大きく三種類に分けられますが、国外ではどのお鍋が人気なのでしょうか?アンケートをとってみたところ、以下のとおりでした。
国外で人気の鍋とその理由
- すき焼き 他のお鍋より、お肉をがっつり食せるから。
- しゃぶしゃぶ お肉がたくさん食べられて、ヘルシーであり、簡単に作ることができるから。
- キムチ鍋 母国でも食べたことがあり、馴染みがあるから。
- おでん いろいろな具材があり、次に何を食べるかが楽しみ。コンビニでも購入でき、温まりたい時や小腹が空いた時に食欲を唆るから。
やはり、国外で人気になるお鍋の理由は、お肉がたくさん食べられるか否かが決め手のようです。ただ味付けは、ヘルシー志向も重要視されてきました。また馴染みがあり、手軽さも人気には欠かせない理由のひとつのようです。
世界の鍋
- カヴァルマ(ブルガリア) 肉と野菜をトマト、パプリカで煮込み、1人分の小鍋に移してオーブンで焼き、仕上げに卵を落とす。
- カタプラーナ鍋を使った海鮮鍋(ポルトガル) 海鮮と玉ねぎやジャガイモを加えて煮込む。味付けはオリーブオイル、ニンニク、トマト、コリアンダーを使用。
- トムヤンクン(タイ) エビやしめじ、パクチーを唐辛子のスパイシーなトムヤムペーストで煮込む。
- チーズフォンデュ(スイス) 白ワインとチーズをゆっくり温め、パンや野菜を絡める。
国外でも日本のお鍋を手軽に作り、食べられる機会があるように、日本でも国外のお鍋を身近に食べる機会が増えてきました。いつかそれぞれの国の持ち味を活かした新しいお鍋が作られるかもしれませんね!
留学生等への入国制限が続いておりましたが、10月から原則として順次、新規入国が認められることとなりました。お互いが配慮をすることを元に、国際交流が出来る状況に世界が戻っていければ嬉しく思います。この冬、日本のお鍋のレシピも、あなたの祖国のお鍋(?)のレシピも教え合えたら楽しいですね。
この時期だからなかなかできないお鍋ですが、心の距離を縮めるという点でも素敵な料理ですよね。外国のお鍋も食べてみたいと思いました!
日本では世界中の食文化が入ってきているので、鍋の種類が豊富で飽きずに食べられて楽しいですよね!
おでんは鍋の一種なんですね😳知らなかったです!
世界の鍋の中でも、ポルトガルの海鮮鍋に興味が湧きました! お鍋というと出汁に野菜をたっぷり入れて、、というイメージですが、オリーブオイルを使うのは面白いです!!
同じお鍋を突っつくとここの距離が近くなると言いますが、本当にその通りだなとこの時期になって改めて感じました。いつか日よりメンバーでもみんなでコタツを囲んでお鍋突っつきたいですね^_^