2日目
フライトの疲れもあり、前日に早く寝たので比較的朝早くに目覚めました。ホテルの朝食は8〜10時の間に出されるとのことだったので、8時過ぎくらいにリビングに行き、待っていました。ホテルの朝食はシェフが作ってくれ、寝室からリビングに行く時にキッチンを通るので料理の様子を見ることができます。

この日の朝食はロレックスとフルーツでした。
ロレックスはウガンダのソウルフードであり卵焼きをチャパティの上にのせて巻いた料理です。ウガンダの「ロレックス」は、現地の食文化を象徴するユニークで親しみやすい料理なのでウガンダに来たら絶対食べるべきです。
朝食を待っているときに同じホテルに宿泊している日本人の女の子二人組に会いました。彼女らはルワンダでボランティアをしていて、ウガンダにちょうど観光しに来ていたそうです。ウガンダに来て早々、日本人の人に会って驚きましたが、それと同時になんか安心しました。
朝食を食べ終えた後に、ドライバーのアイザックと付き添いを頼んでいたJBがホテルまで来てくれました。前日にウガンダに到着したばかりですが、今日の目的地はジンジャです。
ジンジャはウガンダ東部に位置する都市で、ナイル川の源流があることでも有名です。カンパラから車で2時間半ほど行くと着きます。

昼食を食べたのちに、ナイルの源流を見に行くことになりました。
ジンジャには1862年にイギリスの探検家ジョンスピークが見つけた、ヴィクトリア湖から流れ出るナイル川の起点があります。
私たちも源流を拝むべく、ボートクルーズのツアーに参加しようとなったのですが、ボートに乗るまで過程は一苦労でした。というのもガイドの人がボートオプションの概要やツアー別の料金の説明をしてくれたのですが、話が長く、料金システムが複雑であったことから、まず説明を理解するのが大変でした。
私は、時間を惜しんで金で解決するというより、手続きが面倒でも安くなる方法があるならとことん安くしたいタイプなので、頑張って質問したり、安くなるように交渉しました。しかし、残念なことにガイドの人は全然親切じゃなく、私が質問したことに対してもひたすら最初の長い説明を繰り返すだけで要点をまとてくれたりするということもありませんでした。ただひたすら安全性を強調して、私が提示した予算を大幅に超えた高い料金のツアーを勧めてくるのです。

結局、20分ほど粘った挙句、周りからの圧力に負け、渋々考えていた予算の2倍以上の料金でクルーズに参加することになりました。(一人当たり7000円!!!)
ボートクルーズはナイルの源流のそばの公園からボートに乗り、ヴィクトリア湖とナイル川の境目を巡るツアーでした。道中にはカワセミやサルなどの野生動物も見られ、実際に水が湧き出るスポットのそばには浮島のような場所があり、安定した場所からナイルの源流を近い距離で見ることができました。

ナイル川源流を後にした私たちが次に向かったのは、運転手のアイザックが野球を教えに行く小学校・中学校でした。特に野球を現在やっている様子はないものの、とりあえず広いグラウンドの様子を見て、中学校の各クラスに挨拶だけして、そこを後にしました。
本日最後に訪れたのはイマニミニストリーという野球をやっている孤児院でした。元々今日、ジンジャに来たのはここへアポをとっていたからで、ここが私たちがウガンダで実際に野球を見る最初の場所となりました。
イマニミニストリーはアメリカ人のジェサさんが運営している孤児院で、見晴らしのいい丘の上にありました。また、イマニミニストリーには日本人のボランティアの人も1人いて、野球を子供達に教えていました。たどり着くまでに若干道に迷ったものの、そこに到着した時にはすでに十数人の子供たちがキャッチボールをしたり、ノックを受けていたり、野球をして遊んでいました。イマニミニストリーは野球のレベルも私が思っていたよりもかなり高く、みんなが楽しそうで雰囲気も良い、とても素敵な場所でした。

イマニミニストリーで2,3時間、子供達と野球をしたり、そこの野球コーチやジェサさん、日本人のボランティアの方とお話をしたりして活動を終える頃にはあたりが暗くなっていました。
この日はカンパラの宿に帰る必要があったのですが、お腹が空いていて、カンパラに着く頃には会いている店を探すのが難しくなりそうだったためジンジャのレストランで夕飯を食べてから帰ることにしました。レストランは洋食のメニューが中心でハンバーガーやピザなどがありましたが、ローカルフードもありました。
レストランでの食事は美味しかったのですが、注文から料理が出てくるまで時間がかかったので帰る時間はかなり遅くなってしまい、ホテルに着いたのは24時すぎでした。
ジンジャはカンパラから日帰りで行けるとは思いますが時間・体力的には一泊するのが無難かもと思いました。