ミャンマー「も」忘れないで ー私にとってミャンマーとウクライナー

こんにちは。
日本ミャンマー学生会議、広報の西村夏海です!

私は、日本ミャンマー学生会議のメンバーであると同時に、Student Charity for Ukraine(ウクライナ支援団体)のメンバーとしても活動しています。

今日は、IDFC2023本会議を終えて、私が感じたミャンマーの見え方、についてお話ししたいと思います。

ウクライナ近隣国でのボランティア経験

私は10月に、2週間ほど、ポーランドとオーストリアでウクライナ国外避難民の方のボランティアに従事する機会をいただきました。

私にとって初めて、戦争を少なからず肌身で感じた経験でした。
(今回はわかりやすいように’戦争’という言葉を使っています。)

小さな子供が昼夜関係なく、重い荷物と共に国外に逃げなければならない現状。
年齢や金銭的な問題から国外に避難することすらできない人々もいる・・。

支援も十分とは言えず、関係のない人々が巻き込まれる戦争の怖さを感じました。

帰国後感じた、日本から見るウクライナ

ウクライナ近隣国に滞在して感じたのは、まだまだ物凄い数の人が避難している、
そしてウクライナに入国しているという現状です。

だからこそ、帰国してショックを受けました。

ウクライナの現状は2022年2月24日から変わらず厳しいままなのに、日本のウクライナ報道は少ない、少なくなってしまったと感じたのです。

みんなが今のウクライナの現状に少しだけ慣れてしまうのではないか

そう痛感したんですよね。

ミャンマーってどんな国なんだろう

実は、(お恥ずかしいことに、)ミャンマーについて詳しくなったのはこの団体のメンバーになってからなんです。
それまで、とりわけミャンマーに注目したことはありませんでした。

だからこそ、本会議に参加したことは私にとって、大きな衝撃でした。

こんなに悲惨な現状があるにもかかわらず、日本ではほとんど報道されてへんやん・・。

以前の私も含めて、今のミャンマーの支援が必要な状況を知っている人がどれだけいるのだろうか、と疑問に感じました。

ミャンマーとウクライナ、重なる部分と重ならない部分

私にとって深く関係のあるミャンマーとウクライナ、この2つの国には少なくとも似た部分があると思います。

それは、
  • 関係のない人が武器を用いた戦いに巻き込まれているということ
  • 多くの人の自由が無造作に奪われていること
  • 人権という概念が無視されていること
でも違う部分もあります。
  • 日本での報道がミャンマーの方が圧倒的に少ない
  • 世界的な支援ミャンマーの方が圧倒的に少ない

争いに巻き込まれている人々がいる現状は変わらないのに、
どうして人々の関心度合いに差があるのだろうか・・・

ウクライナを踏まえて、ミャンマーに対して思うこと

ウクライナのボランティアを終えて帰国した11月、日本のウクライナへの関心が少なくなっていることに気づきました。
そして、本会議を終えた1月、日本のミャンマーへの関心はウクライナ以上にもっとはるかに少なくなっていることに気づきました。

時間が経てば忘れてしまうことは沢山あります。

でも、ウクライナだけでなく、ミャンマーの現状は、「今」起こっていることです。
時間が経っている、という訳ではないのです。

だからこそ、忘れたらあかん、と思うのです。

今起こっていることに目を向けることだけでも十分価値があると感じています。
別に何かするという訳でなくても、注目するだけでも…。

私の記事を読んで、ウクライナも、ミャンマーも、そしてこの2国以外にも、
忘れてはいけない、目を向ける現状が沢山ある、そう感じてくださると幸いです。

私もそういった「今」を見つめられる人になれるよう、残りの大学生活を過ごしていきたいと感じます。

お読みいただきありがとうございます。ではまた。

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