昨年10月、Webデザイナーとしてクインテットに中途入社したg.mimoriさん。
おかかキャンディ
美術大学を卒業後、漫画制作のアシスタントもしていたそうです。
クインテットに入社後、前職の経験を生かしながら、バナー制作、サイト修正等で、早々と活躍されています。
どのような思いで入社され、実際に入社してどう感じているのか聞いてみました!
美術大学卒業からデザイナーを志すまで
――簡単な略歴を教えてください
美術大学でデザインを学んでいたこともあり、卒業後はWebデザインやパッケージデザインを扱っている総合的なデザイン事務所に就職し、1年半ほど勤めました。
その後は、学生の頃から続けていた漫画制作のアシスタントをしながら、他の会社でパートとして働き、直近では予備校の広報室内にあったWebチームで働いていました。
広報室での業務と並行して漫画のアシスタントは続けていたのですが、途中からWebデザインを本格的にやっていきたいと思い、漫画の仕事は段々と減らしていきました。
――長年デザインにまつわるお仕事をされてきたのですね。デザイナーという職業を意識して美術大学に進まれたのですか?
いえ、美術大学を選んだのは単純に絵を描くことが好きだったからです。
Webデザイン関連のゼミに所属していたこともあり、自分のやりたいことを考えていく中で、少しずつデザイナーという職業を意識するようになりました。
ただ、大学を卒業する頃はまだ、漫画のように自ら作り出すアート系と商業デザインのどちらも憧れがあり、決めかねていた部分もありました。
Webデザインを本格的にやっていこうと思ったのは、予備校の広報室での仕事を通じて、もう一度やりがいを感じたタイミングですね。
――予備校の広報室ではどのような業務をしていたのですか?
1年目は生徒の成績や、授業の時間割をサイトに載せるなど、コツコツとした作業が多かったです。Theデザインみたいな業務内容ではありませんでした。
ただ2年目くらいから、LP(ランディングページ)やバナー制作を任せていただける機会が増えてきました。
そんな中で、私の作成したLPを現場の先生方にすごく気に入っていただけたことがあったんです。「こんなの作れる人が広報室にいるんだ」と認めてもらえたことがとても嬉しくて。
この体験が、転職を決意するきっかけにもなっています。
デザイナー同士、切磋琢磨できる環境を求めクインテットへ
――予備校を続けるという選択肢もあったように感じますが、転職を決意した理由を教えてください。
予備校でのサイト制作は1人で進めてしまう部分が多くて、デザインチームとしての体制は整っていなかったんです。
私がLPなどを作り始めたきっかけも、「できる人がいるならちょっと任せてみよう」くらいの雰囲気でした。
だから、体制が整っていて、周りのデザイナーさんから刺激が受けられるような環境で自分の力を試してみたいと考え、転職を決意しました。
――クインテットでは「後世に素晴らしい時代を残す」というビジョンを掲げていますが、どのような思いがありますか?
何をもって素晴らしい時代とするかは人それぞれですが、私は多くの人が「生きにくさ」を感じることのない世の中であってほしいと思っています。
何かしらコンプレックスのようなものを抱えていたとして、それを私達が提供するサービスを通じて少しでも解消してもらえたら、後世に残したいと思えるような素晴らしい時代に繋がっていくのではないでしょうか。
デザイナーとしてその一助となれるよう、研鑽を積んでいきたいと思いました。
――g.mimoriさん個人としてはどのようなビジョンをお持ちですか?
仕事を通して誰かのための制作を行いながら、一方で自分のための作品も残していきたいです。性質の違うこの2つを併せ持ちながら、生涯ものづくりをしていきたいと考えています。
――“誰かのために”という部分がクインテットのビジョンとも通じる点ですね。クインテットではPandoを活用し、社員全員のビジョンが見えるようになっていますが、やはりそちらも入社の決め手になったのでしょうか?
他の企業ではなかなか見ることのできない、社員ひとりひとりどんな人がいて、どんな生き方をしてきて、何を考えながら働いているのかをPandoで知ることができたのは、会社に惹かれた理由のひとつになりました。
多様な価値観に触れることは、自分の芯となるものを考えるきっかけになると思います。私も時代を構成する一員として、思考を止めることなく、創造と発信をしていきたいです。
――様々な観点から入社を決意されたのですね。では、実際にクインテットに入社してみて、刺激を感じていますか?
感じますね。デザイン部にはすごい先輩たちがたくさんいますし、他のメンバーが作っているものが見えやすい環境なので「私も先輩のようになりたい!」と刺激を受けることばかりです。やはり自分にない技術を見ると、ワクワクします。
――入社後はどのような仕事をしましたか?
一番のメインはバナー制作です。とにかくたくさんのバナーを作りました。
体験入社の際に作ったバナーは実務で使えるレベルではありませんでしたが、的確なアドバイスをいただき、それを実践していたら実際のサイトに使用してもらえるレベルにまでなりました。
今までバナーを作っていたときは、感覚に頼っていたというか、ロジカルに考えることはあまりなかったのですが、クインテットでいただけるアドバイスは感覚的な部分ではなく、論理的な部分が中心となるので自分の中に落とし込みやすいんです。
ですので、アドバイス一つ受けるだけでこんなにも変わっていけるんだなと感じています。
チームの体制が整っていて、教育が行き届いているなと感じた瞬間でもあります。
その他にもサイトの修正等、簡単なものからさせていただいています。
――サイト修正で気をつけていることはありますか?
当たり前のことですが、いただいた仕様書をしっかり読み取って、漏れや間違いなく修正するよう気をつけています。
他部署からいただく仕様書は、改行ひとつにも意味があるんですよね。「困っている人にこの情報伝えたい」という明確な思いと理由に基づいているんです。急いでいると、つい流し込みの作業になりがちですし、ささっと終わる修正作業もありますが、どんなときでも心を込めて行わなければと思っています。
――業務を行う上で、役に立ったと思う経験を教えてください。
最初に就職したWebデザインの会社で叩き込まれた基礎や、HTMLの書き方等はサイト修正の役に立っていると感じています。
バナー制作においては、牛尾部長から「今までバナーを作ってきた経験が生きている」と言ってもらえたことがあり、嬉しかったですね。
前職の広報室で学んだ礼儀やコツコツとした作業に向き合う姿勢なども、活きているところは少しずつ散りばめられていると思います。
また、業務中アドバイスを受けていると、美大受験のために通っていた予備校で色彩構成※を作っていた際に教わったことと似通っていると気づいたんです。色相・明暗の対比や、粗密を作り目線を誘導することなど……。しかし今になって「あの頃苦しんだ経験は無駄じゃなかったんだ、今生かされている」と思えています。
※色彩構成:様々な色彩を組み合わせて、形とバランスを取り合い、空間的にひとつのまとまりのある画面を作ることを目的とする、美術予備校のデザイン科のトレーニング課題
g.mimoriさんから見たデザイン部
――デザイン部の雰囲気を教えてください
人見知りということもあり、面接の時はとても緊張していましたが、実際に入社してみると、人情に厚く、相談に乗ってくれる人ばかりで温かい事業部だなと感じています。
デザイン部では定期的に個人面談があり、部門長とじっくりお話できますし、困っていることがないかチャットで聞いてくださったり……。
後輩を育てていこうという体制が、雰囲気にも表れていると思います。
――体制が整っていることで感じた、デザイン部の魅力について教えてください。
尊敬できる先輩がたくさんいらっしゃるうえに、情報共有がしっかり成されていることに魅力を感じますね。
たとえば、デザイン部のみなさんが過去に作ったバナーを見ることができるサイトがあって、作ったら作りっぱなしにするのではなく参考にできる仕組みが整っているんです。
またそのような部だからこそ、他部署からも頼りにされているんだなと感じます。
――他部署の方とはどのような関わりがあるのですか?
デザイン部の方たちは、まるで“お助け屋”のように他部署と関わっています。先輩を見ていると、デザイン部に相談しながら仕様を決めたり、どのようなデザインが適切か、提案したりしながら一緒に作り上げているようです。
部署の垣根を越え、悩み相談を受けている方もいて、そのような点からも頼りにされている部署だなと感じています。
これまでは、他部署との関わりがない仕事スタイルだったので、デザイン部に所属することで自分自身を変化させていきたいです。
ユーザーの課題を解決する、頼りにされるデザイナーになるために
――お話を伺っていると、「成長したい」という気持ちを強く感じられますね。仕事へはどのようなマインドで取り組んでいますか?
そうですね。成長して「良いものを作りたい」という思いがあります。良いものとは、ユーザーの視点に立ったときに欲しい情報があったり、わかりやすかったりすることだと思っています。だからこそ、まずは自分のスキルを良いものが作れるまで上げていきたいです。
「困っているユーザーはもしかすると私の友達かもしれない」というような気持ちで作っていきたいです。
――最後に、今後どのようなデザイナーになりたいか教えてください
まずはバナーの作成やページの修正等、たくさん数を経験して、ゆくゆくは「このLPのコーディングは私がやったんです!」といえるくらいの技術を身につけたいです。将来はもっと大きいことを任せてもらえるように、成長していきたいです。
また、他部署の方と関わりながらどんどん問題点を吸い上げアウトプットして、頼りにされるデザイナーになりたいと感じています。
最後に
お互いに高め合える環境で、誰かのためになる制作を行っていきたいという思いで入社されたg,mimoriさん。
実際に入社してみて、その思いが実現できる環境で働けることにワクワクしているとのこと。
現在デザイン部の募集は行っていませんが、Webデザインを通じて、後世に素晴らしい時代を残していきたいという思いに共感いただけた方は、募集再開の際にぜひご応募ください。
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