12月3日(木)、都内N大学にて就職講座を実施しました。
オンライン(ZOOM)で120分の講座です。この日は2つの講座が同じ時間でスタートするということで、私の前職の同期のM氏が片方のクラスを受け持ってくれました。
オンライン授業のいい点は、こちらも学生の皆さんも1対1の関係に(形は)なるので集中して講義と受講ができる点です。学生の皆さんにとっては自分のペースで取り組むことができる、というのは教室で実施する授業とは違う大きなメリットです。
学生の皆さんの理解度はチャットで返事をもらえば、ある程度こちらも進めるスピードや内容のレベル感も調整できます。
学生の皆さんの側ではオンラインで何度も動画や資料を見ることができるようになりました。授業でもう一度見たいところ、分からない所だけをチェックできる仕組みもすぐにスタンダード化しそうです。ある意味、素晴らしい学習環境がアッという間にでき上がりました。
不便な点はもちろんありますが、それ以上に便利な面を使う度に認識するので、これから機能もどんどん進化して、どこかの時点では対面と変わらない感覚で話ができるようになるのだろうな、という漠然とした認識を持っています。
今後、知識を得るにはオンライン授業は素晴らしいツールになり得ると思いますが、一方でスキルを身につけるとか、友達と議論したりスポーツを取り組む中で生まれる気づきや目標を見つけるということには、今のところ向いていないといわれます。
今後の工夫が一番求められるところです。これも大学だけで考える課題ではなく、学生の皆さんが仕方ないと諦めるべきことでもありません。
双方、お互いが一緒になって工夫して作っていくというのが理想だと思います。
コロナ禍での大学生活を送る皆さんにとって、不便なことや折角大学に入ったのに友達と会えない、というマイナスの要素がたくさんあることは事実です。だからといって、何もできないと考えてしまう前に自分自身と向き合う時間を大切にして欲しいと思います。
将来の夢やこれから自分がやってみたい事を読書などを通して向き合う時間にして欲しいと思います。散歩なら自由にできるので体も動かしながら自分との会話をする時間を楽しんで欲しいと希望します。
そして友達との交流がどうすればこの環境でできるか考えることを「ひとつのビジネスにできるアイディアだ」というくらいの発想で、いい知恵を出してもらえたらうれしいです。
とにかく、コロナにかからないよう元気に過ごしましょう。