知性ってなんだ。

僕は人付き合いをする中で「知性」を感じるかを結構大事にしています。

理由は至極単純で、「知性」がある人は話していて面白いと感じること多く、それに比例して自分が得る感動も多いように思うからです。

ただ、知性があるというと知識がある人や勉強ができる人を思い浮かべる人が多いのかなと思いますが、僕にとって「知性」とはそういうものではありません。世で言う「IQ」や「偏差値」ではないのです。

知性というのはそれ自体単独で「ある」ものではなく蓄積されたものに生じる重みというかとても複合的で曖昧なものです。

では僕が何を「知性」として感じるか。

結論から言えば、「無意識を意図してコントロールできている」ことです。

どう言うことか。
イメージでしか書けませんが、知性が形成されるまでの流れで説明します。

まず前提。

自分の無意識の中には全ての言動の根源になる衝動が生きている中での出来事を通し、構築されていきます

それは出来事によって「善い」言動の源になったり、「悪い」言動の源にもなったり、制御しない状態(本能的)だと2面性を持った状態で運や気まぐれで表出します。

この状態は非常に不安定であり「知性」と言うより「本能」的に感じます。世の中でこの制御が効かない人は結構多いと感じます。

では「知性」を持つにはどうすればいいか。

ここが核心なのですが、衝動を無意識から抉り出し、意識して見つめ、意識上にしばらく置きつつ日常の行動や出来事を通し、磨き上げ、再び無意識に落とし込んでいく

つまり、無意識の中にある言動の源を手中に収め、心言行一致させるといったところです。伝わりますかね?

ここがポイントです。これができれば無意識を意図してコントロールできる=知性を持っていると言えると思います。

ここからわかるように、ただただ読書や勉強をして知識を蓄えるだけではダメなのです。自分の内面から衝動を抉り出し、知識を使って磨き上げ自分のものにしていく

知性とはそう言うものだと思います。

あとがき
世の中には「優しい」人や「良い」人がいると思います。
僕はそう言う人を無条件に優しいとか良いとか判断するのはあまり好きではありません。

と言うのもそのような人の中には冒頭で話した「本能」的にそうしている人が多いからです。そしてその人たちが優しかったり良い人であったりするのは、手中にない無意識的な衝動だけが原動力でありいざピンチな状況になった時にそのままである可能性は正直掴めないところであります。

本当に性根良い人であるかもしれませんが、僕は信用できないのです。

それよりは一回無意識の中の衝動を抉り出し、清濁合わせ呑んで自分に落とし込んでいる人の方がマシです。よっぽど信頼できます。

ここは意見の分かれる人間観ですので、ぜひ自分はどうか考えてみてください。清濁合わせ呑んで。


まさなり
2021.10.31

これの続き書こうかな

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