12月15日(火)、帝京大学経済学部「産業企業研究Ⅱ」の最後のセッションにカトープレジャーグループ様にご登壇いただきました。
カトープレジャーグループ様は老舗のうどん屋さんである「つるとんたん」を創業の地、大阪から関東に展開されています。高級うどん店として知名度が大きくあがりました。
また、もうひとつの事業としてラグジュアリーリゾート分野にも早くから進出され、沖縄のホテルを皮切りに京都、熱海、河口湖、軽井沢、日光そして奈良公園の中にオープンしたラグジュアリーホテルでも注目されました。さらに長崎県伊王島はそのまま島を一括で市から事業委託され、リゾート施設として蘇らせて、現在大変な注目を集めています。
カトープレジャーグループ様の事業の特徴はレジャー産業でもフードビジネス産業でもない、という点です。コンセプトビジネスとしてあらゆる層のお客様をもてなすための事業という捉え方が大変ユニークだと感じました。その証拠に首都圏に展開する「つるとんたん」は1店舗ごとに作りはもちろんコンセプトによって全く違う顧客層をターゲットにしている点が特徴です。
さらに企業理念であり事業理念でもある「世界一楽しい仕事をしよう」というスローガンは大変に深い意味がある言葉だと感じて、私が大変好きな言葉です。
つまり世界一楽しい仕事は誰のためにやるのか、本当に自分自身が心から楽しい仕事だと思えるのは決して自分自身のためにやる仕事ではないのだろうな、ということです。
自分自身がどんなに大変でも、しんどくてもその先にお客様の本当の満足や喜びが感じられたらおそらくそれが一番楽しい仕事に違いない、と気づかされました。
こうした思いや考えを共有して社員が働く環境を作っていく会社はほんとうに素晴らしいと思います。
そして今回の授業の課題は「世界一楽しいインターンシップをプロデュースする」です。2回のチームディスカッションの後、年明け12日にプレゼン発表ですが、学生諸君の頑張りが楽しみです。