学びの機会〜副教科がある意味って何だろう〜

こんにちは!Michiiii運営局、YUIです!!

今回のスタディツアーでは、1日目がインタビューだったので、その振り返りの記事にしたいと思います。


​今回、私は、教師インタビュー担当でして、内容は、11期12期のビジョンも考慮したインタビューとなりました。(次期ビジョンについては、11期12期から数ヶ月後に発表があると思いますので、楽しみに報告を待っていただけると嬉しいです!!)


さて、
皆さんは、副教科について、何か思い出すことはありますか??

​グラフィス小中学校では、主要教科(国語や数学、理科など)が教えられていますが、いわゆる副教科である音楽や美術、体育などの授業はありません。

私が育ってきた教育環境では、副教科があることは「当たり前」でした。

ひとまず、副教科が私に何を与えてくれただろうと少し振り返ると、
​●主要教科に退屈になった頃の息抜き
​●机に向かって勉強する科目以外にも学問はあるという気づき
​●球技や短距離は嫌いだけど、長距離とバドミントンは好き
といったところでしょうか...。

自分の「好き」を広げてくれたり、​
体を動かすことがリフレッシュになることを教えてくれたり、
普段関わりのないクラスメートとペアやグループを組むことで、コミュニケーションの取り方を学んだり、
道徳の授業は、世の中色んな人がいるんだな、どうしたら皆んながお互いにより良く生活できるだろうかという考える機会になったりしたかなと思います。

​クラスに馴染んでいるタイプではおそらくなかったですが、集団で合唱をやり遂げたり、スポーツを頑張ることは達成感を経験できたと思います。

​なので、自分の経験から、教育において、副教科は、大切な役割もあると感じています。

しかし、カンボジアは日本とはまた違いますし、グラフィスはグラフィスです。先生に副教科に関して、お聞きしたところ、グラフィスでの導入は難しそうでした。


そんな中でも、心に残ったことがあります。
私たちが、通訳の方を通して、
「音楽や体育などの総合学習(広い範囲の学習)は必要だと感じますか? 」
と聞いたとき、
まずは、カンボジアについて知って欲しい。文化や歴史など。自分の国を知ってから、別のことに視野を広げて欲しい。
とおっしゃいました。

​カンボジアにも、忘れ去られてはいけない歴史がありますから、それを子どもたちに伝えていきたいですよね。


今回、通訳の方のセレクトでポルポト政権の本も寄贈させていただきました(クメール語)。

多くの子どもたちの手に渡ったら良いなと思います。

教育の機会が限られているからこそ、本の充実がグラフィスの子どもたちの一助になれば嬉しいです。






スタツア
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