こんにちは、今日は最近のSTPについて書こうと思います。
Step to Peaceは今年の夏に、全国の大学生を集めてインドネシアに建築ボランティアに行くための運営をしています。
最近コロナの影響で夏に行くかどうかの判断をいつ下すのか、参加者が少なかった場合どうするのか、など、コア(運営メンバー)のみんなで話し合う緊急会議がありました。
私たちはこのボランティアのために自分たちの1年間をかけていて、みんなそれぞれ、係の仕事を頑張ったり、広報したり、全国各地に出向いて、参加を考えてくれる人たちと直接会ってボランティアの説明をしたりしています。
みんな本当に真剣に考えて、参加者の人たちのことを最優先に考えて、試行錯誤しています。
私はこの春、本当は南アフリカに建築ボランティアに行くはずでしたが、コロナの影響で行けなくなってしまいました。両親からもお金を借りたけど、できるだけ自分のお金から出せるように、借りた分も後から返せるように、バイトを掛け持ちしたり、節約したりして、自分に出来る限りのことはやっていました。今までは今住んでいる静岡県浜松市から実家の山形まで新幹線で帰ってたけど、最近は18切符かバスです。おかげで長距離移動での時間を潰すスキルと、長距離バスで快適に寝るスキルも身についてきました。STPも南アフリカのボランティアも、全て自費なので、コアの子たちも必死にバイトをしてお金を貯めている子が多いです。私は春にボランティアに行けなくなった時、すごくすごく悲しくて、全部どうでもいいやって気持ちになってしまいました。ボランティアに行くことが決まってから4ヶ月間、一生懸命お金を貯めてたのもそうだし、チームとして、みんなで頑張ってきたこともたくさんありました。それを思い出すと、もうこのチームでは絶対に南アフリカには行けないんだと思うと、すごくすごく悲しかったのです。ボランティアに行けなくなったことを周りに伝えると、「そうだよね、こんな状況だもん」とか、「今回は行けなかった分、この期間にできることを探そう」とか、「次は行けるといいね」と言われました。みんな私を励まそうと思って言ってくれたのだと思いますが、その時の私の心はズタズタだったので、
「そんな言葉いらないよ!!!!!!!!!そんなのわかってるよ!!!!!!わかってること言わないでよ!!!!!!!誰も何も言わないで!!!!!!!!」
と思いました。こんな状況で行けるわけがない、行くべきではないのはわかっていたし、ぽっかり空いた2週間、他にできることを探すべきなのもわかっていました。そんなことわかってるけど、それでも悲しいのです。それとこれとは全く別の話なのです。それに、次はないのです。南アフリカも、このメンバーも。全部なくなってしまったのです。
私と同じように、今回のコロナで、悲しい思い、残念な思い、悔しい思いをした人はたくさんいると思います。
次こそは、STPでこそは、絶対に成功させたいボランティア。でも、今それが危うい状況です。私ももう悲しい思いはしたくないし、みんなにもして欲しくない。みんなこんなに頑張ってるもんだもん。コロナが早く収束して、夏にボランティアに行けますように。私たちも最善を尽くします✊🏻
Step to Peace 2020
静岡文化芸術大学 文化政策学部 国際文化学科 2年
しあり