一緒に一生を建てませんか
わたしがStep to Peaceのポスターかチラシかなんかで出会った言葉。
最初は、「家を建てに行くんだよね、一生を建てるってどういうことだ、、、、、?」と思っていました。
けど、去年カンボジアで実際に家を建てて、その意味が少し分かった気がします。
去年、Step to Peaceとしてカンボジアに行って、ハウスと呼ばれるグループに分かれて、6軒の家を建てました。
家がもうすぐ完成するという頃、
わたしが建築を手伝ったハウスオーナーさんは、わたしたちが「どんな時に幸せを感じますか?」という質問を投げかけた時に、
「安心して生活することができないので、幸せを感じたことはない。」と答えました。
そこでわたしは、はっとしたのです。
雨風をしのげる安全な家に住むこと
わたしたち日本人にとってはあたりまえのことかもしれないけれど、現地の方にとっては、あたりまえなんかじゃなくて、生きていくうえでとてもとても大切なこと。
この世界に「あたりまえ」なんてないんです。
家、安全に暮らせる家、を建てることが、一生を建てる、ということなんだと感じました。
だからわたしは、去年カンボジアで、ハウスオーナーさんと、その家族の一生を建てるお手伝いが少しでもできたんじゃないかな、って思います。
そして、一緒に一生を建てるということは、現地の方々のことだけでなく、その活動をするわたしたちにも言えると思います。
発展途上国で家を建てる活動を通して、何かを感じ、日本に帰ってきて、大きくても小さくても一歩を踏み出してほしい。
その一歩がその人の今後の人生に作る。
つまり、一生を建ててるんじゃないかと。
だから、わたしは今年も家を建てにいきたい。
そう思い、私はStep to Peaceの運営メンバーに応募し、今ここにいます。
これもわたしの一歩です。
「あれ〜〜こんなはずじゃなかったなあ、2020年〜」と思っている人がたくさんいると思いますが、こんな時だからこそ、自分のためにも、他人のためにもできることは少なからずあるはず。
一緒に一生を建てませんか?
しずく