模擬国連×教育?! #1

みなさんこんにちは、りょんです。最近学校が忙しくてなかなか記事を投稿できず...ごめんなさい。
さて、今回から新連載ということで、テーマは『模擬国連×教育』です!模擬国連は一部の学校で教育プログラムとして取り上げられるくらい教育的価値が高い活動とされていますが、おそらく皆さんは「模擬国連やってるとなにが身につくの?」と疑問に思うかも知れません。ということで、今回から模擬国連から何を学べるのかについて説明していきたいと思います!ただ「力」を説明するだけではなく、それらの力をどのように鍛えるかも紹介していきましょう!
第一回の今回のテーマは英語力です!

英語、いつ使うの?

「模擬国連といえば英語!」そんなイメージを持っている人も多いんじゃないでしょうか。英語を使うことが理由で模擬国連をハードルの高い活動だと思ってしまう人もいるかもしれませんが、実は模擬国連は全て英語で行われるというわけではありません。会議によっては全て日本語で行われるものもありますが、基本的には日本語と英語を併用するのが主流です。
模擬国連最大の醍醐味とも言えるモデやアンモデ、要は他の大使と議論する時間は全て日本語で話すことになります。だから、英語力がなくても他の大使と交渉することは可能ですし、むしろ議論する際に大事なのは英語力ではなく論理力や多面的思考などその他の力なのです。
では、逆に英語をどこで使うかというとそれはスピーチの時と文書作成の時です。演台に立って議場全体にスピーチをする、その時は英語で話すことになりますし、作業文書や決議案といった文章を書く際にも英語を使うことになります。ただ、スピーチは原稿を見ながらしてもいいですし、文書作成も英語力のある大使に任せてしまえばいいので、実は英語力がなくても模擬国連では戦えるのです。

英語ができるといいことって?

まず、模擬国連以外の場面で「英語が使えるといいこと」を説明しましょう...と思いましたが、もはや説明不要ですね笑
21世紀はグローバル化の時代、海外に出て活動する人もいれば、逆に海外から来た方々と関わる人も増えてきます。そんな中、英語を使えるのは素晴らしいというよりもむしろ当たり前になっていくのかもしれません。現に文部科学省も英語力の強化に焦点を置き、小学校から英語の授業を導入しはじめました。グローバル化の時代を生き抜くために英語力はまさに必須のスキルなのです。
では、模擬国連で英語ができるといいことは何でしょうか。それは情報戦での優位条文編集での優位です。
まず前者から。模擬国連に参加する時には、会議前の2週間〜1ヶ月ほど準備期間が設けられます。その期間に担当国や議題のリサーチを行い、政策を考えるのですが、英語力があるとこのリサーチで圧倒的に有利になれます。なぜかというと英語の文章が読めるから。正直、日本を除いたほとんどの国のことを日本語で調べるには限界があります。政府の発表も英語、マスメディアの記事も英語、とにかく情報を得ようとすると英語の資料を当たらなくてはいけないのです。そこで英語が使えると、得られる情報が格段に増え、リサーチで優位に立てるのです。逆にリーディング力がないとリサーチが苦しいとも言えます。
次に、後者について。ライティング力があると条文編集の際に文法の整った綺麗な条文を書くことができます。これだけでフロントからの評価はかなり高まるので、貢献度のアピールとしては非常にいいポイントになります。さらに、条文を時刻に有利な内容に編集することも可能なので、会議においてかなり優位なポジションに立つこともできます。条文を握った大使が勝つといっても過言ではないくらい条文編集は大切で、そのために英語力が必要なのです。
また、おまけですが、流暢な英語を話せるとスピーチが聞き取りやすい上、カッコよくスピーチをできるのでまさに気分は国連大使!になります笑

どうやって英語力をあげるの?

おそらくここがいちばんのネックでしょう。「学校の英語の成績が上がらない」という人も多いかも知れません。今回説明するのは成績のあげ方ではなく英語力のあげ方なので、この記事を読んで点数が上がらなくても責めないでくださいね汗
模擬国連において大事な力は英語を読む力と聞く力、書く力です。リーディング、リスニング、ライティングですね。スピーキングに関しては、原稿を読みながらスピーチできるので重要度は下がります。
まずリーディングから。これに関してはとにかく文章を読みましょう。英字新聞だったりネットニュースだったり実際の国連決議だったり、とにかく読む量をあげることがリーディング向上の近道です。それが苦痛だという人は、興味ある記事を選んで読んだり、漫画を英語で読んだりするといいでしょう。楽しみながら英語を学ぶことができます。そして、わからない単語を辞書で調べることで語彙力の向上につながります。
次にリスニング。これに関しても聞くことですね。お勧めはTED。自分が興味あるトピックを選べる上、日本語や英語など様々な字幕を選べるので、わからない部分を字幕表示して効率的にリスニングを鍛えることができます。なんならプレゼンのコツも同時に学べるので一石二鳥です。
最後にライティング。日本に住んでいると英語を使う機会はほとんどありませんが、その中でもっとも使わず練習も難しいのがライティングかもしれません。これについては英語で日記をつけることをお勧めします。50単語〜100単語、簡潔な内容で書くことで英語力のトレーニングにもなります。また、1日の反省会みたいな感じで明日の目標にもつながりますし、簡潔にまとめることでようやく力の向上にもつながり、お得です。


ということで、今回は『模擬国連×英語力』について説明してきました!次は『模擬国連×未来思考』です!お楽しみに!