ウガンダ野球を支援する会にダラダラ在籍している白石です。
コロナ禍の中で大学を卒業してそのまま大学院に進学したらサークル卒業のタイミングを見失いました。
今回はウガンダでよく食べられているヤギ肉のシチューを作っていきます!
以前ウガンダに行った時にスーパーマーケットのデリで買って食べたヤギ肉のシチューの味が忘れられなくて、日本に帰ってきてからずっと、どうしたら食べれるか…と考えていたのですが、
ある日、次のようなツイートを目にしました。
お、ヤギ肉買えるじゃん!しかも値段が手頃!とすぐさま注文。12/10の夜についに届きました……
というわけで、川添ヤギ牧場さんのヤギ肉を使ってヤギ肉のシチューを作っていきます!
目次
食材集め編
ヤギ肉は注文した。でもせっかくだからこの際、ウガンダの食卓を再現したい!ということで更なる食材集めを考えました。
ウガンダの食事は、シチュー的なメイン一品+米、マトケ、ポショなどの数種類の主食+付け合わせという構成にするのが一般的なようです。
すなわちメインは決まっているので、マトケやポショを用意すれば完璧!(付け合わせはレシピも不明だしいいや…)
……その前にまず、読者のみなさんは「マトケ?」「ポショ?」とはてなマークを浮かべていると思われるので、説明しましょう。
ポショ:とうもろこしなど、穀物を引いた粉をお湯で練ったもの。「ウガリ」で調べたほうがよくわかるかも。ポショはウガンダでの呼び名。味はしない。
というわけで、とうもろこし粉(コーンミール)とマトケを求めて買い物に行きます。
↓こちらの記事を当てにしてアメ横にあるカワチヤ食品に行ったのですが…
どうやらアフリカ食材の輸入を一手におこなっていた方が数年前にくにに帰ってしまい、現在はアフリカ食材はほとんどないとのことでした…残念!
マトケは諦めるしかなさそうです。
とうもろこし粉は売ってはいたのですが、アフリカでよく食べられる白いとうもろこしの粉はなく、黄色いものしかなかったので諦めて、屋台で昼ごはんを食べて大学へと帰りました…
大学に戻ったものの研究に手がつかず(ダメ学生!)、どうしたら白いコーンミールが手に入るか調べていると…とうもろこしの粉は南米料理のトルティーヤを作るのに使われていることに気づきました!
というわけで五反田にあるキョウダイマーケットに行き、(閉店ギリギリでした)白いとうもろこし粉(南米ではホワイトマサと呼ばれる)を買いました。やったね。
レシピ
食材が揃ったところで今回作るメニューは以下の通りです。
用意した食材は以下の通り!
シチュー (4人分)
・ ヤギ肉 (肩 250 g、バラ 250 g)
・ 水 300 mL
・ 赤玉ねぎ 2 個
・ トマト(中くらいの大きさ) 4 個
・ にんにく 1 片
・ しょうが (にんにく 1 片と同じくらいの量)
・ カレー粉 ティースプーン2杯くらい
・ ガラムマサラ ティースプーン1杯くらい
・ マギーブイヨン 1 個
ポショ (2人分)
・ とうもろこし粉 100 g
・ 水 適量 (300 mL くらい)
ムチョモ
・ ヤギ肉 (モモ 250 g)
・ 塩 適量
いざ調理!
シチュー
早速シチューを作っていきます。
① まず肩肉とバラ肉を適当な大きさに切っていきます。
↑写真上がバラ肉、下が肩肉。色が濃いなぁというのが第一印象
② きった肉を鍋に入れ、水 300 mLを入れて中火にかけます。肉の表面に赤い部分が見えなくなるまで茹でます。
③ 茹でている間に玉ねぎ、トマトを適当に切ります。トマトは賽の目切り、玉ねぎは一つをみじん切り、一つを薄切りにしました。
④ 茹で上がったら、茹で汁を別の鍋に移します。
↑茹でる前。思ってるよりも臭みがない。
↑別の鍋に移した煮汁
↑茹でて煮汁を移した後
⑤ 鍋に残ったヤギ肉を炒めていきます。適当なタイミングで、玉ねぎ、トマトを加えて炒めていきます。
↑みじん切りにした玉ねぎ、さいの目切りにしたトマトの順に加えたところ
⑥ みじん切りにした玉ねぎやトマトの形が完全に崩れたら、すりおろしたニンニク、しょうが、カレー粉、ガラムマサラの順に加えていきます。
↑カレー粉、ガラムマサラを加えた後
漂うカレーの香り……お前、カレーか!?カレーだろ!シチューじゃなくてこれカレーじゃん!
まぁ調べたところカレーもシチューの一種みたいですね…
食文化だけではなく大量の中古バイクがインドから輸入されていたりと、インドとのつながりは強いです。
⑦ 茹で汁を鍋に戻し、ブイヨンを加えて30分ほど煮ます。
⑧ 完成! 味が足りなかったら塩を適宜足すと良いと思います。
ポショ
次にポショを作っていきます。
① 水300 mL を沸かしておきます。
② コーンミール 100 g を鍋に入れます。
③ お湯を加えて練ります。
④ 鍋を弱火にかけながら適宜お湯を足します。完成形はふわっとした感じです。紹介したレシピよりは水が必要かもしれません。
ムチョモ
ムチョモは焼くだけです。はい。
実食!
完成しました!わーい。
いただきます!!!
お詫び:この時点で食欲のスイッチが全開になっており写真を撮ることなんか頭の中から消えてしまいました。従ってここからは写真が一切ございませんので僕の文章だけで味を想像していただきます。ご了承ください。
まずはシチューを一口...
シチューにしてしっかり煮込むとヤギ肉もちゃんと柔らかくなりますね。むしろちゃんと食感が残るから良いまである。
カレー粉もガラムマサラもたくさん入れていないので、完全にカレーというわけではなく、辛くなくてトマトや玉ねぎの甘さがちょうどいい!そしてなんといってもヤギ肉のダシがしっかり出ていてうまい!
次にポショと合わせてシチューを一口...
うん、うまい。心が一瞬でウガンダの球場の近くの大衆料理屋に到着。そこで後輩がめっちゃ残したポショを食べたのを思い出した。
ポショのふわっとした食感にスープが絡み、食感の最高なスープ(?)になる。ポショをつけると旨いスープを"食べる"ことができるのだ。
ちなみにポショだけを口に入れてみると...
無......
うん、味がしないですね。ポショ単体で食べて好きになる人はいないと思います。
次にビールを片手にムチョモを頬張ります。
...球場の横にお兄さんが売りに来てたやつだ!!! (第二回滞在レポート参照)
塩だけの味付けなんだけどヤギ肉はクセが強くなくて全然いける!
ヤギ肉はマトンとかラムよりも全然クセがない感じです。
草食なんでちょっと固さはあるんですけど、一口サイズに切ってあれば全然大丈夫ですね。
ウガンダで食べたのよりもだいぶ柔らかかった気がするのは、きっと川添ヤギ牧場さんの企業努力ですね。感謝!
...こんな感じでたっぷり食事を楽しみました!
現在実家暮らしなので両親にも振る舞ったのですが二人とも満足してました!
ヤギ肉と聞くと普段食べないせいかゲテモノっぽい感じもしますが、クセが強くなく、おそらく万人ウケする味だと思います。
みなさんもヤギ肉のシチューを作ってみてはいかがでしょうか?
紹介したレシピ動画を見ると調味料なんかはかなり適当な分量を入れてるのがわかると思うので、みなさんも適当にやってみて自分だけの最高のレシピを探してみてください。
僕はこれをスペシャルテにするべく、試行錯誤しながら定期的に作っていこうと思います。
※ちなみにポショはマジでお腹の中で膨れてめっちゃお腹いっぱいになるので、作りすぎないように注意してください。
コロナ禍の中で大学を卒業してそのまま大学院に進学したらサークル卒業のタイミングを見失いました。
今回はウガンダでよく食べられているヤギ肉のシチューを作っていきます!
以前ウガンダに行った時にスーパーマーケットのデリで買って食べたヤギ肉のシチューの味が忘れられなくて、日本に帰ってきてからずっと、どうしたら食べれるか…と考えていたのですが、
【第2回】ウガンダ滞在レポート
ヨシノカンジ
ウガンダ野球を支援する会
ある日、次のようなツイートを目にしました。
Twitter 高知かわうそ市場 【高知県のヤギ牧場を助けて!】
https://twitter.com/kawausoichiba/status/1456169846073282565?s=20
お、ヤギ肉買えるじゃん!しかも値段が手頃!とすぐさま注文。12/10の夜についに届きました……
というわけで、川添ヤギ牧場さんのヤギ肉を使ってヤギ肉のシチューを作っていきます!
目次
- 食材集め編
- レシピ紹介
- いざ調理!
- 実食!
食材集め編
ヤギ肉は注文した。でもせっかくだからこの際、ウガンダの食卓を再現したい!ということで更なる食材集めを考えました。
ウガンダの食事は、シチュー的なメイン一品+米、マトケ、ポショなどの数種類の主食+付け合わせという構成にするのが一般的なようです。
すなわちメインは決まっているので、マトケやポショを用意すれば完璧!(付け合わせはレシピも不明だしいいや…)
……その前にまず、読者のみなさんは「マトケ?」「ポショ?」とはてなマークを浮かべていると思われるので、説明しましょう。
マトケ:バナナの一種。フルーツバナナとは味も食感も異なる。ちなみに生では食べられなくて、茹でてマッシュポテトのように潰して食べる。味はほのかに酸っぱい栗きんとんあるいはスイートポテト。
マトケ Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%88%E3%82%B1
ポショ:とうもろこしなど、穀物を引いた粉をお湯で練ったもの。「ウガリ」で調べたほうがよくわかるかも。ポショはウガンダでの呼び名。味はしない。
ウガリ Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%AC%E3%83%AA
というわけで、とうもろこし粉(コーンミール)とマトケを求めて買い物に行きます。
↓こちらの記事を当てにしてアメ横にあるカワチヤ食品に行ったのですが…
日本でつくるウガンダ料理(マトケ・ポショ&牛のシチュー) : ビジネスマンも国際協力ボランティア@ウガンダ+その後の出来事
どうやらアフリカ食材の輸入を一手におこなっていた方が数年前にくにに帰ってしまい、現在はアフリカ食材はほとんどないとのことでした…残念!
マトケは諦めるしかなさそうです。
とうもろこし粉は売ってはいたのですが、アフリカでよく食べられる白いとうもろこしの粉はなく、黄色いものしかなかったので諦めて、屋台で昼ごはんを食べて大学へと帰りました…
というわけで五反田にあるキョウダイマーケットに行き、(閉店ギリギリでした)白いとうもろこし粉(南米ではホワイトマサと呼ばれる)を買いました。やったね。
レシピ
食材が揃ったところで今回作るメニューは以下の通りです。
- ヤギ肉のシチュー
- ポショ
- ムチョモ (焼き鳥的な串焼き肉の総称、今回はヤギ肉を使用)
ヤギ肉のシチューは Uganda: How to Make Goat Stew & Kalo (Millet Bread) | Surrey Fusion Festival のレシピを参考に作っていきます。
広大なネットの海の中でも、ウガンダ人のお姉さんが作っている動画付きのレシピのものにしました。現地の人が作っているなら間違いない。レシピも簡単そうだし。ポショは ウガンダレシピ★ウガリ by 名古屋難民支援室 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが362万品 のレシピを参考にしました!
ムチョモは…串に刺して塩ふって焼くだけです。用意した食材は以下の通り!
シチュー (4人分)
・ ヤギ肉 (肩 250 g、バラ 250 g)
・ 水 300 mL
・ 赤玉ねぎ 2 個
・ トマト(中くらいの大きさ) 4 個
・ にんにく 1 片
・ しょうが (にんにく 1 片と同じくらいの量)
・ カレー粉 ティースプーン2杯くらい
・ ガラムマサラ ティースプーン1杯くらい
・ マギーブイヨン 1 個
ポショ (2人分)
・ とうもろこし粉 100 g
・ 水 適量 (300 mL くらい)
ムチョモ
・ ヤギ肉 (モモ 250 g)
・ 塩 適量
いざ調理!
シチュー
早速シチューを作っていきます。
① まず肩肉とバラ肉を適当な大きさに切っていきます。
↑写真上がバラ肉、下が肩肉。色が濃いなぁというのが第一印象
② きった肉を鍋に入れ、水 300 mLを入れて中火にかけます。肉の表面に赤い部分が見えなくなるまで茹でます。
③ 茹でている間に玉ねぎ、トマトを適当に切ります。トマトは賽の目切り、玉ねぎは一つをみじん切り、一つを薄切りにしました。
④ 茹で上がったら、茹で汁を別の鍋に移します。
↑茹でる前。思ってるよりも臭みがない。
↑別の鍋に移した煮汁
↑茹でて煮汁を移した後
⑤ 鍋に残ったヤギ肉を炒めていきます。適当なタイミングで、玉ねぎ、トマトを加えて炒めていきます。
↑みじん切りにした玉ねぎ、さいの目切りにしたトマトの順に加えたところ
⑥ みじん切りにした玉ねぎやトマトの形が完全に崩れたら、すりおろしたニンニク、しょうが、カレー粉、ガラムマサラの順に加えていきます。
↑カレー粉、ガラムマサラを加えた後
漂うカレーの香り……お前、カレーか!?カレーだろ!シチューじゃなくてこれカレーじゃん!
まぁ調べたところカレーもシチューの一種みたいですね…
インドの食文化はウガンダでもかなり根付いていて、サモサ(インド料理)がウガンダの伝統料理の顔をして出てきます。いや、インド料理じゃん。List of stews Wikipedia
食文化だけではなく大量の中古バイクがインドから輸入されていたりと、インドとのつながりは強いです。
⑦ 茹で汁を鍋に戻し、ブイヨンを加えて30分ほど煮ます。
⑧ 完成! 味が足りなかったら塩を適宜足すと良いと思います。
ポショ
次にポショを作っていきます。
① 水300 mL を沸かしておきます。
② コーンミール 100 g を鍋に入れます。
③ お湯を加えて練ります。
④ 鍋を弱火にかけながら適宜お湯を足します。完成形はふわっとした感じです。紹介したレシピよりは水が必要かもしれません。
ムチョモ
ムチョモは焼くだけです。はい。
実食!
完成しました!わーい。
いただきます!!!
お詫び:この時点で食欲のスイッチが全開になっており写真を撮ることなんか頭の中から消えてしまいました。従ってここからは写真が一切ございませんので僕の文章だけで味を想像していただきます。ご了承ください。
まずはシチューを一口...
わっ!これ完全にウガンダで食べたGoat stewの味だ!!!
ウガンダ人のお姉さんが作ってるレシピ動画のやつを選んでよかった〜〜〜
まさに本場の味!!!
シチューにしてしっかり煮込むとヤギ肉もちゃんと柔らかくなりますね。むしろちゃんと食感が残るから良いまである。
カレー粉もガラムマサラもたくさん入れていないので、完全にカレーというわけではなく、辛くなくてトマトや玉ねぎの甘さがちょうどいい!そしてなんといってもヤギ肉のダシがしっかり出ていてうまい!
次にポショと合わせてシチューを一口...
うん、うまい。心が一瞬でウガンダの球場の近くの大衆料理屋に到着。そこで後輩がめっちゃ残したポショを食べたのを思い出した。
ポショのふわっとした食感にスープが絡み、食感の最高なスープ(?)になる。ポショをつけると旨いスープを"食べる"ことができるのだ。
ちなみにポショだけを口に入れてみると...
無......
うん、味がしないですね。ポショ単体で食べて好きになる人はいないと思います。
次にビールを片手にムチョモを頬張ります。
...球場の横にお兄さんが売りに来てたやつだ!!! (第二回滞在レポート参照)
【第2回】ウガンダ滞在レポート
ヨシノカンジ
ウガンダ野球を支援する会
塩だけの味付けなんだけどヤギ肉はクセが強くなくて全然いける!
ヤギ肉はマトンとかラムよりも全然クセがない感じです。
草食なんでちょっと固さはあるんですけど、一口サイズに切ってあれば全然大丈夫ですね。
ウガンダで食べたのよりもだいぶ柔らかかった気がするのは、きっと川添ヤギ牧場さんの企業努力ですね。感謝!
...こんな感じでたっぷり食事を楽しみました!
現在実家暮らしなので両親にも振る舞ったのですが二人とも満足してました!
ヤギ肉と聞くと普段食べないせいかゲテモノっぽい感じもしますが、クセが強くなく、おそらく万人ウケする味だと思います。
みなさんもヤギ肉のシチューを作ってみてはいかがでしょうか?
紹介したレシピ動画を見ると調味料なんかはかなり適当な分量を入れてるのがわかると思うので、みなさんも適当にやってみて自分だけの最高のレシピを探してみてください。
僕はこれをスペシャルテにするべく、試行錯誤しながら定期的に作っていこうと思います。
※ちなみにポショはマジでお腹の中で膨れてめっちゃお腹いっぱいになるので、作りすぎないように注意してください。
白石さん、素敵な記事拝見しました!こういう料理も楽しんで国のことを知れる方法かもしれないですね!また記事楽しみにしています!
ヤギ肉のシチュー美味しそうですね!!!
どんな味なのか、食べてみたいです!!!