「普通の大学生」から脱する

 「普通の大学生」から脱する
なんやねんこのタイトル!って思った皆さん。お願いです、最後までこの記事を読んでみてください。

 こんにちは、慶應義塾大学福利厚生団体国際関係会(以下、I.I.R.)の春期プログラム委員長をしています、法学部政治学科2年生の松平忠尚(まつだいら ただなお)と申します。来年2月開催予定のInternational Week(以下、IW)の開催に向けて、委員長として他のメンバーとともに着々に準備を進めています。先日、大学の成績開示があったのですが、絶対に落としたと思っていた授業の単位がもらえていたので異様にテンションが高いです笑笑。さておき、この記事ではI.I.R.の魅力やなぜ私が役員になったのかを、部員の皆さんにも、これから入部を考えている人にも有益な情報として届けられるように、長くなりますが私の想いを率直に書こうとおもいます。

 元々、高校生の時にアメリカに留学していたこともあり、国際交流には興味はありました。帰国後も留学生の生活面や学業面でサポートを行う団体の代表を勤めていたこともあり、大学でも国際交流ができる環境に身を置きたいと考えていて。

 そんな中、複数ある国際交流団体からI.I.R.を選んだのは、新歓時にとにかく役員の先輩の雰囲気が良かったことが1番の理由でした。役員の仕事を義務感として捉えていたのではなく、各々が自らの目標を持って新歓に望んでいた姿はとにかく印象的でした。

 ですが、正直に言うとI.I.R.に入った当初はすぐにI.I.R.のことを好きにはなれませんでした。「500人規模の団体」ということに対しての期待度が高かったが故に、組織内でスポットライトが当たっていたのが一部のメンバーのみである現実を目の当たりにし、この団体で私はどのように成長できるのだろうかと率直に思っていました。

 ではこのような想いを抱えたまま、なぜ春期プログラム委員長への立候補を目指したのか。その一つの理由は、66期の代表である木村勇人さんとの出会いであり、私にとって、今でも忘れられない衝撃的な出来事でした。夜通しで7時間前後I.I.R.に対しての想いを語り尽くした日を今でも覚えています。「自分自身が話していてワクワクできる人を増やせられるような環境があれば、忠尚も団体も成長できる。」そう言われた瞬間に、役員として、このI.I.R.という団体をより多くの人にとって成長できる場にしたいと考えるようになりました。「I.I.R.は刺激的な場所ではない」と環境に責任を押し付けるのではなく、団体の中でも変えられる要素を見つけ出し、主体的に、私自身が理想とする団体の環境や理想像に近づられるよう行動を起こせば良いのだと気付かされた瞬間でもありました。

 そこからは、役員とIWでの副委員長時代を通じて、どっぷりI.I.R.と国際交流の魅力にハマっていきました。役員になってから1年間、1日たりともI.I.R.のことがよぎらなかったことはなかったです。それぐらい、今の私にとってI.I.R.は大学生活、そして人生の1通過点として、欠かせない存在になっています。

 特に今年の2月に、慶應の留学生40名前後を対象とした国際交流イベントを主催した際には、世界各国の留学生と仲良くなる機会を得ました。彼らとラフなことや、真面目なトピックに対しての意見をぶつけ合うことで、互いの見解に変化を与え、その一つ一つの積み重ねが人々の価値観に共鳴した時に、何か大きなことを達成できるのできるんじゃないかととにかくワクワクしていました。

 あとこれは完全に私の個人的な見解でしかないのですが、大学に入学してから絶対にやるべきこととして、自分自身が尊敬できる人(1年後にこのような先輩になっていたいなと思える人)を見つけ、その人の元で長い時間を過ごし、大学生活の仕方や、人格の形成、マネージメント方法などを徹底的に涵養することだと私は考えています。I.I.R.には、先程述べた木村勇人さんをはじめとして、心の奥底から尊敬できる人が多く在籍していることも、大きな魅力だとおもいます。

 このような、「未知に対する刺激」を得られることことがI.I.R.の魅力であり、今の私の役員やIWの委員長としてのモチベーションになっています。だからこそ、今後は現在は達成できていない、対組織内ではなく対組織外に向けてI.I.R.の魅力を発信し、今まで以上に刺激を受け続けたいです。そして、今度は私自身が一個人の人間として、他者に刺激与え続けられるような存在になるためにも、新規イベントや、留学生や部員の巻き込みを継続的に行っていきます。

 ここで、タイトルの普通の大学生」について触れましょう。サークルに入って自分自身のやりたい研究をして、就活をする。大体こんなイメージではないでしょうか。でも、この記事を読んでくれてる人だったら実感としてあると思うのですが、大学生は良くも悪くも大学以前とは異なり、何もかもが自由です。少し言い方を変えると、自分自身の考え方や行動1つで、いくらでも大学生活を「普通の大学生」よりも豊かに、ワクワクできると私は考えています。これまで紹介したように、あいあいにはその環境も、人も揃っています。ここまで記事を読んで、動くかどうかはあなた次第です。ぜひ一緒に大学生活をワクワクさせましょう。

春期プログラム委員長
松平忠尚