仕事においては常にトラブルや障害は起きるものですが、その中には事前に想定や示唆できるものも多くあります。
常に最悪の事態を想定して準備や動向を把握し、複数の予備案を用意しておくことで、対応が後手に回らないような想定を心がけています。
常識や固定概念に縛られたままでは、新しいものを創造することは難しい場合があります。 そのため、思考を柔軟にし、今あるものに縛られず、常に柔軟な思考を続けることを意識しています。 「人間は考える葦である」との言葉の通り、考えることが人の尊厳ではないかと思っていますので、考えることを止めないよう心がけています。
制作部門においては、品質もさることながら、スピードも最重要の要素となります。
経験上、クライアントの信頼をいち早く獲得する最善策の一つが、対応速度の速さだと感じています。求められる以上の品質をより高い生産性・即応性で対応することを最大のミッションと捉えています。
課題解決にしろ、UXD(ユーザー体験設計)にしろ、あらゆる問題点や課題、違和感などは、そのほとんどが小さな事柄の積み重ねから生まれるのではないかと思っています。
逆に、決定的に大きな問題は誰もが容易に気づけるので、すぐに直せるものであれば、問題にはなりえないのかもしれません。
小さな問題が複雑に入り組むから、いわゆる「闇が深い」というような状況を生んでしまうと思えます。
私は、日々のちょっとした勘違いや違和感、ちょっと気になったことなどに対して、「小さいからいいや」と見逃すのではなく、しっかりとその細かな事柄に目を向け、そこから大勢を良化するヒントを見つけるべきと考えています。
そのような機微に目を向けることができれば、それ以上に大きな問題にもしっかりと立ち向かえるのではないかという期待も込めて。
それは「ビジョン」や「夢を描く」ようなことにも同じことが言えると思っていて、自分を深く知り、人をよく理解し、状況を鋭く把握するためにも、機微に目を向けることに細心の注意を払っていきたいと考えています。
【よく観て、よく聴く】
https://pando.life/qwintet/article/38730
【性格分析】
https://pando.life/qwintet/article/38491
【プロフェッショナルの「仕事」とは】
https://pando.life/qwintet/article/20712
【この先40年後も忘れないでほしい話】
https://pando.life/qwintet/article/2000
【デザイン部の仕事と求職者への思い】
※インタビューを受けたのが2018年夏なので、一部数字が古いです。
https://pando.life/qwintet/article/240