こんにちは!記事担当の吉野です(^^)
こちら「ウガンダ野球を支援する会」こと「UGBAS」のページに足を運んでいただいたみなさま、ありがとうございます!!
さて3月に入り、春を迎えようとしています。重度の花粉症の僕にとっては地獄のシーズンであるわけですが、それは置いておいて…(′>Д<)・。・。・
なんとUGBASのメンバーは現在ウガンダにきております!!
私、吉野は都合により無念の不参加となってしまいましたが、現地の山本から報告が届きましたのでみなさまにお伝えしようと思います!どうぞ!
はじめまして、ウガンダ野球を支援する会の山本将巳です。
いよいよUGBASにとって2年ぶりとなるウガンダ滞在が始まりました!!!
記念すべき第1回滞在レポートは初日・2日目について書きたいと思います。
とはいえブログなるものを書いたことがないので出来には期待しないでくださいねw
1日目
羽田空港を2月27日深夜(日本時間)に出発。
その後ドーハでの乗り換えを含めておよそ20時間でウガンダのエンテベ国際空港に到着しました。
(ちなみにウガンダは日本と-6時間の時差があるので到着はウガンダ時間の14時)
飛行機を降りての第一声は「暑っ!」
到着時の気温は29度だったのでそうなるのも当然ですねw
空港では今回の滞在に同行してくれるオメリが待っていてくれました(オメリはウガンダ人野球選手で、前代表の小牧さん宅にホームステイをした経験有)
そしてオメリと合流後、宿泊場所のある首都カンパラに向けてバスで出発しました。
カンパラへ向かう途中にはヴィクトリア湖畔に立ち寄りました。
ヴィクトリア湖は「広過ぎてもはや海」でした。
個人的には世界史・地理選択冥利に尽きました(なんだそれ)。
宿泊場所に到着後は、近くのショッピングモールで必要な買い物&夕食を済ませ、ミーティングなどをして就寝しました
【1日目を通して】
発展の匂いが非常に感じられました
幹線道路は綺麗に舗装されている場所や工事中の場所が多くみられ、ショッピングモールには高級店が存在し、日本と変わらない価格帯で商品が販売されていて、街では誰もがスマートフォンを持っていました。
また道路脇の露店や道路上の物売り、舗装のされていない道路、ひと昔以上前のハイエースをぶち抜いた乗合バス(マタツ)なども発展が道半ばだという印象を一層強めるものでした。
そのほかに色濃く感じたのが中国資本や中国人の存在感でした。建設中の道路には中国人作業員や中国語表記のついた車が止まっており、街を歩いていても「China!」「你好!」と話しかけられることがほとんどで、ウガンダの人々にとって中国の存在は大きなものになっているのだなと感じました。
2日目
ここから2日目について書きたいと思います。
2日目はまずマタツに乗ってカンパラの中心街に向かいました。
中心街なだけあって活気は他の場所とは比べものにならず、マタツの集まるウガンダのバスタ(勝手につけた)の光景は圧巻でした。
ここではセンパ(野球選手)も合流し、果物市場やクラフトショップを訪れ、各々が好きなものを購入して過ごしました(果物はどれも本当に美味しかった!)
(↑写真は山本から送られてきたもの。なんていう果物なんだろ…)
その後、ボダボダと呼ばれるバイクタクシー(身の危険を感じつつも一周回って面白さも感じられましたw)に乗って、JICAの野球隊員である田中さんと合流し、球場のあるガヤザに向かいました。
ガヤザの球場は外務省の支援でつくられたもので、ナショナルチームの選手たちが練習をしている場所です。
今回は、オメリを含めたピッチャー3人とキャッチャー1人が主に練習に参加していました。
彼らとキャッチボールをしたり、彼らのピッチング練習を見て感じたことは、身体能力の高さです。
身長が185cm以上ある選手がほとんどで、まだ投球フォームに改善点がたくさんある中でも球速や遠投の飛距離は素晴らしいものがありました。
特に15歳のササは、すでに身長は180cmほどあり、角度のあるフォームから良いストレートを投げ込んでいました。
彼にはMLBの球団の育成機関に所属する可能性があるらしく、将来がとても楽しみです。
練習後はガヤザの街で食事をしました。
主食であるマトケとポショを食べました。
マトケはバナナのような作物で、酸味があり甘くないサツマイモのような味がします。
一方ポショはとうもろこしの粉を練ったもので味はしませんw
どちらもスープにつけて食べましたが、個人的にはマトケの方が美味しく感じられました。
また、ジャックフルーツという果物も食べました。
こちらは甘みが強く粘り気がある果物でとても美味しかったですが、食べ方が難しく、現地の方に笑われているメンバーもいましたw
その後はマタツに乗って宿泊場所に戻り、2日目が終了しました。
【2日目を通して】
初めて直接見たウガンダ人選手たちには大きな将来性を感じました。
身体能力の高さはもちろんのこと、アメリカや日本に渡ってプロとして活躍したいというハングリー精神が彼らにはあることを改めて確認することができました。
ただし、問題はそれを可能にする資金と彼らの練習環境ひいては生活環境の改善です。
現在の彼らには、野球を安定して継続できる(道具の購入等を含め)ほどの収入源は存在しませんし、トライアウトを受けるために日本に渡航する資金もありません。
渡航資金は私たちの募金活動やJICAの資金等によって工面できる可能性があるとしても、彼らが野球を継続しながら野球をするのに十分な収入を得られるようにならなければ、ウガンダに野球を根付かせる基盤をつくることは難しいと感じました。
3日目以降のウガンダ滞在での見聞と他国などでのビジネスの事例等を鑑みつつ、彼らに最適なビジネスモデルを構築したいと思います。
最後は真面目な感じになりましたが、楽しみつつ、今後の活動に活かせるような滞在にしたいと思います。
今後のレポートにも期待してくださいね。
それでは。
(山本)