BORDER!のライブペイント

お久しぶりです、編集の山田です。6月が終わりに差し掛かるのと同時に、記事投稿もいよいよ終盤に差し掛かってまいりました。

今回はBORDER!内のメインイベントの一つ、ライブペイントについてもう少し深く掘り下げていきます。最後には昨年ライブペイントに参加してくださった作家さんをゲストに加えてお話ししていこうと思います。そして最後の最後には重大発表もございますので、お楽しみに!

 そもそもライブペイントって? 

なかなかライブペイントと言われても馴染みのある方は少ないかもしれません。ライブペイントとは、文字通り、ライブで絵を描くパフォーマンスアートのこと。展覧会で完成した絵を鑑賞するのとは違い、少しずつ絵が完成していく過程が楽しめます。 絵を描いている空間やアーティストの動きまで含めて一つの作品になるのが、ライブペイントの面白さです。

BORDERのライブペイント 

BORDER!のライブペイントは会場の真ん中で、四人の作家さんがそれぞれ四つの画面に作品を描きます。会期の二日間をかけて四面に作家さんの世界が展開されていく様子はまさに圧巻、BORDER!のシンボルとなっています。画材はサクラクレパス様にご提供いただいています。

BORDER!のライブペイントは第一回から「投げ銭」とを導入しています。ライブペイント中、作家さんの前に投げ銭をポストできる瓶を設置し、来場者の方に自由にお金を入れてもらうというシステムです。(中にはお菓子や割引券なども…)

「アートにお金を払う」という行為はなかなか踏み出しにくいことだと思います。そんな言葉を聞くと、画廊で絵を購入するような敷居の高いイメージを感じてしまいますよね。

しかし、「応援」という形ならどうでしょう?

BORDER!は制作されている作家さんの作品をいいなと思ったとき、ライブペイントに感動したとき、観ている方が気軽に応援できるような形として「投げ銭」を始めました

作家さんにとっても誰かの応援が可視化され、リアルタイムで鑑賞者と繫がれる機会なかなかないことだと思います。来場者が気軽に作家さんを応援できる、作家さんにとっても金銭面、精神面からさらなる創作活動への手助けになれる、そんないい循環を生み出したくて、私たちは「投げ銭」を提案しています。

実際に参加された作家さんに

さて、ここからは昨年のライブペイントに参加してくださった紙透みふさんにお話を伺います。とても素敵な作家さんなので、紙透さんの作品の魅力をお伝えしながらBORDER!のこともお伝えできればと思います。


—— 紙透さんは普段はどのような作品を作られていますか?

 紙透さん) アクリル絵の具で少女絵画を描いています。少女という象徴的なモチーフに、少女の心模様や精神的なゆらぎを、抽象的表現としての色彩と筆触を重ね合わせて作品を作っています。

 山田) 紙透さんの描く少女は具の一筆一筆のグラデーションや厚い絵肌が本当に美しいです。実際に対面して観るとその美しさはより一層感じられます。

 ——なぜBORDER!に出展されようと思われたのですか?

  紙透さん) 様々な作家さん達の活動を、沢山の人々に見てもらえる良い場所だと思ったからです。また私自身大学でイベント企画をすることが多かったので、BORDER!が学生主体で行っているというイベントと知り、親近感をもちました。

山田) ありがとうございます!

——BORDER!以前からライブペイントはよくされていたのですか?

 紙透さん) BORDER!に出展して初めてライブペイントを行いました。

山田) 完成までの過程がとても美しく、ずっと観ていられるライブペイントでした。初めてだったとは信じられません。

——紙透さんにとってライブペイントの楽しいところ、大変なところを教えてください

 紙透さん) 普段描く時とは違い、大きく体を動かして描きあげるのでやりがいと完成した時の達成感を感じます。また、通りがかった人から直接応援を頂いた時は本当に嬉しかったです。それはライブペイントならではじゃないかと思います。
ペインティングナイフを使用して絵を描いているのもあって、大きい作品を作るのはなかなか根気がいる作業でした。

山田) あの大きな画面に描くのは本当に大変だと思います…。BORDER!のライブペイントは会場の中央で、特に紙透さんは隣の画材市との境い目だったので、たくさんの人の往来がありましたね。

 ——BORDER!のライブペイントに参加された時の感想を教えてください

  紙透さん) 初めてのライブペイントでしたが、人前でパフォーマンスをすることや、大きい作品を作る楽しさを感じることが出来たのでとても良い経験となりました。また、小さい子供からご年配の方まで様々な人達が直接「がんばって!」「すごいね」など応援をして下さり、投げ銭をして頂けたのが本当に嬉しく、励みになりました。今回のライブペイントは、私自身も観客の方々にも、アートを身近に楽しむことができる良い場になったと思います。

山田) そう感じていただけたなら本当に嬉しいです。この度はありがとうございました!




紙透さん、お忙しいところ取材に応じてくださり誠にありがとうございました。紙透さんの素敵な作品はこちらから↓
紙透さんのTwitter: https://twitter.com/kamisukimifu
紙透さんのInstagram:  https://www.instagram.com/kamisukimifu/

最後に


例年通りの形式でのBORDER!の開催は諦めることになってしまいました。

しかし!なんと! 

オンラインBORDER! 開催決定が正式に発表されました!!!!!

オンラインで従来のBORDER!を再現するだけではなく、さらにより良いイベントにするべく、鋭意取り組んでいます。BORDER!を通じていつでも、どこでもそこにある、新しいアートフェスティバルの形を提案していきたいと思います。

続報は各SNSで発信していきますので要チェックです!下にリンクを貼っております。

次回は元広報長が今の時代の広報戦術を教えてくださいます。


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