10代最後の決意~幸せを求めることが人生か~

もうすぐ僕の10代が終わります。果たして自分はこの20年間何をしてきたか。



・周りはこんなにすごいのに自分は何もしていない。
・自分はどう生きればいいのか。
・チヤホヤされたい。



なんでこんなことを考えるのか、自分でもわかりません。たぶん僕は正解ばかり求めてきたような気がします。



小学生、先生に怒られないことが正解。真面目に誠実に生きることが正解。親の言う通りにDSせずに外で遊びまくることが正解。



中学生、勉強することが正解。部活に熱中することが正解。生徒会に入って学校に貢献することが正解。恋愛することが正解。



高校生、進学校だったので部活に本気に取り組みつつ、京大いくことが正解。塾に行くななど、高校の言われた通りにすることが正解。



正解だと自分が信じてきた道を自然と歩んできたので、後悔はないです。けど大学に入って、自分で決定することが10000倍多くなり、何が正解かわからなくなっていました。いや、わかっているからこそ悩んでいるのかもしれません。






人生が幸せだと思えること。



これが正解だと思っていました。


アメリカのある州の高齢者に、人生で一番後悔していることはなんですかというインタビュー調査の結果は9割の人が「人生もっと冒険しておけばよかった。」


林修や、橋本徹は自分の全財産を払ってでも、時間を買いたい。時間のある学生はうらやましいといいます。



後2,3年の学生生活という社会的にみたうらやましい時間に、冒険するために時間を投資しなきゃ。これが人生が幸せに思えるための正解だから、自分はなにかしなきゃという焦燥感に追われているのだと思います。




しかし、僕は一本の動画に出会います。TED。エミリー・エスファハニ・スミス。http://www.ted-ja.com/2017/10/emily-esfahani-smith-there-s-more-to.html 







幸せを目指すだけが人生じゃない。





衝撃を受けました。自分の考えを根本から覆すタイトル。そして、この12分の動画で僕の悩みは大きく霞みました。人は誰も、幸せを追求していくと、遅かれ早かれ「人生こんなものか。」と思うといいます。それで彼女も悩み、何百人の人にインタビューし、哲学書などを何千ページもよんだ結果、4つの柱を見つけたといいます。この悩みに彼女なりの答えを出したのです。幸せでなく、生きがい。その生きがいを強めるための4つの柱。




結びつき(人間として、愛情をもって接する)



目的(自分の強みを他人へ、それが生きる目標になる)


超越(日常からの逸脱。自我を忘れて、より高次の次元へ)



ストーリーテリング(自分の人生をじっくり振り返り、事実という限界を超越して、自分のストーリーを編集する)







完璧。


僕は、この話を聞いて、完璧じゃないか。そう思いました。人間を全うするということはこういうことではないか、そう思いました。それだけにとどまりません。僕はこれをPumpit5thという団体について反映させました。



メンバー1人1人との結びつき、僕たち日本の大学生が、カンボジアに学校を建設するという目的とカンボジアという異国の土地での子供たちと過ごす空間という超越。その出来事をほかの人に語るというストーリーテリング。



そうだ。Pumpit5thがあるじゃないかと。もう何か月もPumpit5thという共同体に属していながらもその役割を果たしていない気がします。



身近にありながらも、その生きがいをつかみ切れていなかったということを悟りました。自分は幸せについて悩んでいるが、実はその権利はもう手にしていたのだという期待。しかしそれに気づけずに、なぁなぁに取り組んできた自分がいる後悔。いろんな感情が起こりました。エミリー・エスファハニ・スミスも言っています。生きがいを得るためにには、絶えず努力を続けていかないと。幸せは来ては消えるが生きがいがあれば踏ん張れると。




解散まであと少し。Pumpit5thとして、生きがいをつかんでいきたいです。






以上です。



ここで記事を終わ方がいいかもしれませんが、せっかくの機会に、読んでもいいよと思ってくれたあなただけに読んでもらうために文章を続けたいと思います。



これはエミリー・エスファハニ・スミスの記事です。Google翻訳を駆使して読みました。
https://www.theatlantic.com/health/archive/2013/10/social-connection-makes-a-better-brain/280934/
これほど面白い文章はあるのか、いやない。というくらい、僕にとってとても興味深い文章です。



簡単にいうと、人間は脳の構造的に食料や住居を必要とするように、人とのつながりを形成することが基本的に必要であるというもの。数学の問題の合間など、脳が非アクティブの状態が一秒でもあれば、他人の心、考え、感情などを自然に考えてしまうといいます。それくらい脳は、社会で生きていくことに特化していて、体重の2%しかないのに20%のエネルギーが脳に使われるという。



そこで書かれているのは、



週一にボランティアをすると2万ドルから7万5千ドルに収入がアップしたとき
ほとんどの日に会う友達がいると年収10万ドル以上
近所の人を定期的に見ると年収6万ドル以上
重要な社会とのつながりを切ること(離婚など)は年収9万ドル減少



と同じ幸不幸感を覚えるといいます。
けどお金は大切です。というか、お金=幸せと考えてしまいがちであるし、お金というものはつい、どういうものなのかわからなくなってしまいます。そこで今僕は、今回まとめることはしませんがお金の勉強をしています。



勉強は好きです。

先ほども述べましたが、もっと冒険もしたいと思っています。生きがいのために。そこで僕は、誰でもできるけどなかなかできないこと、






大学では学問をしたいと思います。


学問とは自分を知ること


自分は親に育ててもらい、人々の考え、拠り所、精神性がその暮らし、生き方となってずっとずっと続いている。自分とは歴史そのもの。


他人は自分が作り出した他人であるからすべては自分であるし、自分はない。


自分を知りたいけど、自分はないから、自分を知るとは自分をなくすことにつきる。


「あぁ」というような驚嘆、個である自分が全体に触れ、個が全体に一致して自分がなくなる。この領域で考えることが本当に考えるということ。


なんでそれを知りたいと思ったのか、好きなのか、つまり自分とは何か。答えなどなく自分の素手でつかむしかないようなあるいは全精神をもって悟るしかないような問いに向き合って決してそれをはなさない。


「学問からの手紙」(宮野公樹、小学館、2019)から学んだことです。



人間関係や勉強など時間のマトリックス(「7つの習慣」、第三の習慣)でいう重要かつ緊急でないものに大学生活は投資していきたいと思います。この大学生活、Pumpit5thで生きがいを実現し、さらに人とのつながりを大切にしつつ、大学生を全う、すなわち大学という場で学問をして(超越)、自分ができる範囲で人に貢献する(目的)。そして、ストーリーテリング。



これが10代最後の悩みから考えた、僕の10代最後の決意です。




❝ワクワクで出会うみんなをhappyに”


加藤 匠矢
2020.06.28

最近、YouTubeで橋本さんの高学歴ニートのやつ見たことらやからめっちゃタイムリーやった!笑笑
こういうの考えるのって難しいよね!めっちゃ参考になる!

No Name
2020.06.27

こーちぇいこれ書いてくれてありがとう!

安齋 久翔
2020.06.26

めっちゃいい!!

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